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「いただきます」の本当の意味は自分をいただくこと

皆さんは「いただきます」と声に出して、手を合わせてご飯を食べていますでしょうか?

ご飯に感謝しなさい!
誰のおかげでご飯が食べられると思っているの?
作ってくれた人の気持ちを考えなさい!

なんて言葉を幼い頃に耳にした方も、中にはいらっしゃるかもしれませんね。

私はかつて、栄養学にどハマりした時に「添加物 
は悪であり、農薬野菜は毒である」という考え方に依存した健康オタクになった時期がありました。

なんで自分の体をもっと大事にせんと?
なんで病気になるようなものを口にすると?

といった言葉を元恋人に対して、上から目線で健康の押し付けをしちゃっていました。今となれば反省ですね。

今では、私とはまた違う美意識と美味しさに目がない今の彼女と出逢ってから、美味しいから無農薬が好き。美味しいから無添加が好き。

というシンプルな物の見方をする彼女のことが素敵だなと思いながら、「自分に何を食べさせたいのか」という視点で食を大切にする彼女を見ながら、

最近になって私の中でも、食べることの意味や健康の価値観も気付けば変化していきました。

東洋医学なども学んでいくと、食には陰陽のエネルギーに分かれるものが存在します。

簡単に説明すれば太陽を多く浴びているものが陽の氣を持ち、そうでなければ陰というエネルギーを多くもつとのことなので、

天日塩であれば陽、お酒であれば陰というようなイメージを伝えると分かりやすいかと思います。

食材の命に元気さであったり、美味しさであったり、旬のものであったり、自然に近ければ近いほど生命力が強いものなので、

その生命力をいただくことが、「命をいただきます」という意味と捉えて手を合わせて感謝をしてご飯を食べていました。

彼女と一緒に「命をありがとう。いただきます」と言うことが習慣になっていたのですが、

最近また違ういただきますの価値観が加わるようになりました。それがタイトルに書いていた、

自分をいただく」ということ。昨夜彼女に伝えてみたところ、はじめは???と思われてしまったのですが、途中で意味を理解してくれたため、ほっとしました。

なので今日は皆さんにも彼女と話した同じ内容で、そのお話をしています。

私の思う「いただきます」の意味には、3つの意味があると感じており、1つ目は皆さんも慣れ親しんだ『食材の命をいただく感謝』ということ。

そして2つ目は、『自分の命をいただいている感謝』であり、3つ目が『自分の命を使って今から命を食べるという楽しみの時間をいただく』

ということが全て合わさって、「いただきます」なんだろうなということを感じるようになりました。

「いただきます」とは、自分の命にも対して伝えているような気がして、伝える対象の食の命に対しても、自分の命に対しても、

楽しみをいただくという感情に対しても言えることなので、日本語って真理が感じられる言葉でありながらシンプルな言葉で本当凄いよね。と彼女と2人で話していました。

手を合わせる行為は、命に感謝をすることなので、願掛けというよりも自分の命に対してであったり、

生きていることや、生かされていることに色んな命に対してお礼を伝えることが手を合わせることではないかと感じています。

それを考えると、食べるものに愛を感じるものであれば添加物や農薬があったとしても、命をいただくことに代わりはないので、

愛を食べているという感覚さえあれば、健康のためにこうでなければいけないといったべき思考も薄らぐかと思います。

愛を感じるものであれば、それがあなたの一部になるというように、どんなものを自分の命の一部として受け取りたいのか、ということが心と体の健康へ繋がることでしょう。

安く早いといった便利さは確かに有り難いものではありますが、手を掛けていないものには、愛を掛けていないものでもあります。

手当て、手料理、手編み、手書き、手塩、手伝い…というように、手を使うことは愛を使うとも言われています。

手抜きというものも、愛を使わないというようになるので、どれだけ手を掛けているものかが愛を掛けているものになります。

これは食事だけでなく、子育てでも、恋愛でも、結婚にも言えることでしょう。

実際に手を使って人のために時間を割いて行動することが、相手にとって愛を感じることにもなります。

私の恋愛では、セックスだけでなくそれ以外の部分でもなるべく手を使うようにしています。

手紙を書くこともします。料理が苦手であっても、手料理を振る舞うこともあります。

恋人の彼女がお泊りに来てくれた時に、彼女のお弁当や水筒をしれっと洗ったりすることも、小さなことのように思うかもしれませんが、それも愛を掛けることなんです。

大切にしたい想いがあれば、直接手を掛けて下さい。いくらLINE上でそれっぽい言葉を伝えても、実際に目に見える手を使った行動には敵いません。

側にいる人の肌に触れてみて下さい。手を繋いでみて下さい。その時の感情が、あなたが心から望んでいる答えにもなるので、

視覚や嗅覚や聴覚や味覚よりも、大切なことは手を使って感じること。触覚が1番に愛を感じる生き物が私達なのです。

そのためにも、多く人の手に触られた食材を食べて、食の美味しさをより楽しんで過ごして欲しいなと思います。

今日は少し東洋医学や仏教的なお話でしたが、愛を感じて貰える記事であると嬉しいです。

もっと心や体、性を楽しんで命を楽しませたい方はぜひ、私との無料相談会を利用して下さいね。

皆さんとお話が出来る時間を楽しみにしています。あなたのお話をぜひ、聞かせてくださいね🌙

知英

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