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お昼寝おねしょの怪、解決

6月初めからほぼ2ヶ月続いた、保育園でのひよこのお昼寝おねしょの怪。毎日毎日パンツを濡らしてしまうことに、地味に手を焼いていました。ひよこが「何」を心に抱えているのか、「何」に捉われているのかが分からなくて。連日後始末が発生するのも先生方に申し訳なかったけれど、それはまぁ、つまるところ「ごめんなさい」の話だから。おかーさん、頭下げるのはいくらでもするよ。

結局は、この件についての担任の先生とひよことの何回目かの「おはなし」のときに、「おトイレいきたいって、いえなかったの」「なんかいもいくのはダメだよって、せんせいにいわれちゃう(おこられちゃう)から」という言葉をひよこの口から引き出して、「本当に行きたい気持ちのときは、何回でも行っていいんだよ」と誤解をといてくださったのがきっかけで、パタリと止みました。

ちょうどその頃、お昼寝前に1人がトイレに向かうと「ぼくも/わたしも」形式でちょけてぞろぞろ布団から出て行くのが流行ってたみたいなんですよね。ひよこもちょけすけ(でも叱られる場面をすごく避けたがる)なので、本当に尿意をもよおしたときに誤認逮捕されたことがあったのではないかと。わかんないけど。

気持ちを言葉で吐くって大事だなぁ、とあらためて思いました。ひよこも、この「おはなし」に及ぶ前に、何度も先生から「おトイレだいじょうぶ?」「おトイレ行きたいときは、行っていいんだよ」って声かけしてもらってたはずなんですよ。わたしも伝えてたし。だけど、自分がトイレに行きたいと「言えない」呪いにかかってることに気づいてなかったんじゃないかと思うんです。「行きたいと言う→叱られる」よりは「行きたいと言えない→もらしちゃう→叱られない(後片付けしてもらえる)」方が易いもの。

言葉にすることでその呪縛に気づいて、気づいたから解けた。根気づよくひよこから引き出してくださった先生方に本当に感謝です。

そんなわけで、ここ1ヶ月は、お昼寝おねしょは週1あるかないか(ほとんどない)に戻りました。めでたしめでたし。

一見類似したものごとの間に「違い」を見出し、両者を「分ける」ことができた――そのとき、人は、「分かった」と表現します。

福島隆史(ふくしま式200字メソッド)

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