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開眼したあの日の記憶が、急浮上

松平とは、行動の人である。松平にとって結論とは、客観的な真偽を判断することではない。それを踏まえて、自分が何をすべきか決めることにある。

万城目学「プリンセス トヨトミ」

「毎日書こう」だからか、無意識にわたしの中の人がネタを探してくれているようで、ほかの方のnoteに触発されて思い浮かぶことがあります。

このノートを読んだその(足ならぬ)指で購入した、熊田美佐さんの「2月日報(ほぼリアルタイム更新)」。フリーランスで働きながら、3人のお子さんを育てながら、人として母として、生活をどう組み立ててらっしゃるのか、気になって気になって。ここ1週間、毎日読ませていただいた感想は、「組み立てる」って表現がぴったりだな、と、バタバタしててもええねんな、ということ。「大切なのは、段取りです」みたいに、ココロザシが抽出される雑誌や日○DUALと違って、「ですよね!電車、乗り遅れますよね!」と共感・安心させていただいてます。わたしは昨日の朝は2本、逃しました。

2月7日分の日報で、こんなことをおっしゃっていました。

やっぱり人間、「どうなりたいか」がはっきり自分の中にないと、
行動にむすびつかなくて、
結果も出ないってことなんだなと納得。

ああ!

結婚前後の入社4年目の頃、ものすごく迷走しながら仕事をしていました。思考停止してるからやることなすこと朦朧としていて、叱られても、その後始末をどうするか考えるのが面倒くさいから、思考停止。

いいことなし(そりゃあるわけない)の日々のストレス発散は、もっぱら文房具の大人買い。1000円のノートとか、3000円のボールペンとか。文房具なくして仕事なし。文房具にこだわれば仕事の精度も上がるはず。だったのですが、かなしいことに、あんまりなりません。気持ちはいくぶん前に向くのだけど、いかんせん、思考の霧が晴れない。

結局行き着いたのは、机とPCの整理整頓でした。そのときの「どうなりたいか」は、「埋もれたくない、治めたい」だったんです。ひとたび席を立つといろいろ思い通りにならないことだらけだけど、両腕を広げて収まるこの範囲は泰平を築こう、と。視線と動線から余計なものをできる限り省いていくと、全能感がもたらす安心感も手伝って、朦朧としていた頭が醒めはじたとさ。

そんな記憶が、よみがえりました。

今も、PCのデスクトップには、デフォルトアイコンだけです。仕事中は、ダウンロードしたメールの添付ファイルとか置くこともあるけど、シャットダウン前に、ごみ箱の中身ともども一掃。バイバイ。

今日もたくさんの方のnoteを読めるのを楽しみにしています。

明日は、スキンケアの話か、食器棚の話か、「ソーラン節大学」の話を書くつもりです。

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