神話 【詩】

《神話》

生き遅れの記憶が紡ぐ 愛の声

木々はオレンジ色の光を放つ

崩壊を描いた 深爪ネコ

被爆したココロは
カオス化した透明の笑顔をむさぼった

楽園に染み込む赤が蔓延する頃
人であることを忘れたうわばみは
大きな銃を飲み込んだ

偽りを奏でる我が神に
静寂など現れなかった

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