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たわいもないこと。

最近流行りのウルフカットなるものにしてみた。
確か我々が高校生くらいの時も流行ってた気がする。
スッピン・眉なし・上下スウェットでいたら、ピンクのキティサン履いて地元にいそうだと妹に笑われた。

そんな話を彼にしたお風呂あがり、髪の毛を乾かしたスッピン眉なしの私を見て
「可愛い!こんな子、高校時代いたわ!」
と謎にテンションが上がり始めた。
可愛い可愛いと愛でられて、複雑な私。

少し体調も悪かったので、ひとしきり愛でられたあとはスリスリと首筋に鼻を擦り付けなられながら、就寝体勢。
昔あんなことあったね、こんな風に思ってたんだよと子供時代の話をする。
それが出来るのも幼馴染の特権だ。

私がウトウトし始めると、まだ眠くないとポツリと言われる。
なのでうろ覚えで下手くそな昔話してみる。

むかしむかしあるところにね、

ふんふんと聞いてる彼の返事が少しずつ鈍くなる。

めでたしめでたし、そう締めくくると共に聞こえてきた穏やかな寝息。

まるで子供みたいだ、と笑ってしまう。

朝になったらどのくらい覚えているか聞いてみよう。
そう思って、心地良い眠気に身を委ねた。

#写真 #日常 #闘病

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