見出し画像

鬱で役に立つこと3 通院

『普通の内科でよいのでかかる』

 今回は体験によるお薦めではないですが、一般的に元気であるということと鬱の最大の差は『診断が出た』ということではないでしょうか。

 それに基づいていえば、私のお勧めは『内科でよいのでとにかくかかる』です。

 わたしにも元気な時代があり、当時は心療内科すらも縁遠かったと思います。不眠がひどく、実は結構早い時期から心療内科自体はかかっていたのですが、ハードルの高さはとてもわかります。

 なので、普通の内科でよいので、とにかく疲れる、不眠だ、注意力散漫だ、など、主な症状を伝えてかかれば適切な治療に繋げてもらえることが多いです。

 内科経由で精神科を勧められてもショックはショックかもしれませんが、医者にお墨付きはあります。少なくとも特に悪くないのに精神科に飛び込む自意識過剰な迷惑な患者(かも)という心配はなくなりますので、それでよしとしてください。

 ただ、ここで一点あるのは、産業医を100%は信用するなということです。

 産業医が藪とかいう話ではなく、パワハラなどで鬱を発症した場合など、必ずしも患者の味方になってくれるとは限らないということと、そもそも会社側に対する守秘義務がないので情報がだだ洩れになるからです。

 わたしは普通の患者扱いで一度かかりましたが、どこも良心的な対応があるとは限りません。そもそも大抵の精神症状の原因は仕事なので、制度上、産業医はほぼ意味ないのです。

 理想的には内科・心療内科と出ていればいいですが、中規模の総合病院もお薦めです。不眠など主訴がある場合そこをネット検索すればいいと思いますが、大抵何か月先になります。また、一時期話題になった総合診療も、かなり待たされるようです。タイムコスを考えるなら、ああこれ精神面かも、と、アタリがつく場合は避けた方が無難かもしれません。

 個人的に、医者にかかり、何でもないといわれた時のリスクにぞっとしますが、かかからない時のリスクを考えるとやはり早めに医療に繋がることを勧めます。

 短いですが重要と思われますので記しました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?