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" ジャーナリスト 堀潤 "が追い続け 共に求めたいものとは


偶然 映し出された中に、見慣れた顔がありました。

” 民放出身アナ ”という括りで構成されたそのクイズ番組は 既に後半で、トップのまま逃げ切り 優勝したのが、顔の主である豊崎さん。


「モニフラのみんな~」 と手を振る彼女に、私も思わず「おめでと~」と手を振り返したのです。



その ”モニフラ” こと 「 堀潤モーニングFLAG 」 は、月~金の朝に放送されている東京MX局のニュース番組で、報じるべきを報じ、自身で考える事を呼び掛けてきました。


その時間帯にありがちな占いは当初からなかったし、エンタメも今は5分に満たない尺の1回に留め スポーツコーナーもないような、他局とは一線を画したその在り様は、多くが慌ただしい時間には難しいのかもしれません。

にもかかわらず ようやく定着した構成を見ると、番組の顔である堀さんの思いが通じてきたように思います。



堀潤氏が携わる主な番組をまとめた画像

堀さんの携わる主なメディア


私自身も10年前は MXの存在すら意識になく、たまたま同局のdボタンに用があったため、前身である「モーニングCROSS」を知りました。

当時は " アシスタント " と位置付けされていた担当も、その後 宮瀬さんに代わり、2019年にはコメンテーターをZ世代に絞った大幅リニューアルへ。


多くを学び 考えた、先代 " モニクロ "の終了は本当にショックで、それでも何とか見続けると次第に違う世界も見えはじめ、" Z世代 "が新語・流行語大賞にトップテン入りし、当時出演していた阿部さん(望再出演)やめざましい躍進を見せている大空さんら 8人で表彰式に出席。

MXの局アナでZ世代でもある田中さんが、堀さんと並ぶ "キャスター" に位置付けられるようにもなって、彼女の真摯な姿勢が基にある明晰な発言に期待も膨らんでいきました。


その後Z世代から年齢を過ぎれば 外れていくシステムに危うさを感じ始めると、世代を問わない構成へ再度リニューアルした際に豊崎さんも加わり、 試行錯誤を繰り返して今に至るまでの一連を、私は見てきたわけです。


ただ  その紆余曲折や他番組演者の移動・終了等を考え併せるに、安定的な継続をはじめとした不安は消えないんですよ。現在掲げられている番組の理念は 局側からというスタンスになってはいますが。

同局の視聴アプリもつい先日 サービスを終了してしまい、Tver.で視聴できるのはモニフラの1コーナーである「激論サミット」のみで、YouTubeでもほんの一部しか視聴できない状況ですし
インタラクティブな形態も、TwitterがXになったりもしてポストを拾い上げるだけになり、なかなか難しそう。



そういえば、同局で放送されたミニドラマの主演を務めた呂布さんが、(おそらくその流れで)一度だけ出演していました。

呂布さんは 問いかけの幾つかに答え、最終的には ― こんな風に何を言ったところで ― といったニュアンスで閉め、それは世の多くの考えでもあるんだろうと思ったように記憶しています。


呂布さんの答えは よくよく考えた上でのものと思えたし、世の中の皆もそんなに悪気なんかなくて、でも日常はストレスが溜まる一方だから、そんな事まで考えてたら この世は生き永らえないって感じなのかと。



それでも諦めたくない、諦めちゃいけないと思う人達が、内から外からこの番組を支えてきたんでしょう。

更増す問題を追ってひた走る 堀さんを中心とするこの”コミュニティ”は、各界からも密かに注目されているらしいけど、密かにしなきゃダメなの?


突き詰めればみんな違うって書いてきたけど
離れてみれば、溶け合いもするのに。


堀潤氏愛用のカメラと制作映画のフライヤーを描いたイラスト
このフライヤーを描き起こさなければ 見過ごしていたであろう
デザインの本質から発せられるメッセージ





冒頭のクイズ番組は、”アナウンサーの常識問題”で”競い合わせる”のが趣旨らしく、ポジショントークであれ対立させる構図は望ましいものではないし、何にせよ競わせて見世物にするのは下劣な気がしてならないんですよ。

そういった事が未だに引き継がれてるのは 予算が主因だというなら、やっぱり社会の構造に思いが及んじゃいますし。


その番組の紹介ページには 、主に” 元アナウンサー” として知られている方々の名前を並べており、今もアナウンサーの仕事をしているなら”元”を付けては失礼だろうし、していないなら " 女性アナウンサーNo1決定戦 "と銘打つのはおかしい。
「そんな細かく 」って言われそうだけど、タイトルやキャスティングや設問内容に一貫性がないって事にもなるんじゃないかと。

だって豊崎さんは現役で 日々言葉を発し、 しかも毎回コメンテーターと同様の投げかけにしっかり答えているから あの回で優勝するのは当然にも思えるわけで。


ともあれ、彼女のように発言できる場自体が、他にもあればと願ってやみません。
だからその場を置いている事について局には感謝していて、局アナである田中さんはMXの宝とも思っているので、モニフラと共にその成長を見守っていきたいのです。


それにしても豊崎さんが自販機の前でお子さんに向かい「 …... お前な、」とトーンを落としての話は実感がこもってたわー
どれだけ日々頑張っているのか伝わってきたもん。





伊藤さんと並行しながらInkscapeで描いた、今回の主役である堀さんについて、何も綴らないまま長くなっちゃったな。

刈上げ部分にツールを使ってみたら一気にデータが重くなったのも、もはや遠い記憶......なんて事はともかく
ヤジが堀さんのマイブームになってるように見受けられた頃、東さんが「堀さんも出ろー!!」と出馬についてふざけてたけど、安野さんの進出が現実となって、請われたりしたら、泉さんとか巻き込みながらちょっとだけ噛んだりして。

政治に "ちょっと" なんて無理そうだけど
大事な何かのためになら

行動しそうなんですよね この方は。


取材に奔走するのは今も変わらず 頭が下がるけど
COVID感染のさなかでさえ、すぐさま治験を申し出てたんですから。



ジャーナリスト堀潤氏と手がけた映画のフライヤー・愛用のカメラなどのイラスト

― 堀 潤 ―   by chiffon 2024




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