夫婦の離婚について
夫婦間の手綱さばきは、相手に対する心遣いや感謝の心によって、適度に引いたり押したりできる心のゆとりがあってこそ、上手にできるもの。
魂のシナリオにそって出会った相手だからこそ、その思いは生活を共にすることでお互いにいっそう深まっていくはず……そう思っている人もいるかもしれません。
ところが、結婚をしたからといって、幸福な関係や時期が長く続くとは限らないのが、共通のカルマを持つもの同士の関係です。
お互いに、相手との関係を通して魂の課題をこなさないといけないのですから、よほど自分の至らなさに気づいて直していかないと、課題をこなすどころか、下手をすると足の引っ張り合いになって、また同じ失敗をくり返すことになりかねません。
相手を尊重し、感謝する心を養わないと、相手の欠点ばかりあげつらい、相手が変わらない限り自分の非を認めない、という被害者意識に陥ってしまうケースも珍しくありません。
「夫に、妻に、非がある」「私はこんなに一所懸命やっているのに……それをわかってくれない相手が悪い」という加害者対被害者意識。こうなっては、夫婦関係はズタズタになってしまうのですが、実際にそのようなケースが実に多いのです。
なかには、「主人が若い頃から浮気ばかりして、さんざん苦しめられた」「可愛い女になれといわれても、悪いのは夫だから夫が謝らない限り絶対に許せない」。
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