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人生初めての捻挫 inカナダ 後編

前回の記事でようやくレントゲン写真を撮るための紹介状をゲットするところまで書きました。
日本であればすぐに外科に行って、レントゲンを撮って骨に異常がないか見てもらって、なんらかの処置をしてもらう流れが普通だけど、ここは異国の地カナダ。何もかもがスムーズにいかない。
ドクターからもらった地図を握りしめ、レントゲンを取りに車で10分ほどのクリニックへUberで向かった。

結果はいかに

車に乗り込んだら後部座席のシートにもヒーターついてて、寒いだろうからヒーターつけて温まってね。とドライバーの優しさが荒んだ心に染みた。
この間のFordの運ちゃんと違ってホスピタリティを感じられた。笑
目的地付近に来ると、どうやらクリニックが駐車禁止の大通りに面していたので、ここ本当は停まれないからクイックに降りてね!と、ドライバー。
いや、今クイックに動けない!なんて言えずに、OK!と快諾し、車が停車するやいなや足の痛みを我慢してなんとかクイックムーブで下車に成功。
建物に入りレントゲン撮影のセクションがある4階へ。受付を済ませ待合室でしばし待機。内心また待つのか。今度はどれくらい待たされるんだろうと不安に思っていたけど、10分くらいで名前を呼ばれレントゲン室へ。
撮影は3分もしないで終了し待合室へ戻る。
また、名前が呼ばれるまで待つ。さぁ、結果はいかに。
ところが、30分ほど待っても私の番がこなくて、私の後から来た患者がどんどん病院を後にしていくのを目にして、怪しいぞと。
院内の案内とかくまなく眺めていたら、今日の結果は後日お知らせします。みたいなことが書いてある貼り紙を見つけ、不安になったので受付のお姉さんに恐る恐る尋ねた。
「結果は今日この場でもらえないんでしょうか?」
お姉さんが早口で答えたけど、全然何言ってるかわからない。笑
ここで英語の壁きたー!と思いながらも、聞き返して必死に理解しようとするけどマジでわからない。ネイティブでも聞き取りやすい英語となんとか頑張れば聞き取れるタイプと1ミリも聞き取れない英語があって、このお姉さん1ミリも聞き取れないタイプの英語だった。(お姉さんではなく自分が悪い)
多分3回くらい聞き返して、何を言っているか正確には聞き取れなかったけど、今日はこの場で結果もらえなくて後日何か異常があれば連絡がくるというざっくりした内容を理解して病院を後に。

まずは自分を褒めよう

ここまで雑に扱われると、捻挫くらいで騒いでる自分がおかしいのだろうか?となぜか自分を責め始めてしまう。
足は痛むけどなんとか立ててるし、かろうじて歩けてるし、多分骨には異常ないだろう。だから大丈夫。と。
結局帰宅したのが午後の4時頃。朝起きの努力も虚しく一体私の足はどうなってしまったのかわからず一日が終わってしまった。
その後帰ってきたルームメイトにもどうだった?と聞かれるも、どうだったもこうだったも写真を撮ってそれで結果はまだわからないと。
空っぽで実りのない1日を過ごしたような気がしてどっと疲れたけど、まぁよく一人で病院に行きレントゲンを撮るとこまでできたなと、自分を褒めてなんとか気持ちを落ち着けた。

でもやっぱり不安

とはいっても、やっぱり不安で、次の日になってもまた次の日になっても連絡はこない。No News Is Good Newsとか言うけど、連絡がないということは特に異常はなかったんだろうなと察した。
でも外脛骨がかなり痛むし、まともに歩けない状態は変わらず。
周りの人に相談すると病院に電話してみたら?とのこと。
電話キター。嫌いすぎる。しかも英語で。
過去に英語で問い合わせしたり、面接したり、フードオーダーしたり、もちろん電話をかけた経験はあるけど、私にとってはハードルが高い。
でも自分の健康のことだし、勇気を振り絞って電話することに。
電話してみると意外と喋れて、相手の言ってることも聞き取れて、レントゲンの結果は基本的に異常があったら連絡するシステムで、もし直接ドクターと会って話したいなら予約無しでいつも通りの流れで病院に来てくださいとのこと。
また長時間待たされるのか、、と憂うつになりながらも、まずはドクターに会って話してみようということで、翌日早起きして病院へ。
案の定受付で1時間くらい待たされ、その後2−3時間ほど待たされた。今回は前回の学びを生かして、パソコンと充電器持参で近くのお気に入りのカフェで時間をつぶした。
連絡が入り病院に戻ると、30分くらいでプライベートの診察室へ通される。
ようやくドクターに会えると思ったら、そっから更に3-40分くらいまたされ、昼の12時半くらいにようやくドクター現れる。
その場で歩き方を見せたり、アドバイスを受けて、一応炎症を止める薬も処方してもらった。
本当はフィジオセラピーをすすめるけど、保険がきかないと高いから家でもできるエクササイズのリーフレットを渡すね。ということで、プリントを何枚かもらい診察は終了。
何か処置したわけでもないけど、ドクターに会って話せたという安心感がすごい。笑
その後は処方された薬をもらいに薬局へ。スタッフの人が30分後にまた来てくださいと。ええその場でもらえないの?
日本の薬局なら受け付けて、5−10分待てば大体もらえるけど、なんと30分!仕方ないので痛い足を引きずり近くの図書館へ避難。
まじで本当につらい病気の時とかみんなどこで過ごしてるの?
薬局もドラッグストアの中で待合室みたいなところはないし、本当にこの国で病気とか怪我とかしたくないと切実に思った。
30分後薬局へ戻り無事薬を受け取り帰宅。

少しずつ回復に向かう

そんなこんなで怪我をしてから3週間後に病院に行き、ドクターに会って薬を処方してもらってなんやかんやして1ヶ月も経ってしまいました。
それでもまだ当分痛くて、この記事を書いている2月中旬の今は通常の生活に戻ってます。
外脛骨の痛みは治るのにもう少し時間がかかりそうなのと、足首も根気よくエクササイズして徐々に元の状態に戻していきたい。
ストレッチの他にもマグネシウムのジェル塗ったり、マグネシウム飲んだり、思いつくことはできる限りしてるけど、本当は日本に戻って整体とかいってきちんと治したい。
タイミング的に今は帰国できないので、まずはできることをやって治すしかないですね。

健康意識高まる

捻挫をしたことで日々の健康意識がこれまでにも増して高まった気がする。
とにかく医者にかかりたくないので、かかりたくないというか、かかれないので、日頃から栄養のある食事を取ったり、身体を動かすことの大切に気づかされた。
今回はアクシデントだったけど、足元にももっと注意して生活しよう。笑
住宅街の歩道とかボッコボコに穴空いてたり、地面隆起して盛り上がってたり、そこら中にトラップがあるので、本当に足元に注意。
ちなみに今回はスロープだと思って歩いてたら、実はスロープではなくて、段差が2段くらいあるとこで、その段差を踏み外して派手に転びました。

2024年とんでもない幕開けだったのですが、めげずに楽しく過ごしていきましょう。
(記事の表紙の写真は病院の番号札です。もう病院は勘弁!)
ここまで読んでくださりありがとうございました :)

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