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仮説の日々

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日々生じる仮説を検証したりしなかったりする育児とそのほか諸々の記録。
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2020年7月の記事一覧

言葉はヤバい

言葉はヤバい

便利なものは、その便利さと同じだけのマイナスも生じさせるんではないか、というのが最近思っていること。

言葉はものすごく便利だけど、扱いもとても難しい。便利なものは扱いが複雑で、難しいのだ。

言葉は基本的には抽象化する道具で、ひとつの言葉に意味が大きく含まれることが多いし、その意味は現実の様々な層にあって一様に並べられなかったり、文脈でも意味が変わるから、同じ単語を使っていても、全然話が噛み合わ

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とりとめない

とりとめない

差別について考えようと思ったのは、差別って言語のなかに含まれている作用の一つなんだろうなと思っていて。じゃあどうすればというのは、言語構造をかえることは難しいけど、わたしたちがつくりながら生きている社会はほとんど言語でできているが、生きている現実には言語以外の層もたくさんあるから、そこをもっと感じとって、さらにそこを言語化することで、今の社会の言語にも影響が少しでも、あるんじゃないかみたいなことを

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差別について-6 いきものをみていく

差別について-6 いきものをみていく

差別について考えていくと、差別とは自然と人の関係のとりかたの中にあるのではないか、と思える。

差別にはいくつもの形がある。

1.人を手段とすること、支配を正当化するもの。植民地支配や侵略やその延長にある差別。

Black Lives Matterはここに関係する事象。日本でいえば、アイヌや沖縄にまつわるもの。ふるくは蝦夷とか隼人とかも。「彼女は頭が悪いから」もここ。

2.属性にあてはめずに

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差別について-5 偏見と文化と〇〇性    名づけと⇄当てはめ

差別について-5 偏見と文化と〇〇性    名づけと⇄当てはめ

わたしたちは偏見をもちやすい。そういう認知のしくみと、今の科学に基づいた論理構造ベースの言葉の使い方が、偏見を持ちやすくできてる、と思う。

わたしたちはぼんやりした中にある共通項を見出して、それを捕まえて、名前をつけることを求める。社会の変化がとても早いから、移り変わっていく中で生まれるあれこれに名前をつけてとらえたがる。

文化系女子、草食系、マイルドヤンキー、ロストジェネレーション、ゆとり、

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差別について-4 こどものせかい

差別について-4 こどものせかい

人が生きている5層の場。これをずっと置きながら書きたい。

1.宇宙に繋がってる物理のレベル
2.地球の生態系のレベル
3.身体の性差がある動物としてのヒトのレベル
4.その土地固有の自然環境と結びついた文化で暮らす人のレベル
5.国や世界経済やグローバルスタンダードやジェンダーや人権や男女平等や多文化共生やダイバーシティがある人のレベル:現代

実際には下の層の方が大きくて、上の層の土台になって

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差別について-2 人は5つの層にいる

差別について-2 人は5つの層にいる

わたしはすべての不平等、格差がなくなるべきとは思わない。無理なので望んでも意味ないし、無理なことをするとまたおかしなことになると思う。これはちょっと誤解を生みやすい表現なので整理してみよう。

人が生きている場は何層にもなっていて

1.宇宙に繋がってる物理のレベル

2.地球の生態系のレベル

---1と2ではヒトも他の動物も微生物もあるものはみんな等価---

3.身体の性差がある動物としての

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差別について-1 偏見あり〼

差別について-1 偏見あり〼

差別って難しい。他の暴力に比べて、とても加害者になりやすい、知らないうちになっている、何ならすでに差別感情、まではいかないかもしれないが何かが起きれば差別に転じる偏見は、わたしもどこかしらに持ってる、と思う。

これはまず人の認知と記憶の構造に関係があるんじゃないか。生まれて、初めの頃はものごとをまるっとそのまま経験して記憶するのが、思春期あたりに記憶の格納方法が変わる。そのあとは、既に持っている

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川はあふれるし、地震も起きる

川はあふれるし、地震も起きる

大雨が降ってる。どんどんこういうことが増えるとわかっていても、ニュースを見ていると涙が出てきて苦しくなる。

日本が大変なのは、災害が多いこと、なのだけど、もっというと、災害で被害を受ける可能性の高いところにたくさんの人が住んでいることだと思う。

上は「洪水氾濫 日本」で検索すると一番上にでてくる、国土交通省が作成したらしき何らかの資料とその1枚目の図。何のためのどういう資料なのかはわからないが

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うんちとおしっこの季節

うんちとおしっこの季節

トイレットトレーニング、順調気味。今日はご飯中に水たまりを発生させて、子ども用じゃないけど座りたがるわりと高級な椅子にシミをつくり、その三角形を「おにぎりできたよ」と言ったので、笑った。

その後はパンツを履きたがらず下半身裸ん坊でいて、夜にわたしがオンラインで打ち合わせをしているときに、ひとりでオマルに座って用を足すことができた。すーっと動ける時とえびぞってめちゃくちゃ嫌がる時があって、嫌がった

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