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男性育休は難しいのか?市の男女共同参画審議会に公募委員で参加した話。

今日の午前中は仕事のお休みをいただいて、初めて、市の男女共同参画審議会に公募委員として参加しました。

去年、県の事業に参加・修了したことから県の人材リストに載り、そこから公募委員のお誘いが来て、作文を書いて応募、選出され、本日初日となりました。

2年間の任期で、主には国が出す男女共同参画基本計画に基づき、市の男女共同参画推進条例を見直すのが審議会の役割のよう。

そしてこの審議会は、女性活躍推進協議会も兼ねており、またDVや虐待防止などの人権啓発的な側面もあるよう。だから議題が幅広い。

参加者のお一人もおっしゃっていてとても共感したのが、大きなゴールは「男女共同参画社会の実現」なのですが、もっと議論を焦点化してゴール設定をしないと市民に浸透しないという点。

実際、市の調査で「社会が男性優遇である」と答えた人が全体の76%を占めているそう。私はこう答えた方が一体どういう場面でなぜそのように感じたのか深掘りして、そこにテコ入れする条例にしないと意味がないと思いました。

新参者で発言しにくい雰囲気があったのですが、最後に一人一人感想を聞いてくださったので、少し熱く話してしまいました。

まず、DV防止の観点から学校での性教育の充実という議論がされていました。私は去年度まで学校現場で働いていたので、教師の多忙さは身に染みて知っています。学校や先生任せにせず、外部講師の出前授業を活用すべきと言わせていただきました。また保育所で保護者向けに家庭での性教育の必要性を講義してほしいとも提案しました。

また、なぜ世界的に見ても日本の男女平等は最低レベルで、女性活躍が進まないのか、育児や介護を女性がして当たり前というジェンダー役割の意識改革のためにも「男性の育休取得」を推進してほしいとお願いしました。

役所や大企業での男性の育休取得率はどれぐらいなのか、役所や大企業での取得が進まないと中小企業などでの取得は進まないと意見しました。

複数の男性の方から、「男性が取得すると出世コースから外れる」や「男性育休の意識改革は難しい」という意見が出ましたが、何も一年取得してくれと言っているわけではありません。せめて産後1ヶ月、育休ではなく時短勤務でもいい、産褥期の本当に母体に休息が必要な時期を夫婦で協力して育児をし、女性が社会復帰する準備をするためにも会社側の協力も必要不可欠だと思って意見させていただきました。

私も熱くなってしまい、冷静に伝えきれなかったのが悔やまれますが、やはり私が実情を伝えたり、変化を要望できる分野はここだと思いました。

今まで政治や行政にあまり興味はありませんでしたが、子育てを通して生活に密接に関わっていることを体感しました。審議会委員として少しでも行政に関わり、学びを深めていきたいと思いました。

次回は3月。楽しみです。

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