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ケアマネでもリモートワークができる条件3つ

おはようございます、ちはるです。

今日からまた新しい1週間ですね。
私も新しい職場で2週間働き、少しずつ慣れてきました。

度々話題にしてきましたが、新しい職場はリモートワークが可能。
担当している利用者の家を訪問するというのは必須なのですが(月に40~50件くらいですかね)、それ以外の電話対応や事務作業は、職場でやっても自宅でやっても構わないということになっています。
さすがにその日の気分で決めたりはできませんが(笑)、あらかじめ「この日は午前に外回り、午後から在宅勤務します」とか「この日は午前に在宅勤務、午後からは事務所で作業」というように申告しておいて、在宅勤務をすることが可能です。

ケアマネといっても、施設に入所している方を担当する施設ケアマネでは在宅勤務は無理だと思いますが、自宅で生活している方を担当する居宅ケアマネは在宅勤務が可能なんですね。
私の会社がものすごく珍しいというわけではなく、在宅勤務を認めているケアマネの会社は多少あります(他にも出社と在宅勤務を併用しているケアマネ仲間がいます)。

この2週間、こういう働き方をしてきて(まだ新しい職場に入ったばかりということもあって、在宅より会社で作業するほうが多めではありますが)、ケアマネが在宅勤務をするには3つの条件があるかなと感じたので書いてみようと思います。


1 職場の体制

まずは職場の体制ですね。当然ながら在宅勤務を認めている会社でないと実現は無理。大きな法人ほど融通が効きにくく、新しいことを取り入れるのに時間がかかるので、在宅勤務をすでに取り入れている会社で働いたほうが早いです。

また、ケアマネの事業所は何かしら介護用ソフトを使って仕事をします。ソフトの種類によっては会社でないと(サーバーと繋げないと)利用できないものもあるので、会社でどのソフトを使っているかもポイント。
有名どころだと、カイポケというソフトなら、インターネット環境さえあれば、自宅でも、移動の合間の車内でも作業ができます。

2 自宅の環境

自宅の環境としてはインターネットが使えれば、介護用ソフトを使ってほとんどの文書作成ができます。
私の会社の場合、iPadとスマホは会社から支給されたのですが、パソコンは支給されず。iPadでも作業が完結できないことはないのですが、不便なのでパソコンは買いました(副業でも使いますしね)。

個人情報は基本的に持ち出さず、紙ベースのものは事務所で保管しているのですが(介護保険の世界では、紙ベースでの保管が必要な書類がいろいろあるんです)、持ち出すiPadやスマホにも情報が入っているので、管理には気を付ける必要があります(もちろんロックをかけてありますが)。

データ保管で差し支えない書類は印刷しないのですが、どうしても印刷が必要な書類もあるので、自宅にプリンターを用意するか、印刷したいときには会社へ行く必要があります。
私は他の事情もあって会社の近くに住むことにしたので、印刷したいときは会社に行っています。
(あとは病院へ書類を送るときには未だにFAXが基本なので、そのときは出社するか、会社にいる同僚に頼んで代わりに送ってもらうことになります。)

3 ケアマネとしての経験

これがいちばん大事だと思うのですが、ケアマネとしてある程度の経験がないとリモートワークは難しいと思います。その理由は2つ。

①自分で判断する必要があるから

ケアマネは一人前になるまで時間がかかります(体感としては早い人で2~3年)。ある程度の経験を積まないと、その時々での的確な判断ができません。(ケアマネに合格するとすごくたくさん研修を受けるのですが、それだけでは全く足りないです。)

ある程度の経験があれば、「自分で判断していいことなのかどうかの判断」ができます。
経験が少ないケアマネだと、自分で判断していいことなのか、上司に確認が必要なことなのか、市町村などへ確認が必要なことなのか、そこの判断がつかないですね。

介護保険の決まりの中で、「いつまでにこれをやらなければいけない」「この段階でこの書類が必要」ということがすごくたくさんあるので、それを把握して自分でタスク管理をする必要もあります(その決まり事が守れていないとペナルティーが課されるので結構厳しいです)。

②業務の範囲が広がりすぎないようにする必要があるから

リモートワークをするとなると、社用携帯を持ち帰ってそれで利用者や関係機関とやり取りをすることになります。

ケアマネの電話対応については以前記事にしたのですが、本来の業務範囲以外の役割を抱え込むとしょっちゅう電話がかかってくることになり、自分が大変になります(中には「いろんなところから電話がかかってくる忙しい自分」が好きなのか、余計な仕事まで抱え込んでいるケアマネもいますが…)。

利用者に対して、ケアマネの役割や業務範囲をきちんと伝えておく。
そうすると時間外の電話はかかってきません(例えば、具合の悪いときにケアマネに電話されてもどうしようもできないので、主治医に相談するなり、訪問看護師に緊急訪問してもらうなり、救急車を呼ぶなりしてもらえばいいのです)。

これは地域性もあると思います。独居の方や家族がいない方が多いエリア、権利意識の高い人が多いエリア(要は街中です)だと、ちょっとしたことでも電話がかかってきがちですが、やはり最初のケアマネの関わりが重要だと思います。ケアマネが業務外のこともいろいろ引き受けていると、関係ないことまで電話がかかってきます。

関係機関に対しても、ケアマネの業務範囲や営業時間をきちんと伝えておく必要があります。

ケアマネとしての本来の業務の範囲の線引きが理解できていて、相手にもきちんと説明できることが必要となると、経験が少ないケアマネには難しいんですよね。

他には(どんな業種でも共通だと思いますが)自己管理ができないと在宅勤務は難しいですね。


今日は、私がケアマネとして2週間在宅勤務をしてみて感じた、ケアマネでもリモートワークができる条件を3つ挙げてみました。
他にリモートワークをされているケアマネさんからもご意見いただけたら嬉しいです。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。


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