見出し画像

【詩】紺碧の水面、心の舟

11月の風が頬を冷たく撫でる

紺碧の水面を渡る風は
君の笑顔をそっと運んでいた

波間に揺れたあの夏の光りは
2度とは見られない

11月の空を泳ぐ魚を見ている

紺碧の水面に浮かんだ波の跡は
霧のようにぼやけていくけれど

僕はまだ、心の舟を
あの紺碧の水面へ浮かべている

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集