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春の喜びを食す〜もっと、ふきのとう!

山菜シーズン真っ盛り!産地として多い東北でも本格的な春を迎え、店先に並ぶ種類も増えましたね。
葉物はぐんぐん伸びてきます。
筍もかなりサイズアップしてきて、もはや我が家の鍋には入らない…そろそろお別れかなと、保存用にびん詰めにした矢先…
姫竹が出始めたのを見つけて嬉しい限り。



山菜、楽しんでますか?

山菜って個性が強くて、処理方法もいろいろ。
ぶっちゃけ少し面倒。でもその手間のかかるところ、可愛いんだなぁ。

さて今回は、ふきのとうの楽しみ方を私なりに。

まずは天ぷらが定番でしょうか。
下処理いらないし、手軽で簡単。
クセのあるものは、衣付けて揚げちゃえばとりあえず旨い!天ぷらとは素晴らしい調理法かな…。
刻んだふきのとうと天ぷら粉を水で溶き、それを衣にして魚介を揚げても、風味の良いものです。

そしてご飯に合う、ふき味噌。   

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近所の八百屋のふきのとう。ちょっとサイズ感がおかしいコがいたので(笑)縦に割って使いました。
大きいままだと中心まで火が入りづらく、アクがまわって黒くなってしまいます。

まずふきのとうを湯がいたら、刻んで、味噌と練り合わせていきます。
甘味はごく控えめに。
苦味と塩気の角を、少し丸くするくらい。
出来て日にちがたつと、馴染んで甘味が出て来ますから、充分。
うちで使う自家製の味噌は香りが強いから、少し火にかけて味噌の風味をとばす。するとふきのとうの香りがたってくる。

あったかいご飯もちろんのこと。野菜につけてお酒のつまみに。焼いたお肉なんかも、この苦味でさっぱり食べられる。

そしておススメしたいのがマリネ。
以前は湯がいてそのままタッパー保存し、その都度料理に混ぜて使っていたのだけど、ちょっと色が変わりやすいの。
そこで、保存性を高める為にオリーブオイルで和えてみたら

これがめっちゃ美味しい!

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湯がいたら水にさらし、ぎゅっと絞ります。
少しの塩とオリーブオイルで和えて出来上がり。オイルでコーティングされて苦味がおだやかになり、ふきのとうの旨さが引き立ってきます。
あぁ、こんなに甘いんだって、分かるよ。

そのまま食べても美味しいし、お料理にちょっと加えると香り豊かな一品に。細かく刻んであるから、日々の料理に「ちょい足しふきのとう」を楽しめます。

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これはマリネを加えた納豆。
ふきのとうの香りを楽しみたいので、醤油ではなく梅干しで味付け。さっぱりして風味が良く、美味しいものですよ。

私は梅干しを自分で漬けるので、その時に出来たゆかりと、出汁ガラの鰹節で梅おかかを作っています。それを混ぜるの。
納豆に付属のタレは使わずに、まずは味わってみて欲しいな。

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アンチョビとも合います。
ホタルイカ、アンチョビ、ふきのとうの組み合わせは最高に好き。パスタとかたまらんっ!

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そしてお豆腐に乗せて。この日は、醤油漬けにした花わさびも添えました。こごみも手頃に出回っていますね。ピーナッツ酢味噌で頂きました。
春の山菜天国!日本酒カモン!

ふきのとうは食感より香りを楽しむ山菜。
まとめて買って、都合のいいように下ごしらえしておけば、手軽に長く楽しめるし
少しの量でも季節を感じさせてくれます。

少し面倒、けれど可愛いやつら。
もっとふきのとう、もっと山菜を、楽しみましょう。








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