Chieko Matsumura

京都研究家、ライター。京都が好きすぎて東京から京都へ移住して3年目。新聞、雑誌、企業広…

Chieko Matsumura

京都研究家、ライター。京都が好きすぎて東京から京都へ移住して3年目。新聞、雑誌、企業広報誌等の企画、取材、執筆の経験を活かして京都を隅々まで知り尽くすべく活動中。京都の暮らし、京都への思い、京都関連本の紹介など、なぜこんなにも京都が好きなのか?を自問自答しながら綴っていきます。

最近の記事

最近気になること・・・京都市交響楽団との縁

最近、なぜか京都市交響楽団との縁を感じています。 京都市交響楽団とは、1956年創立、日本で唯一、自治体が設置し、運営に責任を持つオーケストラ。ということで、私も京都へ移住して以来、注目しているオーケストラではあるのです。かといって友の会に入るとか殊更応援しているわけではなかったのですが、最近、聴きに行きたいコンサートプログラムを京都市交響楽団が担当していることが続いているので、何となく気になっています。 最初は、3月中旬のこと。会員(友の会ではなく無料の会員)になっている

    • 京都本の紹介・その2『世界のKYOTOへいざなう 紫式部の暗号』

      元日本気象予報士会会長でお天気キャスターの石井和子さんによる「気象」をキーワードに『源氏物語』を読み解くユニークな本。 長年、文学と気象の関係性を探究してきた気象予報士の石井和子さんによれば、紫式部が『源氏物語』の中で気象の描写に込めた意図や思いが、はるか千年の時を超えて現代に届いた紫式部のメッセージ、暗号にも思えるのだといいます。 人間関係だけでなくお天気の描写も鋭い紫式部の観察眼 例えば、源氏が朧月夜との密会が朧月夜の父に発覚してしまうシーンでは、梅雨末期の大雨を描

      • 京都関連本の紹介。その1『源氏物語の京都案内』

        京都をこよなく愛するあまり京都に移住した京都好きが紹介する、ひと味違った京都に関連する本たちの読書案内です。 タイトルに京都と名がつけばひたすら収集した京都本の数々。思わず手にとってしまったコアな本・・・読めばもっと京都が好きになる?(嫌いになる?) 第1弾は、『源氏物語の京都案内』文藝春秋社編 文春文庫 今、大河ドラマで盛り上がっている源氏に便乗?しての紹介です。 巷に数ある源氏物語関連の本の中でも、私にとっては大好きな大切な一冊です。 その理由は、 五十四帖すべて

        • 早速、京都『香雪軒』へ筆を買いに・・・

          今年の目標のひとつとして「毛筆で自分の名前を上手く書く」を掲げたからには、まずは筆を買わなくてはと、昨日、買ってきました。それもかの有名な『香雪軒』で。書道関係者はもちろん、関係ない人でも、武者小路実篤や富岡鉄斎、谷崎潤一郎などが通ったという筆の専門店としてご存知の方も多いはずです。 創業160年、江戸時代後期に筆職人だった初代が創業したという老舗です。 鴨川に近い二条通に面して佇むこのお店の存在は東京に住んでいた頃から知ってはいましたが、書道に無縁な一観光客としては素通りの

        最近気になること・・・京都市交響楽団との縁

          毛筆で自分の名前を上手に書く

          茶道を習い始めると、連鎖的に自分にとってやるべきこと、というのかやらなくてはならないことが次々と出てきました。 茶道歴数年以上なのですが、途中、さまざまな事情で稽古を中断していた時期が飛び飛びにあったので、まだまだ初心者同然です。 3年前に京都が好きすぎて東京から京都へ移住(京都移住の話はまた別の項目で記す予定)したこともあり、今度こそ茶道の稽古に本腰を入れたいと考えているところです。幸い、ご近所に素晴らしい先生と御縁ができたので、今度こその気持ちは強まるばかり。 そこで、気

          毛筆で自分の名前を上手に書く