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子どもの絵の見方と評価についての記事

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2020年6月の記事一覧

『教え込む』から『引き出す』へ
〜過去の自作教材からハテナ(❓)図工を考える〜

『教え込む』から『引き出す』へ 〜過去の自作教材からハテナ(❓)図工を考える〜

●はじめに

 学習指導要領の改定により新たな図工のミカタ(見方・観方・鑑方)が明確に示されています。
 2020年4月より子ども達の教科書は以前よりサイズが大きくなりました。
三年生の息子の図工の教科書を開くと、出来上がった作品よりも制作過程が大きく載せられています。まるでリアルタイムでお友達と制作しているような愛らしい写真の数々。
子ども達の意欲や探究心へと導いてくれるような彩り溢れる編集。

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『絵から見える心のサイン』
〜娘の絵からの問いかけと気づき〜

『絵から見える心のサイン』 〜娘の絵からの問いかけと気づき〜

長女。6歳。
反抗期真っ盛り。
女は女に厳しいとは言うけれど、
こんなにも早い段階から激しい表出をするものだろうかと頭を抱えながらも歩み寄ってきました。

母親に見ていてほしい。
認めてもらいたい。 
自分でやりきりたい。
でも甘えてみたい。 
さらには、
父親と母親の身体つきや
リアクションの違いを
6歳なりに見極めては、
〝どちらの片割れでもある自分〟は
〝一体何者であるか〟を探っています。

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