見出し画像

鬱で役に立つこと8 疑問の諸々

 『実は役に立たなかったモノ・コト』

 あくまで個人的な体験に基づいているため一義的な視点となりますが、いかにも役に立つような顔をして存在しているのに、実は実質役に立たなかったものを羅列していきます。
 シリーズ趣旨とはやや外れますが、あてにするなという警鐘も踏まえ、あくまで個人的に書きたいと存じます。

「職場ストレスチェック」
 言わずもがな、でしょうか。
 人間関係が密な小規模事業者には存在しないのも問題ですが、あったとしても、大抵のストレスは上司や職場そのものなわけですから、会社側に通達が必要で、なおかつ守秘義務のない産業医の診療はある意味自殺行為といえます。ですが私は産業医は取っ掛かりとしてはいいと思っていて、以前少し触れましたが、個人で自主的にに通院すれば良いと思います。

「傷病手当」
 雇用側が前向きなら勿論いい制度でしょうが、私の場合は最初の発症が上司のパワハラだったため、全く記述の協力が得られませんでした。
 またよく言われる方向では、罹患中の状態では、あの書類書くのは無理ですし、サポートの対面窓口もありませんでした。
 案の定赤だらけで返ってきて、断念したのでした。
 また一度もらうと一年半おかないと貰えなかったり、タイミングや状況が非常に使いづらく思います。

「うつ病の家族にための支援」
 ほぼ愚痴になってしまいますが、何を根拠に患者に家族がいるという前提なのでしょうか。ドキュメンタリーや書籍など、本人の為のものが殆どないのに気がついたのは最近です。まるで苦しんでいるのは本人ではなく周囲だけだと言わんばかりで、差別の端緒が見え隠れしています。
 専門書籍は是非ここに入れておきたいと思います。


役に立たないと思いきや…意外とおすすめ

「生活困窮者自立支援制度」
 非常にハードルが高いこの制度。ですが登録は誰でもでき、任意で安否確認の電話をくれたりします。また、私の登録したところではちょっとしたことなら相談できました。社会のと繋がりを切らないために必要な制度だと思いました。
「ウェルビー」
 なんと2年という超長期の転職プログラム。資料請求や説明は無料で受けられます。登録しなくても、仕事と病気についての相談を聞いてくれます。現在、定期的に安否確認の電話をいただいています。
「女性活躍センター類」
 他の電話相談より、回答や担当者のサービスが良いと感じたので入れておきます。希望があれば労務相談もしてくれるので、シングルマザー以外の相談にも乗ってくれます。繋がりにくいのは、どこも同じですが。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?