演劇を続けられる
コロナ渦になって
公演が無くなって。
小劇場からクラスタが出て、ニュースにも大きく取り上げられました。
元々私は2020年の演劇での活動は勉強と決めて、身体やテキストのワークショップ、英語作品と向き合うための語学勉強、そのための留学と、そんな活動をする予定でした。
予定していた公演がなかったから、中止になる公演情報を見聞きしても、残念だなぁ、コロナ収束しないかなぁと少し呑気に構えていた。
なんならコロナ中は、お仕事をもらっているアーティストから絵本作成を任せていただいて一冊、絵本が出来てしまった。
なので私のコロナ緊急事態宣言自粛期間は、この可愛らしい絵本に詰まっている。
小さい頃から絵描きになりたくてずっと絵を描いてきて、大学卒業くらいの年齢で、カイカイキキの工房にお世話になったとき、
「あ、私にアーティストむりだ」
と思ってしまった。
あまりに大きく大変な、世界の工房を見てしまったから。
そんな時に出会ったグループワーク、それが演劇で、縁があってずっと続いてきた。
一昨年、劇団を抜けて、小さいけれど嬉しい賞をいただいた。
でも小さいコミュニティで作っていく作業はものすごく神経を使いぶつかりディスり合い、戦いながらつくるために、随分嫌気が差したこともあった。もたもたしてる間に、スッとできてしまう人をみて、
「あ、私に演劇向いてない」
といつしか思って暮らしていた。
何をしてもどう向き合っても中途半端だと自己嫌悪。なんなら最初に目指していた絵の方で仕事もらってほぼ生業となり生計はそこから立てていた。
ここで現在に帰ってきますが、
そうコロナウイルスによって、
演劇界がピンチ!となった。いや、演劇界だけではないのだけれど。
そんな中のほほんとしていたのである。
そんなやつ誰も使わないでしょう。
焦ったり企画をしたり頭を使って試行錯誤、この文化を消さないように、いろいろな方が声を上げ、協力してきたんだとおもう。
しかし私はのほほんとしていた。
のほほんとしている、、とおもっていた。
少しずつ事業が再開していくにつれて、ゾロゾロとみんなが演劇をし出した。
たくさんの工夫をして。
その時のほほんとしていたと思っていた自分が、どうしようもない気持ちになった。
「何もしなかった。」
だから参加する資格がない、と。
そう思っていた矢先、
元所属していた劇団の主催からLINEがはいった。劇団を離れたことだったりで、色々人伝てに聞いた自分への批評などを聞かされていたから、もう連絡する事もなかろうと思っていた、
めちゃくちゃ深夜に。
正直、LINEきたことがわかって内容に心当たりがなくてすぐ見れず、
広田さんからLINEなんて、
この時のわたしにとって怖すぎて動悸息切れレベルな状態だった。
翌朝、
昨晩は寝てたということにして
なんとかLINEを開いた。
すると、
「文化芸術活動の継続支援事業応募したかい?」
!?!?!?
なにごとだ!?と思った。
なんかTwitterで見たかもしれない言葉だ。
でもなんかこの小難しい名前を
「いやさっぱりなんのことだか」と言うのも悔しかった。
その朝は函館に旅立つことになっていて空港までのその車内で必死に調べた。
ん?助成金、。!
しかもアーティスト個人にでる!
確認番号を出してもらえればかなり申請の確率が上がる!
調べる際、黒澤世莉さんのノートを穴が開くほど読んだ。
とってもわかりやすくて、でも、こういうのを読み慣れてない分すごく何度も読んだ、、
わかりやすい、、
せりさん、ありがとうございます。
そして、広田さんから確認番号を出してもらって
、いま、文化芸術活動の継続支援事業の審査が通った。
わたしは演劇をやっていいんだ。
そうおもった。
広田さん、世莉さん、お声をかけてくださった皆さん、たまにしか発信しないTwitterでくだらないこと呟いてもリプライやいいねをくれる皆さん。
皆さんのおかげでここに立てる。
演劇を諦めなくていい。
今すぐには表に出られないかもしれない。
けど、
また皆さんの前に出ても恥ずかしくない様に修行する。
ありがとう。わたしも演劇ができる。
ここまで読んでくださってありがとうございます😊 いただいたサポートは他の皆さんへのサポート、絵画、演劇をやっていく活動費にさせていただきます! 応援ありがとうございます🦀⭐️🌎