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バスの座席問題

私は公共交通機関、特にバスをよく利用しています。
最近は座席に関する話題を見聞きすることも多く、そのたびに過去の悲しい出来事を思い出してしまいます。
10歳で病気を発症した後にバスで座っていると「子どもなんだから、、」と言われた後に「席を譲りなさい」と立たされることがありました。
実際には病気になったり体が不自由になるということに年齢は関係ないのですが、、

今ではマタニティマークに加えてヘルプマークもあり、外見上では健康に見えても援助や配慮が必要な方に対して手を差し伸べやすい環境だと思います。

まず、優先席は定義上「どなたでも利用できますが、体の不自由な方やご高齢の方、妊娠中の方、乳幼児をお連れの方等、座席を必要とされる方が安心して乗車できる」場所です。

ただ、きっとこれからは座席を必要とされる方は増えていくことになるでしょう。優先席に限らず限られた席の中で、今まで以上にお互いが思いやりや善意の気持ちを持たなければ、気持ちよく安全に利用することはできなくなると思います。

空席が多い時は、安全のためにも運転手さんから座ることを勧めるアナウンスがあります。健常者であっても勿論座っていて良いのです。言い方は悪くなりますが、全ての人に座る権利はあります。
でもなんとなく座っていると心苦しく感じでしまう人がいるのは、「席を譲って欲しい人と譲る人の間で良くない空気感があるから」だと思います。

私は今のところ、外出中に急な援助が必要になる可能性は低いと思うのでヘルプマークはつけていません。でも内部障害で座らせて貰いたいので座っていることが多いです。移動が困難な方のために優先席に座ることは殆どありません。
譲れそうな時には譲っていますが、座らせて貰っていることが多いので改めて感謝しなければと思います。







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