見出し画像

海外移住と大学院進学

大学院に進学してよかったことはもちろん、たくさんあります。 

私の場合は特に、海外に移住して比較的早い段階で大学院に行ったということが大きなファクターでした。

所属する場所ができた


自分の留学や就職で海外に出たのでない場合、居場所を確保するのが一仕事です。私の場合は夫の現地就職に伴っての渡独だったので、特に 私のために用意されている場所はありませんでした。

最初の1年はそれこそ統合コースと語学学校に通っていたので、まあそこそこやることはありました。あとは子どもが現地に溶け込めるまでは様子を見ようと思っていたので、ガンガン動くこともせず。

たまに帰国して出稼ぎする「野沢直子方式」でやっていこうと思っていました。コロナでできなかったが。

それではここで大切なことを言います。

海外移住で、子供はたいてい何とかなります。
(絶対ではないけど、たぶん)

むしろ心配するべきは親。
さらに言うと、現地でやることが決まってない方の親です!

私はもともと地域密着型の人間ではないし、ドイツ語は積極的に話したい感じでもなかったので、日本行き来路線が絶たれてからはもう完全ロストでしたよはい。

後になって「本当に大変だった」と相談したメンターいわく、「君のパートナーは仕事場があるし、娘は学校がある。でも君はシステムに入ってなかったからねー。」と。

はい、まさにそれです。

大学院に入れたことで、なんとかドイツの中のシステムに潜り込み、居場所ができました。
パートタイムなので限定的ながらも、これは一番大きかったー。

最初の年にがんばってドイツ語C1(中上級?)の試験をクリアして、進学に必要な語学力を一応獲得できたのは、今考えると奇跡的なタイミングだったのですね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?