見出し画像

バルミューダ ザ・トースターがやってきた

「普段何食べて生活しているんですか」は何のための質問なのか。「バーボンのロックをダブルで」などが正解に近い気がするが、わたしはそんなにハードボイルドな生活をしていないし、ここで嘘をつく意味も分からない。

狗飼恭子「ロビンソン病」

我が家の朝ごはんの主食は、よほどのことがない限り、パンです。わたしとひよこは食パン+α(フランスパンとかぶどうパンとか)、夫はαだけが多く、毎週末、近所の数店のパン屋さんをハシゴして、1週間分を買い溜めます。すぐに食べない分は、その日のうちに切り分けて、冷凍庫へ。保存袋に入れ替えるとかはせず、ずぼらに、そのままのビニール袋で、ドンです。

バルミューダのトースターを招聘した詰めの一手は、ほぼ日の特集でした。トーストが「ヤバい」のは知っていたけど、なんと、フランスパンやクロワッサンの専用モードもあったとは!

冷凍したフランスパンとかって、工夫なしにあたためると、このうえなく残念な食感になりますよね。いくらパン好きでも、平日の朝に毎回絶妙なレンチン&あぶりをする余裕はなく、冷凍せずに食べきれるタイミング・量しか買えなかったんです。 それが、いつでもモチモチを味わえる。現役トースターが偏差値48な使い心地だったこともあって、夫に稟議を上げたら、即決で承認されて、ポチりと相成りました。さようなら、カチカチラスク。

いま、使いはじめて、3週間ほどです。噂に違わぬ美味しさ。むふふ。トーストは、ラスト1分まで不安になるくらい真っ白なのに、そこから焼き色が追い上げる様子は見ていても楽しい。ほぼ日の糸井さん絶賛のチーズトーストは、チーズがグラグラいう感じが「飯テロ」級。フランスパンもクロワッサンもバタートールも、「そう、これこれ!」の香ばしさと柔らかさとあたたかさ。

「ひよこがもう少し大きくなったら、また…」リストの1つに、喫茶店のモーニングがあるのですが、あのバターがしみ込んだ厚切りトーストも、もう家でできちゃいます。今まで食パンは6枚切り派だったんですが、バルミューダで焼くようになってから5枚切に転向しました。パンゲル係数とカロリーを気にしなくていい人生なら、4枚切にしてると思います。

一応、使って分かったバルミューダの「うーん」3点も挙げると……
① 説明書曰く、使うたびにパーツを取り外して掃除しないといけないらしい。給水パイプとか。面倒でほとんどやってません。
② 前面の扉の閉まりがゆるくて、隙間から蒸気が漏れる。わたしも最初はビビりました。ググったら仕様らしいのですが。従来の国内メーカーのようなきっちりさを求める方には合わないかと。
③ しゅっとしたデザインなので、隣の国内メーカーのオーブンレンジのダサさが際立つ。わたしが地味に一番困ってるのが、これです。オーブンレンジを買い替えたい衝動に駆られています。

2万円超という値段は、トースターとしては確かに高いですが、わたしは買ってよかったです。毎日使うものなので、冬に週に数回着るコートに数万円かけると思ったら、安いもんじゃないかと。(とはいえ、実際一番ネックになるのは、使えないことはないトースターを捨てることだと思います。燃えないゴミだし、躊躇しますよね)

明日は、大森図書館(新しくはじめます)の話か、整理整頓の話か、リサイクルの話を書くつもりです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?