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学校も働く人も、とにかくよく休むドイツ!

ドイツは日本と似ていると言われます。双方とも規模の大きい国で、重工業が盛ん。気質も真面目で勤勉、時間を守ることに重きを置く、とか。

住んでいても、ああ似ているなあと思うこともあり。かたや全然違うなあと思うこともあり。(*個人の感想です)

確かに学生時代に住んでいたベルギーやデンマークとものすごくざっくり比べると、共通点は多いのかと感じます。
(ベルギーは人口一千万ちょっとと規模も小さめの国で、多言語国家であまり統一性や愛国心がないです。デンマークは600万人弱で、北欧のフットワークの軽い感じが全然別物。)

そんな、似てるかも、なドイツで全然違うことのひとつは、
ドイツではめっちゃ休みが多い!
ということ。

学校も中長期の休みが多くあります。
北米の学校みたいに「長い夏休みがドーン」とあるのではなくて、そこそこの長さのお休みが頻繁にあるのですね。

夏休みは1ヶ月半で、日本と同じくらい。冬休みも2週間で、ほぼ同じ。

ただしそこに!

秋休み2週間、イースターの春休み2週間があります。

2ヶ月ちょっとすると、半月び休みが来るわけです。ちなみに休みの間に宿題は基本ないので、純粋に「お休み」。州によってはキリスト教系の祭日が違うので若干振り分けが違いますが、ちょくちょく休むことは同じ。

仕事でもまあ、よく休みます。年休30日とかはザラです。週5で働いている人には、最低でも年間20日の休暇が義務付けられているようです。(参考:ドイツ連邦統計局

20年程前にドイツの日系企業で1年ほど働いていたことがあるのですが、初めから「年休27日」でした。ほぼ新卒だったのに。贅沢ー。

しかもちゃんと休まないと会社が怒られるとかで、年休は使い切る前提。
同僚もきっちり1ヶ月夏休みを取ったりしていましたよ。

まあ学校の休みが多いので子守のためにちょくちょく親も休まないといけないというのはあるのですが。(学校が休み中の子守支援の不足は問題としてあります。)

いずれにせよ、定期的にがっつり休むのは大人も子供も変わりません。
ちゃんと充電できる仕組みになっているように感じます。

これは本当にいいです。人生の質が全然違います。

かくいう私は休むのがあまり得意でないです。コロナで時間があれば大学院に行き、フリーランスなので週末でも仕事があればすぐにでかけていくという。ずっとバタバタしてしまうのです。

多分、本来は意図的かつ計画的に休息を取るのが一番。

勤勉で真面目だからこそ、きっと休むのがうまくないのです。
だから、制度として休みを前提として確保してしまうドイツ式はありがたい。
休暇の後はやっぱり、親子ともリフレッシュしますものね。

もっと休む時はちゃんと休むように、努力しないとー

(写真は今週早くに一瞬降った雪です。4月下旬。春でも北欧方面から冷えた空気が流れてきて寒くなることがあるのだとか。にしてもびっくり。)

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