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【選挙ウォッチャー】 袖ケ浦市議補選2019・分析レポート。

11月3日告示、11月10日投開票で袖ケ浦市長選が行われたのですが、同時に市議補選が行われました。お亡くなりになった市議が1名いるのですが、今回の市長選には3人の市議が立候補することになったので、それぞれが辞職をすれば定数4となり、本来は無投票当選で4人がそのまま議員になるはずでした。ところが、自民党の粕谷智浩さんと福原孝彦さんはキッチリと辞職をしたのですが、塚本幸子さんが自動失職を選びましたので、定数が3になってしまい、市議補選も選挙に突入することになってしまいました。ほぼ全員が無投票当選になるだろうと踏んでいたのに、いきなり選挙になってしまったもので、急いで選挙の準備に入ったという感じです。熾烈で渋すぎるオッサン同士の熱き戦いなんですが、この中で落選するのは誰でしょうか。

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ポスターを見ていただければ分かるように、完全なる「オッサン同士」の戦いで、知り合いでもいなかったら誰に投票したらいいのかが分かりません。そこそこ選挙に関心のある人だったら、それこそ選挙公報を読んだり、選挙事務所を訪れて政策を聞いたりするんでしょうけど、ポスターを見て誰にするのかを決めようという人たちにとっては、正直、決め手に欠けると言っても過言ではありません。


■ 袖ケ浦市が抱えている問題とは?

意外かもしれませんが、実は、袖ケ浦市の人口というのはどんどん増えています。というのも、袖ケ浦市は東京まで内房線で一本で行けて、山があって海があって自然が豊か。窮屈な都会で暮らすより、袖ケ浦市で一戸建てを買えば、リビングも子供部屋も広々していて、外でも元気に遊ばせられます。アクアラインに乗れば都心にも車で行けるし、羽田空港にも成田空港にもアクセスできるため、考えてみれば、これほど便利な場所はなかなかありません。ということで、ファミリー層が続々と増えている関係で、小学校の定員は限界に近づいており、この少子化の時代に新しい小学校を建設しなければならないかもしれない「将来性のある街」なのです。それゆえに待機児童の問題も含め、子どもたちの教育環境を整えることは急務であり、こうした問題に真面目に取り組める議員が求められています。


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