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アタシックレコード~私的備忘録(4)

昭和備忘録(4)

我が家の飲み物事情

子どもの頃の飲み物事情

昔のことを思い出していると、
「子供の頃、どんなモノを飲んでいたっけ?」
という疑問がわいてきました。
そんな訳で、思い出話をちょっとだけ…。

毎日『麦茶』

まず、食事の時に飲んでいたモノ。
ベースになる飲料といったトコロでしょうか。
これは、一択。
『麦茶』です。
我が家では、一年を通じて、
冷蔵庫には『麦茶』がありました。
普通、『麦茶』は冷やして飲むモノです。
なので、基本的には夏場の飲み物かと思います。
ただ、我が家では、冬場にも必ずありました。
ガブ飲みするには最適なモノ。
それ故に、かなり重宝される存在だった訳です。
喉が乾いたら、とりあえず『麦茶』
そういう家庭でした。
『麦茶』は、母がほぼ毎日、煮出していました。
そのため、専用のやかん(4リットル位?)が
二つあったくらいです。
まぁ、冬場はお茶の場合も多々ありましたが、
子供である私たちは、もっぱらコレでした。
(秋冬は、両親はお茶だったように思いますが…)
近所では、『麦茶』に砂糖を入れ、
甘くして飲んでいる家庭もありましたが、
我が家ではそのような習慣はありませんでした。
だから、『甘い麦茶』は苦手です。
『麦茶』はストレートに限ります。

麦茶は煮出して作る(甘い麦茶はNG)

ジュースについて

今では、多種多様な飲み物がありますが、
当時は、ありませんでした。
なので、『ジュース』といえば、
オレンジ(みかん)かリンゴ。
あとは、『カルピス』
炭酸だと『コーラ』『ラムネ』『サイダー』
といった感じです。
考えてみると、
子供の頃、『ジュース類』
ほとんど飲んだ記憶がありません。
何か特別なことがない限り、
そういうモノは飲まなかったように思います。
お中元やお歳暮などで、
『カルピス』の贈答品セットを
もらうことがあります。
『コーラス』という類似商品もありましたが…)
子共たちにとっては、最高の贈り物です。
このようなことがない限り、
『ジュース類』とは無縁だった気もします…。
ただ、市販のモノはなかったのですが、
母が季節に応じて、
手作りのジュースを作ってくれていました。
そういうモノは飲んでいたように思います。
みかん(夏みかん)やリンゴを
ジューサーにかけて作る、
果汁100%のジュースです。
(まぁ、頻度はそう多くはありませんでしたが…)
そのままの天然果汁だったので、
当たりハズレはありました。
さすがに、夏みかんだけはスッパすぎたため、
はちみつや砂糖を加えてはいましたが…。

炭酸飲料について

我が家では、『色のついた炭酸飲料』は禁止でした。
なので、『コーラ』『ファンタ』といった
色つきの炭酸飲料は、飲めませんでした。
理由は、「子どもだから」。
要は、「色つきの炭酸は、大人の飲み物」
そういう位置づけでした。
ただ、無色透明のモノ、
『ラムネ』『サイダー』は大丈夫でした。
なので、たまに駄菓子屋などで
『ラムネ』は買って飲んでいました。
とはいえ、それは、友達が買う場合のみ。
友達に合わせて買うといった感じです。
おこずかいにも限りがあります。
子供にとって、
『ラムネ』などは高級品になります。
それにお金を使ってしまうと、
駄菓子が買えません…。
そういう理由で、渋々断念する訳です。
あっ、そうそう、
『ラムネ』というと、食べる方だと
勘違いする人がいるかもしれませんが、
この場合は飲み物の方です。
ビンのフタ(栓)が
ビー玉になっている、アレです。
玉押しという専用のモノを使い、
それを手のひらで押し込む。
そうすることで、フタの役目をしていたビー玉が
ビンの中に落ちる訳ですが、
その時、たいてい炭酸により
『ラムネ』が吹き出します。
うまく開けるには、
それなりのテクニックがいたりする訳です。
『ラムネを吹き出させないで、うまく開ける』
こいういうことを、皆で競い合っていた。
駄菓子屋での、一風景です。
今となっては、楽しい思い出です…。

ラムネの開け方、知っていますか?

『コーラ』デビュー

初めて『コーラ』を飲んだのは、
小学校5~6年生だったように記憶しています。
当時、親戚の家に行ったのですが、
その時、親戚のオバちゃんが、
子どもたちを映画に連れて行ってくれました。
その時、飲み物として
『コーラ』を人数分買ってきました。
もちろん、
『色つき炭酸禁止』という我が家のルールを
オバちゃんが知る訳はなかったので、
致し方ありません。
禁止飲料ではありますが、
せっかくなので、飲んでみました。
初めての瞬間です。
ドキドキしました。
口いっぱいに広がる炭酸。
甘さの中に若干の苦味。
初めて、体感する味でした。
「これが大人の味(禁断の味)か~」
そう思ったことを、今でも覚えています(笑)
ちなみに、『コーラ』が解禁になったのは、
中学生になってからです。
といっても、その前に、
内緒で飲んでしまったことはありますが…。

色つき炭酸は大人の飲み物

禁止飲料(その2)

『コーヒー』も禁止飲料でした。
これも、『色付き炭酸』同様、
『大人の飲み物』
というカテゴリーだったからです。
とはいえ、
『コーヒー牛乳』は大丈夫でした。
個人的には、これが大好きでした。
学校の給食などで、
月に一回、もしくは、何かの記念日に、
牛乳ではなく、これが出されていました。
給食での貴重な楽しみといった感じです。
ちなみに、
初めて『コーヒー』飲んだのは、
中学生になってからです。
その時は、「こんな苦いモノ、よく飲むな~」
といった具合で、
あまり積極的には飲みませんでした。
飲むとしたら、牛乳をたっぷり入れ、
『カフェオレ』にして飲む程度です。
ただ、味覚は変わるモノで、
今ではすっかり『カフェイン中毒』ですが…。

まとめ

今にして思うと、
子どもの頃は、『市販の飲み物』
あまり飲んでいなかったように思います。
我が家の方針だったのかはわかりませんが、
手作りが多かったように思います。
(あくまでも、小学生までですが…)
今は、簡単に色々なモノが手に入ります。
しかも、種類も豊富です。
ただ、父親がよく言っていた言葉、
「何が入っているか、わからない」
そのようなモノが大半なのかもしれません…。
特に、小さい時分からの、
『甘い飲料』には注意が必要かと思います。
『甘さ』に慣れる食習慣は、
あまり良いとは思えません。
『甘いモノ』は中毒性があったりして、
本当は怖いモノなのですが、
そうは思っていないように感じてしまいます。
その『甘さ』の成分は天然のモノなのでしょうか?
材料である、素材の甘さといえますか?
今一度、考えてみるのもいいのかもしれません…。

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