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【選挙ウォッチャー】 衆院補選2020・静岡4区事前レポート(前編)。

これだけ新型コロナウイルスが大変なことになっているので、こんな時に選挙をしている場合なのかとは思いますが、これまでの歴史の中で、どれだけの人が民主主義を求めて死んでいったのかを考えると、ある意味、民主主義は命よりも尊いと言えるわけで、4月14日告示、26日投開票というスケジュールで、衆議院議員の補欠選挙が行われています。ただし、補欠選挙が行われているのは「静岡4区」だけで、静岡市清水区などの一部地域、富士宮市、富士市の一部地域です。

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深沢 陽一 43 新 自民・公明推薦
田中 健  42 新 立憲・国民・共産・社民推薦
山口 健三 72 新 無所属
田中 健  54 新 NHKから国民を守る党

これまで静岡4区では自民党の望月義夫さんが選出され続けてきたわけなのですが、昨年12月にお亡くなりになったため、補欠選挙が行われることになりました。立候補しているのは4人で、自民・公明推薦の深沢陽一さん、立憲・国民・共産・社民の野党統一候補の田中健さん、42才。完全無所属の山口健三さん、「反社会勢力」を自称しているNHKから国民を守る党の田中健さんの4人です。そして、僕の立場から申し上げられることは、自民党の深沢陽一さん、ちゃんとしている方(野党統一候補となっている42才の方)の田中健さん、山口健三さんの3人の中から、あなたが「この人に投じよう」と思う人に投票していただければと思います。当選するつもりもないのに、わざわざ同姓同名の田中健さんを立候補させ、社会的混乱を招いて喜んでいる「反知性派カルト集団」の300万円の供託金は、ぜひとも没収に追い込んでいただきたい。心からそう願っております。NHKから国民を守る党がどれくらい頭の悪い政党なのかについては、「新型コロナウイルスに効くから」と言って、漂白剤をリンゴジュースで割って飲むぐらいの致死レベルのアホが副党首をやっている政党だと言えば済む話なので、このあたりは過去の無料レポートを読んでいただければいいとして、今日は致死レベルのアホが作ったドラマ仕立ての政見放送にツッコミを入れていきたいと思います。どちらかと言えば、映像にツッコミを入れるのが本職中の本職でした。それでは、まいります。


■ 政見放送からサイコパスが溢れて止まらない件

世の中には「脚本家」という仕事がありまして、やっぱり一流の脚本家が書くドラマというのは、とても面白いです。小説も、脚本も、書こうと思えば誰でも書けるかもしれないけれど、面白い作品を作るというのにはテクニックやセンスが必要なので、一流が作るものはそれなりに面白いけれど、三流が作るものはつまらない。ましてや、センスのないド素人が作ると酷いことになるわけです。このたび、NHKから国民を守る党は、まさかのドラマ仕立ての政見放送をぶち込み、わざわざ300万円の供託金を払って、きょうび大学生でも、こんなクオリティーにならないであろうC級ドラマを公共の電波に乗せてきました。正直、めちゃくちゃキツいです。NHKから国民を守る党があまりにも落ち目すぎるので、その酷すぎるC級クオリティーにツッコミを入れるのは、この世で僕だけになってしまったかもしれませんが、これで立花孝志が天才でも何でもない、社会に迷惑をかけることを生き甲斐にしている無能おじさんであることが少しは伝わると思います。では、さっそくまいりましょう。

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オープニングは、奥さんが食器を洗っているところから始まります。ドラマというのは「演出」が重要なんですが、主婦なのにガッツリとネイルをしているし、食器を洗っている間も水を出しっぱなしなので、冒頭の1コマ目を見た瞬間に「こいつは生活に困ってない」ということがわかります。NHKの受信料を払うのがしんどいわけではなく、「そこそこ裕福な暮らしをしているけれど、NHKの受信料は払いたくない」というタイプの人です。

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家の雰囲気を見ても、そこそこ生活にゆとりがあります。生活に余裕がなくて受信料が払えないというのなら催促されて可哀想ですが、これだけ立派なおうちに住んで、ネイルを楽しみ、水道代のことも考えずに暮らしているんだから、払ったらよくない?

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そうです。実は、この奥さん、NHKの受信料を払う気マンマンなんです。NHKから受信料の請求書が届いたのですが、出勤前に「これで買ってくればいいんだよね、アヤちゃんのケーキ」と封筒を出した夫に対し、「あ、ちょっと待って」と言うと、夫の封筒から1000円を抜き取り、NHKの受信料を支払う用の封筒にお金を移し替えました。「NHKなんて見ないのになぁ」とボヤく夫。

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おみそれしました。ネイルや水道の出しっぱなしをディスってしまいましたが、お金のことはしっかり封筒で管理している素敵ママ。NHKの受信料もしっかり封筒に入れて、これで準備万端です。ケーキの予算は減額されてしまいましたが、その分、安いケーキを買ってくればよろしいでしょう。ボヤく夫に、「しょうがないじゃん」と優しく諭す素敵ママ。なのに、夫は「これじゃケーキも買えないよ」とボヤき続けました。いや、買えるだろ、予算はついているんだし、いざとなったらテメエで足せよ! そんなダメ夫を「行ってらっしゃい」と見送る素敵ママ。ところが、その日の昼間に事件が起こります。

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ピーンポーン!!

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「あら、こんな時間に誰かしら?」のテンションの奥さん。すると、奥さんが「はーい!」と返事をすることも、インターホン越しに応答するわけでもないのに、インターホンの向こう側でNHKの集金人が喋り始めます。

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「こんにちは、NHKでーす。登録なかったの、お伺いしました。他の家も全部済んでますんで、お宅もお願いしまーす」

NHKの集金人、こんなこと言う? あと、NHKの集金人は首から名札みたいなヤツを下げているはずです。きょうび、首から名札を下げて行動している奴なんて、NHKの集金人かSODの女子社員ぐらいしかおらんのですから、それくらいの細かいディテールにこだわってくれないと、こいつはただの不審人物です。もしかして、NHKから国民を守る党って、NHKの集金人のことをよく知らないんじゃないでしょうか。いくらドラマでも「そんな奴おらんやろ!」になってしまっています。

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しかし、奥さんは準備万端です。夫に渡した封筒からしっかり1000円を抜き取って受信料は準備できているのです。そう、奥さんは受信料を払う気マンマンなんです。なのに、ここから集金人がやらかします。

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ピーンポーン、ピーンポーン、ピンポン、ピポ、ピポ、ピポ、ピポ、ピーンポーン!! NHKから国民を守る党が演出する悪質集金人は、とにかくインターホンを連打してくるわけですが、連打をすると言えば・・・。

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NHKから国民を守る党の副党首である大橋昌信市議も、インターホンを連打して喜んでいました。インターホンを連打するのは、NHKの集金人ではなく、NHKから国民を守る党の常套手段です。

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いくらNHKの集金人が悪質だと言っても、さすがにこんなふうにインターホンを連打してくる奴はいないので、さっきまで封筒を持っていた奥さんが不審に思い、封筒をキッチンに置いて、玄関まで様子を見に行きました。

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しかし、返事をしたわけでも、インターホンで応答したわけでもないので、居留守をしたみたいな感じになり、NHKの集金人も悪質とは言いながら、ピンポンを連打してきただけで、玄関のドアをガンガン叩いてくるわけでもなかったので、「ひょっとして帰ったかな?」という感じになり、奥さんはリビングに戻ろうとしました。すると、次の瞬間、玄関の方から「大丈夫ですよ」という声が聞こえたので、振り返ると・・・!

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いや、オマエがなんでいるんだよ! しかも、なんで玄関の内側に立ってるんだよ! どう考えてもNHKの集金人より悪質だろ! どんなサイコホラーの物語なんだよ!

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これには奥さんも、この表情。そりゃあ、そうなりますよね。サイコ野郎が玄関の内側に立っているんですから。「オマエ、誰だよ!」と言って、玄関の外に叩き出した末に、すぐさま110番通報する案件なんですが、ここからが「NHKから国民を守る党」の頭のおかしいところです。

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なんかお湯を沸かし始めたと思ったら・・・。

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なんでテメエが茶をしばいてんだよ! なんで家の中に上がり込んで、カメラ目線なんだよ! どんだけテレビに映りてぇんだよ! わざとらしく茶をしばいて「熱ぅ!」と言う立花孝志。なんという棒芝居でしょうか。法律の専門家を演じたり、NHKでスーパーサラリーマンだったかのように演じるのは自然にできるのに、茶を飲む芝居ができないのは、法律の専門家やNHKの経理をしていたスーパーサラリーマンだったという演技は、本人の中で脳内変換されて本当だと思い込んでいるので、芝居じゃないからです。オマエさん、経理局に配属されたのは大阪にいた大昔の話で、使い物にならなくて東京本社に送られてからは庶務のオッサンだったんちゃうんかい? オマエさんの東京本社での所属部署を言ってみなさいよ!

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奥さんがNHKに払おうとしていた受信料の封筒を手にして、「大丈夫ですよ!」じゃないんですよ。ちっとも大丈夫じゃないから、威力業務妨害と不正競争防止法違反で書類送検された末に起訴されているんでしょうが! だいたい、こうやってお金を払わなくていいという嘘情報を垂れ流していることに対しても、既に「偽計業務妨害」で既に刑事告発されているのです。そうやって言っていられるのも今のうち。まもなく国政政党になって3度目の書類送検と起訴が待っています。

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もともと受信料を払おうとしていたぐらいの良識を持った奥さんなので、心配になって、わざわざNHK本社までやってきてしまいました。電話で問い合わせれば一発で解決するだろうに、どうしてNHKまで来ちゃったのでしょうか。バカだからでしょうか。

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NHKの前まで来ているのにキョロキョロして、「あ、NHKだ!」じゃないんですよ、奥さん。どこの田舎から出てきてそうなっているのか知りませんけど、スマホで調べればNHKの場所ぐらい出てくるでしょうし、一人で来ているのに指差して「あ、NHKだ!」なんて人います?

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そして、見つけたテンションで横断歩道を渡ってるので、信号が思いっきり赤なんですけど! 横断歩道の向こう側にたくさんの人が立っていることを考えると、思いっきり赤信号を突破してきているんですけど、轢かれたいんでしょうか? バカなんですか? 日頃からさまざまな一線を越えている反社会勢力なので、政見放送で堂々と赤信号を渡ってきます。そして、渡った先で起こったこと・・・。

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「大丈夫ですよ!」じゃねぇんだよ! テメエがなんで奥さんのお金が入った封筒を持ってんだよ! 海老沢会長の秘書だったとか、「冬のソナタ」を買い付けてきたとか、NHKの裏金を作っていたとか、いろいろな伝説を語っていらっしゃる立花孝志代表ですが、そもそも立花孝志代表は字幕なしで韓国ドラマを楽しめるぐらいのバイリンガルやトリリンガルのオジサンなんでしょうか。しょっちゅうホワイトボードで漢字を間違えているオジサンなので日本語すら怪しいと思っていますが、そんな人に「大丈夫ですよ!」と言われても、全然大丈夫じゃないです。市民を騙さないでください。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

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僕はべつに野党統一候補の田中健さんを推しているわけではないですが、田中健さんに投票しようという人はいることでしょう。何度も何度もアナウンスされていることではありますが、0.001票の按分さえ許したくありませんので、ちゃんとした方の、反社会勢力じゃない方の、野党統一候補の田中健さんに投票したい場合には、「田中けん」だけではいけません。「田中けん42才」と書いてください。今回だけは「田中けん42才」と年齢まで書かないと、ちゃんとした方の田中健さんに1票を入れることができなくなってしまいます。投票用紙には年齢まで書く。大切なことなので、もう一度言います。投票用紙には年齢まで書く。ちゃんとしている方の田中健さんは42才とまだ若いです。若い方がちゃんとしている方です。これを間違えると反知性派カルト集団の、元フリーウェイクラブで高速料金を踏み倒していた犯罪者集団の方に票が入ってしまいますので、ご注意ください。同じ名前でも中身が全然違います。頭のおかしい犯罪者集団の供託金はしっかり没収させましょう。

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