見えてくる大事なこと〜重症心身障がい児の療育の現場から〜冊子ご案内
今年も発行されました。
これから5000部が西宮市内外に行き渡ります。
題は『見えてくる大事なこと〜重症心身障がい児の療育の現場から〜』です。
2023年7月から重度心身障がい児さんの施設で
子どもたちと過ごし、表情や仕草をデッサンさせていただきました。
振り返れば障がいをもつ人たちを描き始めたのは3年前のこと。
初めて脳性麻痺の方を描く依頼を受けた時、自分のデッサン力に自信を失ったばかりか、
「私はこの方にちゃんと出会いきれていない。」
と反省しました。
〝障がいを可視化する絵画イラスト〟に違和感を抱き、表現しきれない自分にずっと歯痒さを感じてきました。
今回子ども達に出会い、
「これはこの子たちと長い時間、実際に生活を共にし、観察し、触れて、抱っこして、療育に携わらなければ描くことは出来ない。またそのステップを踏まなければ描いてはいけない。」
と気づきました。
私が敬愛する施設代表の内藤ご夫妻(旭care合同会社あーも)のご理解のもと、冊子づくりが始動しました。
関わられた看護師さんや保育士さん、親御さんと子どもたち。
今、みんなの想いが色と形になりました。
表紙からは土粘土で遊ぶ男の子の声が聴こえてくるようです。
今にも動き出しそうな挿絵の色調や配置にも
西宮市人権平和課の皆さま、西宮市教育委員会の皆さま、そして印刷会社の皆さまの賜物が光っています。
これからも、みんなにとっての「人権—いのちの輝き」を描き、発信していきます。
米光智恵
令和6年(2024年)3月発行
編集:西宮市
〒662-8567
西宮市六湛寺町10番3号
電話 (0798)35-3320
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