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白菜が主役。くたくた白菜と豚バラのおから

昔から好きなおかずの1つがおから。
近所の和食屋さんのは具沢山で、少し甘めのやつ。行くたびに注文してしまいます。丁寧に作られたおからを出してくれるお店って、なかなか無いものです。
いろんな具材を入れるのも好きだけれど、意外と手間のかかる料理で
お店ではしっとり感を出す為、ミキサーにかけたり溶き卵を混ぜ込んだりするやり方を教わりました。

今回、使う具材はしぼり、旬の白菜と豚肉のみ。
手軽なこの2つを組み合わせて作ったら、とんでもなく美味しいおからが出来ました。

白菜は、これでもかー!というくらいの量を使いますので、大きめのお鍋で作って下さい。
くたくたに煮込んだ白菜と、脂の溶けた豚肉。
この旨味をたっぷり含んだおからを、ふーふー言いながら食べるとたまりません。

豚バラ肉はスライスしたものでももちろん美味しくて、いつもはそれで作っていたのどけど、
ふとねかせておいた塩豚で作ってみたら、びっくりするくらい美味しい。
豚肉に塩をすり込んで作る、あの塩豚です。
今回はバラ肉に3%の塩をまぶし、3日間置きました。
優しい食感の白菜とおからに、ごろっとした豚肉の食感がメリハリを出してくれます。
そして豚肉自体にしっかり塩味がのっているので、あっさりなのにぼやけた味になりません。
もちろん、スライスされたお肉でも充分美味しいので、たっぷりの白菜と煮込んでみてくださいね。

では材料です。

白菜 1/4カット
豚ばらブロック(塩3%をまぶす)200〜250グラム
おから 300グラム
水 3カップ
白だし
うす口醤油(もしくは塩と濃口醤油)

まずは白菜。
根元と葉に切り分け、加えるタイミングをズラします。加熱すると水分が抜けるので、少し大きめに。

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そして塩豚。
少し厚めに切り、食べ応えを出します。
とろとろになった白菜に、ゴロッとした豚肉が合うんです。

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強火で炒め、色が付いて脂が出てきたらおからを加えます。

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豚から出た脂を全体に絡めるように、少し炒ります。
そしてまずは白菜の固い根元側を水と一緒加え
蓋をして火を弱め、蒸し煮に。
およそ20分後、葉の部分と調味料を加えて蓋をし、更に20分。豚肉から塩気が出るので、調味料は控えめにとどめ、途中で何度か混ぜてください。

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調味料が加わると、白菜のどんどん水分が出てきますよ。
こんなに白菜を入れて平気なのかと一瞬とまどいますが笑、大丈夫。
ゆっくり、ゆっくり、炊きましょう。

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全体が馴染み、白菜のかさもだいぶ減りました。
あとは好みのしっとり具合になるまで、水気をとばして下さい。

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塩豚の風味を生かしたかったので、あっさりめの味付けにしましたが、仕上げに味噌をひとすくい入れても美味しい。
ちなみに私は、水分多めのにしっとり仕上げるのが好みです。更に煮汁を残した、つゆだくのおからもなかなか美味しいもの。

冬の旨みをぎゅっとつめこんだ、おから。
染み渡る美味しさです。



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