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vol.2 「子どもを育てる」とは
【2人目までの育児】
ぽまこが生まれる前
我が家の長女、長男はとてもできた子たちでした。
教えなくても、買い物に行けば私のそばにいるし
教えなくても、お店で大きな声は出しませんでした。
私は2人の子育てにどう向き合っていたのか
あんなにも当たり前ではないことをやっていたのに…
できて当たり前
できないと怒る
それをくりかえしていたように思います。
なぜなら怒れば言うことを聞いてくれたからです。
疑うこともなく、「それが子どもを育てるということだ」と思っていました。
今思えばどんなに当たり前ではなく、ありがたいことだったのか
病院で
スーパーで
ファミレスで
私のそばから少し離れても
「早くおいで!」というとすぐに走ってきてたね
ほんとにすごいよ。
カッコいいよ。
さすがおねえちゃん、おにいちゃんだよ!
そう言ってあげれば良かった
呼んだのにすぐ来ないと怒ってたね、お母さん
思いどおりにならないとイライラしたり
「どうしてわからないの⁈」
ってよく言ってたね
子どもたちが眠りにつくと
「ごめんね…怒りすぎちゃった…」と自己嫌悪で涙したことを覚えています
でも今となっては全く覚えていないそうで笑
それでも21になった娘がいまだ抱きついてきたりするのは、やはり「寂しい想いをしてたのかもしれないな」と思ったりもします。
【ぽまこの育児】
ぽまこが生まれて
ぽまこを育てる日々が始まって
2人も育ててきた私の育児というものは
音を立てて崩れていきました
親として
「怒る」
という武器が使えないからです
ぽまこは生まれてから歩き出すまではなぜか手のかからない子でした。
私がいなくても泣かないし
誰にでも抱っこされる。
「3人目になるとお母さんもベテランになるからこんな手のかからない子になるのねぇ!」
なんて近所の人に言われたりもしました。
長女や長男の時の人見知りした時の肩身の狭さもなく、私自身「3人目になるとこんなにも楽になるのかあ!」と思っていました。
保育園に行きだしてからは
私が迎えに行って先生から引き離すと大泣きし、
車の中でも泣いてました(親の立場なし😂)
でも1歳半をすぎた頃…
・とにかく癇癪が多い
・椅子に座らず、じっとしない
・言葉が遅い(ママ、パパくらいだったかな)
などなど
なんとなく3人目ということもあり、異変を感じていました。
案の定、健診でも指摘されました。
言葉の少なさとこちらの言っていることに対する理解度が基準より低い。
でもこんなのははっきり言って、
「私が教えていないからだ」
と思っていたし、
言葉も
「ただ遅いだけ」
と思っていました。
それより何より自分の子どもがどこかがおかしい、と言われているようで怖かったし、考えたくありませんでした。
健診から帰ると、ぽまこが泣きわめくにも関わらず
健診でできなかったことを教えようとしていました。
もちろん、そんな簡単にできるはずはなく、私は不安からぽまこに執拗にことあるごとに質問をくり返すようになっていました。
続く
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