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子宮摘出と心のリハビリ

今朝は子宮をテーマにしたテレビ番組が放送されていたようですが、私は視聴していません。それでも放送後のネット投稿を見ていると、関心の高さと多くの女性が様々な悩みを抱えていることがわかります。
私は約10年前に子宮摘出術を受けました。それまでの経過を以下にまとめます。
 
※10代~20代前半  
激しい痛みと出血量が年齢を重ねるとともに増えるも、よくある内膜症と診断され特に治療はせず。痛み止めを頻繁に服用。

※20代後半~30代半ば 
SLEとループス腎炎で危険があるにも関わらず不妊治療に通い始める。飲み薬や注射のホルモン治療が中心になる中、子宮腺筋症と診断される。痛みがさらに激しくなり救急車で運ばれることも。頻繁に飲んでいた痛み止めはもはや効かない状態。さらにその痛み止めは持病には禁忌だったことを知る。腫瘍マーカー値が高くなりPET検査をした結果、子宮体がんの疑いがあるとの診断。子宮内膜の癒着がひどく部分的に取り除く手術は難しいこと、摘出して詳しい組織検査が必要のことから摘出することになる。

「あの時こうしていれば、、」という後悔はしたくないし、常に自分の気持ちに正直にベストな選択をしてきたと思っています。そして手術前の激しい痛みから解放されて、日常生活が快適になったことは間違いありません。それでもぽっかりと空いた気持ちの穴は今も埋まることはなく、酷く落ち込んでしまうこともあります。何かに打ち込むことで気持ちが楽になるかもと思っていた時に始めたのが、ドイツ語の勉強でした。このことについては改めて詳しく書きたいと思います。私には身体の傷よりも、心の傷の治療とリハビリのほうが時間がかかりそうです。

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