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【chihalix回顧展 2016-19】 完全版

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AVON(現F&M)退社時、社内配信で開催した私の個展の図録です(note用に加筆・修正)。この展覧会の目的(動機)は3つ。1つめは自分のポートフォリオ作りのため。2つめは制作ス…
運営しているクリエイター

#私の作品紹介

【広告展覧会・10の視点】 第一章 いつもここから。CH with AD.

私(chihalix)とAD(アートディレクター)とのコラボ。そこから多くの表現が生まれた。想像を超える創造は、いつもここから始まった。 デザイナーと呼ばれている外部スタッフを、私はリスペクトを込めて「AD」と記す。ADは私の企画書と説明と手描きスケッチをもとに、ビジュアルを創造し、加速させる。原寸のレイアウトを組み立てる。色彩を設計する。撮影方法を考え、撮影監督をする。そうしてできあがったものが、日々、社内に回覧されていくのだ。彼らの苦悩や努力の跡など一切感じさせない、美し

【広告展覧会・10の視点】 第八章 趣味、改善。

人気ドラマの女性外科医の“趣味” は手術である。内科治療は選択しない。とにかく切除という手段にこだわる。それでもドラマだから“失敗しない”。 一方、クリエイターは企業の主治医だ。コミュニケーション分野における患部と病状を指摘し、正しい処置を施す。風邪薬を出してくれという患者に、そのまま風邪薬を出してはいけない。本当に風邪なのか? まずは自分の頭で考えて診察してからだ。その後、適切な改善で業績を回復させる。臓器移植だろうが漢方薬だろうが、手段は問わない。改善と回復が最終目的。

【広告展覧会・10の視点】 第十章 思索、施策、試作。

「ウチのターゲットは60代」と平気で言う人がいる。違う。戦略的に望んでそうなっているわけではなく、そうなってしまっているだけだ。とか、いろんなことを日々、思索する。そうすると固定概念から解き放たれた施策が浮かんでくる。この施策をちょっと形にしてみようか、と思ったり…。最終章でご紹介するのは、ふとした思いつきから生まれた試作集。ロックバンドでいうデモテープみたいなもんです。実際の仕事ではないから自由で荒削り。なのに、なんとなく可能性を感じる。メジャーデビューを目指して路上ライブ