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肌に悩む人に届けたい!周南市のことも知ってほしい!惠良さんが「FUKUSOAP」にかける想い

周南市市民ライターのchiharuです。
今回は、周南市のふるさと納税の返礼品としても登録されている「FUKUSOAP」について、Fleur Parlerフルールパルレ代表の惠良賀子えらよしこさんに開発にかけた想いや、今後の展望についてうかがいました。

惠良さんとの出会いは、以前横浜で開催された「第9回ふるさとチョイス大感謝祭2023」です。こちらの記事もぜひご覧ください。

石鹸開発のきっかけは息子のアトピー

ーーFleur Parlerさんは、お花の教室やギフトを中心にサービス展開されてますよね!なぜ石鹸の開発を始められたんでしょうか?

現在大学生の息子がいるんですが、小学生の頃にアトピーがあるとわかり、詳しく診てもらうと、着るものに原因があるとわかりました。肌が乾燥に弱かったようで、合成繊維の服や体操服が着られないなどの悩みがあったんですね。
それであるとき「柔軟剤が合わないのかも?」と思い、いろいろ試した結果、手作り石鹸なら大丈夫かもしれないと思いました。そこから商品開発にいたり、ふぐのコラーゲン入りの石鹸を開発して販売しています。

ーー息子さんのアトピーが原動力だったんですね!

息子のアトピーをきっかけに、敏感肌に悩む親子を笑顔にしたいと思いました。
洗濯にも時間がかかるので、自分の時間をとるのは難しいけど、独身の頃みたいにおしゃれもしたいし、遊びにも行きたい。
こんなふうに悩んでいる方がほかにもいるんじゃないかなって思って。誰かのためになったらいいなっていう思いで、今も動いています。

経営の知識もスキルもない

ーーもともと石鹸開発の知識やスキルをお持ちだったんでしょうか?

実はないんです!たまたま地方創生のプロジェクトとして山口県でやっていた女性起業家セミナーに行ったんです。もともとわたしは歯科衛生士の仕事しか経験がなくて、お花の教室も趣味でずっと続けていただけなので、経営がわからなかったんです。
営業メールの出し方や経理はもちろん、帳簿って何?申告って何?っていうレベルでした。仕事するにあたり壁ばっかりだったんですね。
そんなとき、ある経営者団体に出会って、事業計画を立ててみないかと言われたんです。

ーー経営の初心者だったとは、驚きました!

そうなんです!事業計画の発表の場にいらっしゃった社長さんに、「石鹸を作りたいのはわかった。でも何がしたいの?」って言われました(笑)
再度プレゼンに行くことになったんですが、ふぐの卸業者の方だったので、何気なく「ふぐが石鹸になったらおもしろいよね」という話になり……。
ふぐに含まれるコラーゲンを使えないかなと思いつき、1年半くらいかけて、石鹸に使えるコラーゲンを見つけて、2019年の12月に発売しました。

コロナ禍で感じた、つながりの大切さ

ーー1年半も!感動もひとしおですね。

ただ、そのタイミングでコロナが流行してしまい、営業ができませんでした。
お付き合いのあった広島県の業者の方が、販売したいということで買ってくださいました。しかし、道の駅やホテルに卸している業者さんだったので、コロナ禍で旅行ができず、当然売れない。
ふぐのコラーゲンを使っている点で差別化はできているし、オンライン販売もありかもしれない……と本当に悩みながら、販売を続けました。その結果、口コミが増えて、今にいたります。

ーー想いを込めた、自信のある商品だからこそ、多くの方に届けたい。感染症の流行は仕方ないことですが、悔しかったですよね。

苦しい3年間でしたが、コロナだからこそ考えたこともあったし、face to faceの営業の大切さも学びました。勉強になったなと思っています。
人に頼ったりオンラインで販売してみたり……人とのつながりを大切にするようになって、今があります。
わたし一人では難しいことを助けてくれる仲間ができたのは、コロナ禍だったからこそかなと思っています。
一方、コロナ禍では、営業先にフォローができなかったという反省があったので、今は、ひとつひとつの拠点に営業に行ってもらっています。


本当に悩んでいる人・こだわっている人に届けたい

ーーふるさと納税の返礼品だと、たくさんの人に知ってもらえるのかなと思うんですが、手応えはありますか?

ふるさと納税って、お肉とかフルーツとか食品が人気で、返礼品として数多く出ているわけではないんですが、知り合いやFUKUSOAPのことを大好きでいてくれる人が選んでくれています。
周南市を知ってもらいたいという気持ちもあるんですが、わたしが住んでいる粭島(すくもじま)で、天然のふぐが獲れることを全国の人に知ってもらいたいです。
FUKUSOAPを売るとともに、周南市の粭島の存在を知ってほしい。
粭島はふぐの延縄漁(はえなわりょう)発祥の地とも言われているんですが、漁師が減っています。廃れてほしくないです。
FUKUSOAPを売れば、周南市でふぐの延縄漁をやっていると知ってもらえますし、歴史にも残りますよね。
ちなみに、ふぐといえば下関市が有名ですが、周南市のふぐ刺しは分厚くてコリコリしてるんですよ。

ーー売るのはもちろんですが、周南市や地元の伝統を知ってほしいという気持ちがあるんですね!石鹸はどんな方におすすめですか?

時短で美肌になりたい方、肌荒れに悩んでいる方、親子で使いたい方におすすめです!

ーー最後に、これからの目標を教えてください!

コロナ禍を経て、固形石鹸よりも人と共有しない液体石鹸を好む人が多くなりました。
2年前に液体石鹸を試作したんですが、泡立ちが悪くて……。
いつか商品化したいなと思っています。
FUKUSOAPに使うコラーゲンは、無限ではないので大量生産ができません。必然的に値段も高くなります。
なので、本当に悩んでいたりこだわっていたりする人に使ってほしいです。
人だけではなくて、動物にも使えると良いなと思っています。
皮膚に悩んでいる人も動物も一緒に、家族みんなが使えると良いですね。
人を喜ばせるためにも、いろんな人に助けてもらいながら、事業をさらに拡大していきたいです。
全国に広がっていくとうれしいですし、肌に悩んでいる人を減らしたいなと思っています。
オールインワンの美容液の開発も目指しています!

ーー楽しみにしています!本日はありがとうございました。

惠良さんは、福山雅治さんの大ファン。
コンサートグッズでコラボする!というのが最大のゴールだそうです。
「ゴールが来ない以上は走り続けるしかない!止まらない!だから、いつまででも元気でいられると思っています!」
と笑顔で語られる姿がとってもステキでした。

Fleur Parlerのホームページからも購入できます。

※この記事は、周南市の魅力をPRする周南市市民ライターの活動として発信しています。

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