知っている場所

1年前ほど前のことだったと思います。

私は広々としたホテルのロビーにいました。
ロビーの床はまるでチェス盤の様に白と黒の格子柄になっていました。
朝食に何か、と思いアップルパイが食べたいと思いましたが、ちょうど手元にお金が無かったので、朝食は抜きにしました。

その後、バスに乗りました。バスの中から見えた風景は、岩肌が剥き出しの美しい形の丘でした。

という夢でした。

それからしばらく経った後ーー

何かをインターネットで検索していたときに、ある画像に釘付けになりました。

この風景どこかで見たような？？？
と思い出したのが、その夢です。

私がアメリカのどこかの都市だと思っていた風景は、スペインのアリカンテにある、「べナカンティル山」だったようです。
べナカンティル山とは、街の中心にどっしりと構え、サンタ・バルバラ城を乗せた岩山だそうです。

夢に見た場所が、実在する場所ということには驚きました。
さらにまだ行ったこともない場所ーー。

夢というのは、一説によるとただの夢ではなく別次元を旅しているとも言いますしね。

実際にこの次元では私は、スペイン語を使って色々やっています。このことは別次元からの影響をたくさん受けているのかもしれないな、などと不思議な気持ちになりました。

それとも、私は別の世界線ではスペインのアリカンテに住んでいるのかもしれない、などと考えるとワクワクしてきます。