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10分読書と読書メモ

人生ビンゴに書いたのですが、今年は、毎日10分読書を目標にしています。

1日10分、本を読んでいく。というシンプルな目標。

インプットはしたい、とは言え他の用事もある。

そこで去年は、1年で何冊目標、という風にしたら年末に未達成分を慌てて読む、なんてことをしてしまい、内容どころじゃなかったりしたので今回は時間を先に決めてしまうことにした。

やってみると、10分は意外とほどよい。

忙しい日常でも、ちょっと腰掛けてそのくらいの時間なら確保できる。

タイマーで10分測るのだが、ああ、もう少し読みたいなぁ、くらいのところで時間が来て止めるので、また明日も読もうと思える。

これはしばらく続けられそうな気がする。

一年で果たして何冊読めるのか。

そんなことも楽しみにしながら、続けてみようと思っています。

ということで、ここからは読んだ本の感想をひと言ふた言書いていきます。

短いです。

1冊目.超訳人間失格

昔、太宰治の「人間失格」を読んだ。

人間の苦悩というのは、表面的には分からない、底知れないものだなぁなんて分かったようなことを思った記憶がある。

こちらは、斎藤孝さんという日本語にとっても詳しい(ざっくりな理解ですみません)著者が、その「人間失格」を現代の世相にも通ずる部分があると、いろんな角度から解説してくれている。

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その解釈分かる!とうなづいたり、なるほどそうも読み取れるのか〜と新しい視点を得たり。

文字もほどよい大きさで、途中小説の中のワンシーンを切り取ったマンガ(描かれたのはマンガ専科2期にいらっしゃった漫画家の惑丸さん)も挿入されているので、とても読みやすい。

新鮮だったのは、「最後のシーンには希望の光が見える」という解釈だったこと。

私には、最後の最後まで主人公には絶望しかないように思えていたから。

当時の私は、結末で主人公が置かれている状況をとても「喜劇的」(この言葉が本文でけっこうキーワードになっている)とは思えなかったんだろう。

あるいは若いからゆえに、「ユーモア」で受け止める余裕がなかったのかもしれない。

もしかして今読めば、また違う私なりの解読ができるかもしれない。

そう思うと、また人間失格も読みたくなってきた。

近々本棚を探してみようと思う。

ちなみに、人生ビンゴの記事はこちら↓


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