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【クリスマスソング】 ラジオでかからない、通好みの名曲10選

ワムの「ラスト・クリスマス」や、マライヤ・キャリーの「恋人たちのクリスマス」は、いつ聴いてもいいよなあ。
ポール・マッカートニーの「ワンダフル・クリスマスタイム」、最初に聴いた時、そのシンセの音に衝撃を受け、すぐアナログのシングル盤を買いに走った。
back numberの「クリスマスソング」や、桑田佳祐の「白い恋人達」は、ラジオから流れてくるとつい聴き入ってしまうし。

しかし。
ラジオでかからないクリスマス名曲も、数限りなく存在するわけで。
ちょっとマイナーすぎたり、古すぎたり、曲が長すぎたり、シングル曲じゃなかったりと、まあ、いろんな理由で…。

そこで、そんな日陰の名曲たちにスポットを当てるべく、ここに集めてみました。
その曲だけでなく、その曲が収録されたアルバム自体が名作であることも考慮して。

今年のクリスマスが、あなたにとってハッピーでありますように!!


※再生ボタンを押すと、各曲1分30秒だけ、このページで試し聴きができます。


1. Winter Wonderland(小野リサ)
イントロにはパーティーの微かなざわめき。そこから穏やかに始まるボサノバ・タッチのクリスマスナンバーです。CD「Boas Festas」の一曲目。このアルバムが好きすぎて、クリスマスが終わってもしばらく聴いている。ブラジルのクリスマスはこんな曲が流れているのだろうか。それとも真夏のクリスマスらしく、サンバを踊りながら祝うのだろうか。


2. Jingle Bell Rock(akiko)
この曲が収録されているCD、何となくピチカートっぽいセンスの良さ!!と思ったら、やっぱり小西康陽氏が参加してました。私が持っているのは初回限定版で、ジャケットを開くと、“飛び出す絵本”のようにツリーがバラバラッと伸びる仕掛けになっています。サブスクと違って、これぞCDのモノとしての魅力。ちょっとおしゃれなクリスマスプレゼントにも最適。


3. I Saw Mommy Kissing Santa Claus(ロネッツ)

このアルバムは、
数あるポップスのクリスマス・アルバムの中でも最高傑作で、
単にクリスマスのパーティー用のBGMとしても充分お使い頂けるのですが、
実はこのアルバム、クリスマスの名前を借りただけで、
本当は〈ベスト・オブ・フィル・スペクター〉という内容なのです。

「サージェント・ペパーズ」「ペット・サウンズ」と
並び称されていいはずの
60年代の名盤中の名盤なのです。

大瀧詠一

「クリスマス・ギフト・フォー・ユー フロム フィル・スペクター」
CDライナーノーツより

そんなアルバムから選んだ、私の好きな一曲がこれ。ヴェロニカのキュートなボーカルが、たまらなく愛おしい。もちろん、スペクター・サウンドも最高。


4. クリスマス・イブ(山下達郎)
「えっ、ラジオでかかりまくってるじゃん」と思われるかもしれません。それは超定番のスタジオバージョン。これは貴重なライブバージョンです。しかも、小編成のアコースティック。名曲はどんなアレンジでもやはり名曲なのですね。


5. Santa Claus Is Coming To Town(ジミー・スミス)
ジャズ・オルガンの巨匠、ジミー・スミス。シンセと違って、ハモンドB-3の中音・低音域は温かみがあって、音の粒が丸っこくて大好きだ。みんながよく知っている「サンタが街にやってくる」のあのメロディーラインを、過激にして絶妙なアドリブで見事にブッ壊す。この1分30秒には出てこないので、ぜひフルバージョンで聴いてみて。


6. Silent Night(ラバー・バンド)
この曲が収録されているCD「XMAS! THE BEATMAS」は、クリスマスのスタンダードナンバーをビートルズ風に演奏するというコンセプトで貫かれている。中でもここに取り上げた「Silent Night」は最もブッ飛んだアレンジ。まさか“あの曲”と合体させるとは、強引にもほどがあるっ!! でも、見事というほかない。


7. CHRISTMAS TIME IN BLUE(佐野元春)
ショートバージョンはたまにラジオで流れるが、この(エクステンデッド・ダブ・ミックス)は7分以上もあるので、まず放送されない。いつも家ではCDシングルで聴いている。サブスクよりもベース音が太く、とてもいい音をしていて、腹に響く。もしCDを見つけたら、即、買いです!!


8. I Believe in Father Christmas(エマーソン・レイク&パーマー)
邦題「恐怖の頭脳改革」というアルバムも発表している70年代のプログレバンド、EL&Pの美しいクリスマスナンバー(アルバム9曲目)。キース・エマーソンのシンセが冬の夜空に高らかに鳴り響く。ミュージカル出身のソプラノ歌手、サラ・ブライトマンによるカバーバージョンはさらに透明感を増していて、そちらもオススメ。


9. The Christmas Song(ウィスパーズ)
一番好きなクリスマスのスタンダードナンバーは?と訊かれたら、迷わず「ザ・クリスマス・ソングです」と答える。ここでは男性コーラスグループ、ウィスパーズによるカバーを取り上げた(アルバム7曲目)。12月の夜の都会の冷たい空気感。途中のスキャット部分の軽やかな疾走感。孤独な心に小さな灯がともる。


10. Happy Xmas(平原綾香)
タイトルには(War is Over)と続く。ジョン・レノンの原詩をほぼ忠実に日本語に置き換えることで、意味の輪郭はより一層鮮明に。理想だけでは平和を守れない現実は重々承知している。でも、クリスマスの夜ぐらい、世界中でこの歌を、理想を歌ったっていいじゃないか。間違いだらけの世の中にさす、一筋の光。



おまけ
おまけというには素晴らしすぎる、高中正義のギターによるクリスマスメドレー。各曲ごとに使用するギターを全て変えている(!!)ので、さまざまな音色が楽しめる。特にレスポールで奏でられる「ジングル・ベル」の粘っこさは必聴!!



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