#05 ニュージーランドキャンプ旅日記「大ハプニング解決編①年越しへ」
2019年12月31日。ニュージーランドキャンプ旅5日目。
大晦日だというのにハプニングの真っ只中だった。
(これまでのキャンプ旅日記はこちらから▶︎【NZキャンプ旅日記】)
任務① AAに電話して修理センターまでのレッカーの手配をする。
まずはクルマの状態を修理センターでみてもらう必要があった。
朝起きてシャワーを浴びて。スムーズに話せるよう、現在の状況や伝えたい内容をまとめてから、ちょっと気合を入れて教えてもらったAAの修理センターに電話をかけた。
(英語でのこういった電話はうまく伝えられるか不安でかなり緊張する。)
AAはニュージーランドのロードサービスや修理サービスなどをしている会社で、幸いにも会員になっていたわたしは前日ここのロードサービスに電話をしてレッカーしてもらった。
すると本日大忙しの年末ということもあってしばらく予約はいっぱいだそうで、次に予約が取れるのは最短で1月7日だと言われてしまう。
まじかあ…。
1週間もここで足止め?それは辛い!
まだ数ヶ月帰国予定のないわたしはいいけれど、短期で遊びにきている友人はそんな時間はない。
Googleマップを開き「aa auto centre」と入れ他にないかと検索する。
すると最寄りからはすこし離れるけど、行けそうな範囲にあと何軒かあった。早速近いところから電話をかけてみる。
1軒目は、早くて1月5日だという。(早まった!でも5日までも長い…。)
2軒目…。1月3日になるがどうかと言う。3日!
すこし待たなければいけないけど、おそらく他を当たってもここが最短だろう…と予想し、予約が埋まってしまう前にここにお願いすることにした。
予約の日まではクルマは動かせないため、それまで宿の前に置かせておいてもらうことに。
任務②これからどうするか決める。
さて。3日にクルマをみてもらうとしてその間どうするか。
「フェス、行ける!!行こう!」
それまで数日ヒマなので、とりあえず当初予定していたキャンプフェスにいって楽しもう、その間クルマはレンタカーしよう、と決めた。
この決断は早かった。笑
任務③レンタカーを探す。
レンタカーはとりあえず今日から修理予約の1月3日まで借りることにした。
ここから宿のラウンジで必死のレンタカー探しをはじめる。
とりあえず「Auckland rental car」と検索をかけいくつかのレンタカー会社を友達と手分けしてみていくけれど、年末ということもあり空きがかなり少なかった。
あっても大型車や高級車でものすごく高かったり、逆に小さすぎたり。(最低限のキャンプ道具や荷物は積めて、かつ3人乗れることが最低条件)
探しまくってなんとか "あり" なレンタカーを見つけた。
"Snap rentals"という会社。オンラインで早速予約を完了。
「やった!」
レンタカー屋まではUberしていった。
来てもらう時間と行き先を予約すると、あまり待たずにドライバーが見つかり迎えに来てくれた。無事レンタカー屋に到着し受付で予約を伝えると、とても親切に手続きを案内してもらった。
やってきた数日相棒となるクルマは、真っ赤な子だった。(駐車場でも見失わない)
無事旅の再出発
一旦宿まで戻り、クルマから必要なキャンプ道具などをピックアップする。
レンタカーのトランクは大きくなかったので、かさばるスーツケースなどはお留守番のクルマに置いていった。
会場手前でNEW WORLD(スーパー)によって食材の買い出しをした。日本とは違ってまったく年の瀬感がない。今日で本当に2019年が終わりなのか…と疑ってしまうほど日付感覚がわからなくなる。ましてや夏の年越しは初めてだ。
スーパーでは着いてすぐ食べられるようサーモンの寿司も買った。
ニュージーランドでも寿司は人気だが、具材はツナやアボガド、チキンなどが多くて、生魚はサーモンしか見たことがない。NZのサーモンはうまいのだ。
ようやく来れたキャンプフェス
無事に会場に到着。入り口で係のひとにスマホのチケット画面を見せるとすんなり入場できた。中に入るとすでにクルマがいっぱい。
普通車もあるけど、キャンピングカーやキャンパー(セルフコンテインド)も多くて、テントを張らずにここで寝るひとも多そうだった。
テントエリアへはクルマは乗り入れ出来なくて、何回か往復して荷物を運んだ。テントは、ステージからすこし離れたところにある大きなティピーの近くに張ることに。
まわりはソロ用の小さなテントがずらっと並び、ほとんどがテントだけのシンプルなサイトだった。
すこし離れたところにはファミリー向けのテントエリアがあって、そちらは大型のテントが多く並んでいて、その周りでは子どもたちが駆けまわっていた。こちらもサイトはシンプル。
ニュージーランドの人たちが、日本のフェスのギアや小物を沢山並べたキャンプサイトを見たらきっと驚くだろうなあ、なんて思った。
設営を終えるとスーパーで買ったサーモンのお寿司を食べた。
ひさしぶりに寿司食べたなあ。おいしかった!
ほかに日本人は見かけず、ニュージーランドの地元の人たちが来るようなちょっとコアなフェスだった。
だからこそなのか、トラブル真っ只中だということは忘れるほどピースフルな雰囲気。みんなリラックスして思い思いに楽しんでいる空気感がすごくよくて、来れてよかったなあと心から思った。
夜ごはんは、6才のアリ熱望のラーメンを作って食べた。日が落ちると夏でもダウンを着てちょうどよいほど気温はぐっと下がるので、あったかいラーメンは美味しかった。
ニュージーランドは日本より4時間早く新年を迎える。時差はわかっていてもなんだか不思議な感じ。
年越しはライブに参戦し、みんなでカウントダウンして迎えた新年。めちゃくちゃ盛り上がった!!
こんな年越しははじめてだったので、色々ひっくるめて忘れられない日になった。
そんなこんなで無事にすてきな場所で迎えられた新年。
雨上がりの空には、満点の星が輝いていた。
年末に大不運に見舞われたところだったから、悪運は使い果たしてきっと今年はすごくいい年になるはず!とそう思った。
このとき今年コロナウイルスによって世界中が翻弄されるとは、誰も考えもしなかったよね…。
一部写真:三沢真実
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