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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#209)。

先日、女優の広瀬すずさんが新型コロナウイルスに感染していたことが明らかになりました。若い人は感染しても無症状であることが多いという不思議なウイルスのため、広瀬すずさんに体調の異常や症状はないそうで、今回は撮影に参加する人たちの集団検査によって、感染が明らかになったといいます。映画やドラマの撮影をしようと思ったら、飛沫の飛び交う距離で話をすることも避けては通れないため、感染拡大防止のために、事前に出演者のPCR検査をしてみることが一般的になっているわけですが、こうした取り組みのおかげで感染が発見できました。感染が広がることを防ぐとともに、重症化して俳優生命を終わらせなければならない人を出すことを防げたわけですから、ちゃんとこうした取り組みをしていた制作陣は絶賛されるべきでしょう。無症状とはいえ、広瀬すずさんの経過観察も可能になり、万が一の時にはすぐに対応できる環境が整いました。「広瀬すずちゃんが無事だったら何でもいいよ」というファンも多いことでしょう。検査がいかに重要で、感染を広げないための取り組みがいかに必要かということを改めて実感させられたのではないでしょうか。


■ 断固として謝らない堀江貴文氏

さまざまな所で新型コロナウイルスの感染拡大を防止しようという取り組みが真面目に行われる中、マスクの着用をめぐってゴネた末、犬笛を吹いて餃子店を休業に追い込んでしまった堀江貴文氏。悪いのは餃子店に電凸した奴らだとしても、犬笛を吹いたのは堀江貴文氏なのですから、犬笛に反応している奴らに「そういうことはやめてくれ」と言うべきですし、なんなら自分が発端となってこんなことになっているのだから、餃子店に対して謝るべきでしょう。ところが、謝ったら死ぬんじゃないかというほど、ショボいプライドがそれを許さず、まだゴタゴタと言い訳をする始末です。最悪、謝らなかったとしても、犬笛に反応している「ホリエモン信者」たちに、大将自らが「やめてくれ」と言うだけで、お店への迷惑行為は軽減すると思うのですが、そういうことを一切やらない。かつては時代の寵児と持て囃されたオッサンの成りの果てが、立花孝志と同じメンタルでした。こんなに悲しいことはありません。しかし、選挙ウォッチャーである僕にとっては、堀江貴文氏がどれだけクソだったとしても、それほど重要なことではありません。問題は「ホリエモン新党」です。


■ ホリエモン新党は餃子問題を冷笑している

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先日、この一連の餃子騒動の発端となったのが、今年7月の東京都知事選にホリエモン新党公認、NHKから国民を守る党推薦で立候補した、堀江貴文氏の秘書である斉藤健一郎であることをお伝えしましたが、これに「問題提起のきっかけを作れましたね」と好意的に反応している末永友香梨という人物は、来月からNHKから国民を守る党の浜田聡議員の公設秘書になる予定だそうです。議員も議員なら秘書も秘書です。

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もはやNHKから国民を守る党がどんな人物を秘書に採用しようと驚くことは何もないのですが、ホリエモン新党が11月にも「堀江政経塾」なるものを開講し、その卒業生が「ホリエモン新党」から立候補する流れになるということは皆さんにお伝えしておきたいと思います。そして、この「ホリエモン新党」を取り仕切っているのが斉藤健一郎であり、その斉藤健一郎は餃子騒動の後にどんなツイートをしているのか。

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まず明確に書いておかなければならないのですが、これは「揚げ足を取っているわけではない」ということです。誰かの態度が気に入らないこともあるだろうし、お店を嫌いになるようなこともあるだろうけど、「オマエの自己中心的な考えで休業に追い込むようなことをするな!」と批判しているに過ぎません。そして、これは時間が余り過ぎて、暇だからやっているのではありません。こういうことを野放しにすると、同じようなことをするバカタレが増えてしまうから、それを防ぐためにもここで毅然とした態度で指摘することが重要だと考えているからです。どうせ僕の話を聞くつもりなんて微塵もないのでしょうし、そもそも改善できる人間だったら、この年齢でこんなクソみたいな問題を起こしていないでしょうから、どうせ注意をしたところで効果なんてないんでしょうけど、少なくともマネをするバカの増殖は止めることができます。そして何より、何も知らずに「ホリエモン新党」なんていうイカれたサイコ野郎の集団に投票する人が少なくなれば、日本はもう少し平和な国になります。要するに、こういう小さな問題にもツッコむことで政治への進出を食い止めた方が、よっぽど日本が良くなるのです。

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誰のために頑張っているのかと言ったら、もはや餃子屋さんのためではありません。未来の日本のため、未来の自分たちが安心して暮らせる世の中を実現するためです。モンスタークレーマーの自覚がないイカれたサイコ野郎の集団が、もし間違って議席を持とうものなら税金が無駄になるばかりか、日本の秩序が破壊されるというものです。そうなる前に、皆さんにその実態をお伝えする。それが僕の役割です。もはや「ホリエモン新党」なんていうものには何も期待していないし、そんなものに間違って投票する人が出ないように警鐘を鳴らすだけです。そんなに問題を解決したいなら、オマエらが餃子屋さんに謝り、犬笛を止めれば、すべてがマルッと解決です。


■ 肉屋を支持する豚による自己責任論の末路

多くの人が堀江貴文氏の言動に呆れる中、いまだ堀江貴文氏や斉藤健一郎のやっていることを支持しているN国党員たち。もはや一般の人たちと大きく感覚が乖離していると言えますが、どうしてこんなことが起こるのかと言ったら、それは「自己責任論」がベースにあるからだと考えます。自分たちがうだつの上がらない生活をしているのも自己責任ですが、だからこそ、NHKから国民を守る党やホリエモン新党で人生の一発逆転を狙っている。自分は頑張っているので、自己責任の時代にも報われると考えているのだと見ています。だから、対応の悪い餃子屋が晒されるのは当然だし、餃子屋に電凸されて休業するのも自己責任。かねてから立花孝志が唱える「この世は弱肉強食なんだから、弱い者が負けるのは当たり前」という価値観です。総じてN国党員たちは「人生の負け組」に位置しているわけですが、自分たちはここにいる限り、立花孝志や堀江貴文氏のように「人生の勝ち組」になれると考えているのです。ただ、残念なことに、立花孝志や堀江貴文は「人生の勝ち組」ではありません。「負け組」と表現できるかはわかりませんが、少なくとも「あんな人生を過ごしたくない」という対象です。うだつの上がらない人にとっては眩しい存在なのかもしれませんが、普通の人にとっては、特に眩しくもないし、ちっとも憧れません。言ってしまえば、車にデカデカとアニメのイラストが描かれた「痛車」を自慢されているようなもので、「めちゃくちゃカッコ良くないですか?」と言われても、「全然」という話なのです。なんなら恥ずかしくて乗れたものではないし、こんなので買い物なんかに行けません。しかし、彼らは「痛車同好会」みたいな人間なので、その車で「峠を攻める」などと言って迷惑な煽り運転をしているのです。今回は餃子屋さんが事故に巻き込まれてしまったわけですが、煽られているのを交わそうとして崖から落ちてしまっても、煽った方ではなく、運転が下手なのが悪いと言っているようなもの。自分たちの責任を認めずに自己責任論を展開してしまうのですから、こういう人たちが世間から嫌われるのは当然なのです。


■ 立花孝志が同じ動画を繰り返している件

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NHKから1100万円を請求する民事裁判を起こされて以来、毎日のようにNHK本社に通い、毎日のように「NHKは弁護士法違反だ」という動画をアップしている立花孝志。立花孝志の理屈で言うと、代理のものが集金することが弁護士法に違反しているというわけですが、そうするとヤマト運輸や佐川急便の代金引換は、ドライバーにお金を払う仕組みになっているのですが、これらもすべて「弁護士法違反」ということになります。もう付き合っていられないのですが、N国信者たちに自分たちがNHKに訴えられるような悪者だと思われないように、悪者はあくまでNHKであって、自分たちはそれに対抗しているだけだというポーズをしているのです。要するに、NHKの民事裁判が思いっきり効いている証拠です。立花孝志は手錠まで購入し、NHKの集金人を私人逮捕すると言っていますが、こんなことをやっていれば、NHKに支払う金額がどんどん上がっていくだけでしょう。立花孝志はNHKにお金を振り込むATMみたいなものです。


■ 苫小牧支部(觸澤高秀)の使途等報告書

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まずは、北は北海道から順番にめくっていくことにします。NHKから国民を守る党の觸澤高秀が代表者を務めている苫小牧支部の使途等報告書によれば、苫小牧支部に送金された130万円は、まったく手付かずの状態で貯金されていることが明らかになりました。実際に使われていたとしても、会計上は使われていないことになっています。つまり、この130万円は丸々全額プールされているというわけです。実は、130万円を何かに使っている議員よりも、何も使わずにプールしている議員の方が圧倒的に多いというのが、今のNHKから国民を守る党の現実です。


■ 宇都宮支部(遠藤信一)の使途等報告書

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N国党の議員の中で、ほぼ唯一、しっかりとお金を使っているのが宇都宮市の遠藤信一です。これは性格でしょう。「新型コロナウイルスに効く」と言いながら亜塩素酸ナトリウムを飲むぐらいの致死レベルのアホですが、支部に送金された130万円の中から約100万円を使い、貯金額は30万円となっています。約100万円の内訳ですが、このうちの約60万円は事務所費となっています。このうち27万円は税理士法人東京フィナンシャル会計事務所に支払われており、税金関係の何かをお願いしているようです。遠藤信一がお金をもらって真っ先にやりたかったことは税理士を雇うということだったようです。

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遠藤信一の場合、使途が判明しているのは税理士報酬の27万円だけで、それ以外の71万円に関しては何に使ったのかが全然わからないという、だいぶヤバい報告書になっています。こんなにお金の使い道が不透明になってしまうと、今度は税務署から目をつけられることになってしまうのではないでしょうか。使途等報告書の意味がまったくないぐらいに、すべてを「その他の支出」に入れているため、領収書があるのは税理士報酬だけだということになるのではないでしょうか。他の政党の報告書を見れば分かりますが、交通費や宿泊費、コピー代や資料作成費に至るまで、非常に細かく計上しています。こんなにスッカスカな奴を見たことがありません。こいつのお金の流れは徹底的に監視した方がいいでしょう。


■ 春日部市部(酒谷和秀)の使途党報告書

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N国党随一のカルト野郎・酒谷和秀は、政党からもらった130万円にまったく手をつけずにプールしています。カルトなので、特に買いたいものがあるわけでもなさそうです。選挙のたびに、いろいろな所に駆け付けているので、こういったお金をセコセコと計上しているかと思ったのですが、そういうこともしていないようです。この裏にどんなカラクリがあるのかは全然わかりませんが、いずれにしても監視していく必要はあると思います。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

もう「NHKから国民を守る党」はオワコン化し、放っておいても滅亡する運命にあるわけで、一生懸命頑張る必要もないのですが、日本学術会議に抗議をするのも、NHKから国民を守る党を批判するのも、この国の未来を守るためには必要なことです。こんなウンコ野郎どもを相手に戦うのは、あまりに面倒臭いので誰もやりたくないのです。しかし、誰もやらなくなってしまったら、あちこちウンコだらけで人が歩けなくなってしまうので、これは立花孝志が牢屋にぶち込まれるまで、しっかり貫徹しなければならない性質のものだと理解しています。N国党というカルトが社会に迷惑をかけなくなる日まで、一人になってもコツコツと戦ってまいります。

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