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子どもの絵の見方と評価についての記事

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2020年2月の記事一覧

図工美術の担う役割

図工美術の担う役割

〜表現することの重要性〜

なぜ人は表現するのか。そう問われたら、私は『心を麻痺させないため』と答えます。

麻痺した心は共感することを忘れ、仲間割れや排除、その果ては戦争へと向かいます。

このことを教えてくれたのは25年前に出会った旧ユーゴスラビア(現セルビア)の子ども達でした。1995年1月17日。阪神淡路大震災の直後NGO に届いた1枚の手紙。そこには『私たちには支援するための充分なお金が

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心の可視化

心の可視化

児童発達支援センターにて
 心の可視化は容易いことではい。と思っているのは大人だけなのかもしれません。
小児期の逆境体験やその子の現在置かれている環境や立場をまずは受け入れることが支援の第一歩だと思っています。
それを受け入れた上でのセラピーワーク。

 2年半で子ども達の色や形やイメージがこんなにも広がったこと。また閉ざしていたものを明け渡してくれたことに感謝しかありません。

今日の気

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図工のミカタ〜評価のミカタ〜

図工のミカタ〜評価のミカタ〜

第4回 図工のミカタ〜評価のミカタ〜
●日時 2020.2.11(火・祝)
 13:00-17:00
●会場 スペースアルファ三宮
 兵庫県神戸市中央区三宮町1-9-1
三宮センタープラザ東館6F

先日スペースアルファ三宮にて図工のミカタが開催され、3名の先生方がご登壇されました。
ゲストは林 耕史先生(群馬大学 教授)と
西村 徳行先生(東京学芸大学 准教授)、
聞き手は山田芳明先生(

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一人ひとりの特性(個性)とともに子ども達の表現を見つめて

一人ひとりの特性(個性)とともに子ども達の表現を見つめて

「ママ、障害ってなあに?」

「生きづらさ、という人もいるよ。」

「じゃあ、僕にも生きづらさはあるの?」

「うん、あるよ。みんなある。ママにもあるよ?ただ、見えやすいか見えにくいか。それだけのこと。」

「どうしたら生きづらさはなくなるの?」

「誰でも困っていることがあるでしょ。困ってしんどいなと感じたら、ママやお友達だち、先生と二人三脚すればいいんだよ。

そうしたら生きづらさはいつのまに

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大人の造形遊び 【Vol.2 徹底分解…で、どうする?】

大人の造形遊び 【Vol.2 徹底分解…で、どうする?】

大人の造形遊び
【Vol.2 徹底分解…で、どうする?】 
●日時 2020年2月22日(土)
13:00-16:30
●会場 芦屋市立精道小学校体育館
「主催 ANCS (創造性が社会と出会う美術教育)
 研究会・岡山大学教育学部美術教育講座」
 
 造形遊びの発案•助言 
 大阪教育大学附属平野小学校 城野知佐先生
 会場提供•助言
 芦屋市立精道小学校 秋山道広先生
 

『捨ててしまう

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