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【選挙ウォッチャー】 平戸市長選2021・市長がクソほどのネトウヨだった件。

こんなにネトウヨをこじらせた人を市長にしていて、この街の市民の皆さんは恥ずかしくないのでしょうか。いまや「選挙ウォッチャー」であると同時に「ネトウヨウォッチャー」になりつつある僕ですが、これほどネトウヨをこじらせた市長が見つかるとは、これはもう完全に「日本の闇」です。かねてから言っていますが、ネトウヨとは「ろくすっぽ調べもしないせいで情弱になり、どんどん情報が偏った結果、思想が偏り、いよいよ抜け出せないところまで行き着いた悲惨なアホ」という意味なのですが、この市長、だいぶネトウヨをこじらせている可能性があります。日頃からツイートしているものが「アノニマスポスト」「DAPPI」なので、フェイクニュースを真実だと思い込んでいるオジサンが市長をやっているということになります。こんな人が市長で本当に大丈夫なのでしょうか。

長崎県平戸市は、長崎県の最も北西に位置する自治体。佐世保にも近く、海に面した風光明媚な所なのですが、人口は約3万人です。隣接する佐世保市の人口が約24万人なので、8分の1ほどの小さな街です。しかし、小さな街だから市長がネトウヨで良いというわけではありません。正しい情報を掴めないオジサンを市長にしている時点で、それは市のリスクということになります。さっそく、平戸市長の黒田成彦さんがどれだけネトウヨをこじらせたオジサンなのかを皆さんにご覧いただくことにしましょう。

■ ネトウヨがバレちゃったキッカケは「日本国紀」

黒田成彦さんがネトウヨだということが僕に気付かれちゃったのは、Twitterに「日本国紀」の絶賛するコメントを投稿したことでした。これまで「日本国紀」がどれだけ間違いだらけで、しかも、Wikipediaをコピペしまくっているのかは、既にいろんな人が検証しており、僕がたまに記事を書かせていただいている「ハーバービジネスオンライン」でも複数の検証記事がアップされているので、お時間のある時にでもチェックしていただければと思いますが、「平成最後のクソ本」とも言われている「日本国紀」を恥ずかしげもなく絶賛できる人がいることに驚き、それが市長であることに二度驚く展開を見せてくれました。

『日本国紀』読了。公務の合間の移動時間、車内や飛行機の中で貪るように読んだ。500ページを超える厚い本だが持ち運ぶ重さもバッグのスペースも苦にならないほど魅了された。多くの国民はこの本を出来るだけ早く出会った方がいい。むしろ教科書にしてほしいくらいだ。日本と日本史が好きになる。

感性というのは人それぞれなので、Wikipediaのコピペであっても魅了される人はいるのでしょう。これが一般人であれば、特に気になることもないのですが、政治家として、市長として「教科書にしてほしい」と言ってしまう。これは非常に問題です。というのも、多くの方が指摘しているように、この本は「間違いだらけ」であり、重版されるごとに内容が変わる「ブログ型の本」になっているからです。個人のブログであれば、ひっそり修正することも可能でしょうけど、「歴史は誰が書いても変わらない」と言いつつ、これまでの常識を大きく覆すオリジナリティー溢れる歴史観に加え、いろんなページでWikipediaのコピペが炸裂。こんな本を教科書にしてしまうと、子どもたちの歴史認識が歪んで大変なことになります。そんなことも気付かず、よりによって市長が「教科書にしてほしい」なんてツイートしているのですから、これは大問題なのです。

ようやく田舎の平戸市にも待望の『日本国紀』が書店に並ぶようになりました。でも本屋さんによれば、任期の著作であるためなかなか在庫が入らず、取り急ぎ書店ディスプレイ用の一冊が届いたとのこと。それを私が購入したのですぐ売り切れになりました。増版お願いします!

発売前から30万部が売れていたと自称している伝説の本ですが、この本が置かれていない書店はそこそこあるようです。それはプロの書店員さんたちが「こんなWikipediaの焼き直しみたいな本を置くのは本屋のプライドに関わる」と密かに抵抗しているからで、話題作にもかかわらず、正面に堂々と置かれる所も少ないと聞きます。今となっては普通に読む人よりも「間違い探しを楽しむ歴史好きのゲーム本」として売れてしまっているのかもしれませんが、せっかく街の本屋に入荷された、たった1冊の本を市長がお買い上げし、今、平戸市の書店に『日本国紀』がないのだとすると、これはこれでグッジョブかもしれません。

本屋での立ち読みが許されるのは、裏表紙や解説(文庫本の場合)、筆者経歴および出版年月日、それに目次とせめて最初の数ページ(導入部分だけ)でしょう。それ以上を読み込んだりするのは、もはや万引きと見なすべきではないか?

まったく心配要りません。この『日本国紀』「間違い探しゲーム本」以外の用途で楽しむ人たちは、不思議なことに「読む用」「保存用」「宣伝用」の3冊を買いたくなる本だというので、むしろ読まない本まで買っているのが現状です。そして、「間違い探しゲーム本」として買う人たちは、どれくらい間違い探しができそうなのか、その難易度を知るために中身をそこそこ確認しなければならないので、それなりに立ち読みする機会を与えた方が売れると思います。だいたい立ち読みだけで「万引きと見なせ」とは物騒です。立ち読みができなくなったら、街の本屋でお気に入りの書籍に出会う機会もなくなり、みんながAmazon先生で買うようになるので、街の本屋はますます潰れるでしょう。こんなメチャクチャな理屈を平気で述べられる人だと、政治認識もだいぶズレるのではないでしょうか。

報ステで観たトランプ大統領の記者会見。日本人記者の質問に対して「シンゾーによろしく」と言わせてる時点で安倍総理のプレゼンスはすごいなぁと感じた。これに異論を唱える人は、じゃあほかにどんなアプローチをすればアメリカ大統領に対する日本の外交オプションが突破できるか示してほしいと思う。

アメリカの売れ残り戦闘機を1兆円も払って買ってくれるバカが総理大臣をやっているんです。そりゃトランプ大統領も「シンゾーによろしく」と言うに決まっているでしょう。「シンゾーにもっと買うように言っておいてくれる?」ってなものです。コンビニで売っている500円の傘を500万円で買ってくれる社長がいたら、そりゃ誰だって「あの社長、お元気ですか?」ってなるでしょう。イージス・アショアやオスプレイを買ってなお、F35戦闘機を1兆円買うんです。めちゃくちゃすげぇ奴です。脳味噌イワせている意味で。トランプ大統領は何を言っているかって、「今度、長靴も売ることにしたんで、シンゾーによろしく」です。この状況を絶賛している奴は、完全にネトウヨです。

国民情緒法という法律は存在しないが、それほど世論に左右される司法の韓国。何を基盤にして信用を築くのか危うい社会だ。そんな状況を恥とも思わない政治家、メディア、教育界は何をもって誇りを国民に伝えているのか。とにかく彼の国と付き合うのは疲れる。

韓国の徴用工問題を言っているのですが、平戸市長が何かをしているわけでもないのに、どうして疲れるのでしょうか。そもそも付き合ってもいないでしょうに。日本は原発の再稼働をめぐる判決を見ても分かるように、最高裁の人事が安倍政権に握られていることもあり、司法が独立した判決を出しにくい状況になっています。一方で、韓国は三権分立がしっかり機能しているので、韓国政府も日本政府と同じように「解決済」という認識を示していましたが、韓国の裁判所は「解決していない」と判断したのです。むしろ三権分立がしっかり機能していて羨ましいってな話です。そもそも「日本国紀」を恥じらいもなく絶賛している奴が、「恥と思わないのか」と追及するのは何の冗談なのでしょうか。なかなかゴイスーです。

面白い事象です。相手を不利にしようとデータを積み上げれば積み上げるほど有利にしてしまった事例。笑笑 モリカケもやればやるほど安倍さんの関与が薄くなり、突っ込んでいた野党の支持率が下がる。

オスプレイの飛行時間に対する事故率の高さは異常です。それはデータでも示しているし、森友学園問題がなかなか進展しないのは情報が隠されているからです。隠されている情報を1枚ずつ剥がすのには猛烈な時間と手間がかかるのです。確かに野党の支持率は下がっているのですが、どうしてこんなことになっているのかと言ったら、黒田成彦さんのようなネトウヨが大々的に間違った情報を宣伝するので、一時的に騙される人が続出し、正しい情報に触れる次の機会まで安倍政権を支持してしまう「イタチごっこ」を繰り返しているからです。そういう意味で言うと、黒田敦彦さんのようなフェイクニュースを堂々と宣伝する「こじれたネトウヨおじさん」が一番の原因だと言えると思います。

ジェネリック医薬品に対する認識がこんな状況であることは問題だ。

これは政治家がバカすぎて、市民や国民に生命の危機が及ぶ典型的な例だと言えます。生活保護受給者にジェネリック薬を義務化するのは差別だという抗議に対し、アノニマスポストがネトウヨの声を拾い上げ、「膨れ上がる社会保障費をどうするんだ」とか「普通の納税している自分もジェネリック薬を使っているのに」とか、言いたい放題言っているのですが、よりによって平戸市長がそのアノニマスポストに賛同しているのです。ジェネリック薬がある時にジェネリック薬を使うのはいいとして、ジェネリック薬がない場合には投与しないという話になると、これは生命に関わる人権の問題です。既にジェネリック薬がないから投与できないという現象が起こっていると聞きますし、病気が原因で働けないのだとすれば、とっとと治して社会復帰を果たしてもらった方が生産性が高いはずです。戦闘機に1兆円使うお金があるくせに、どの口で「膨れあがる社会保障」と言うのでしょうか。こういうダブルスタンダードを平気で口にできる政治家が一番信用できません。

玉城氏リード、佐喜眞氏が激しく追う 沖縄知事選・情勢調査 この電話調査はどのくらいの精度、信用度があるのだろうか。これまでの報道姿勢からすると眉唾モノだが、沖縄県内の世論誘導には一定の効果があるかもしれないので有権者の動向が気になる。

最終的には「陰謀論」です。何を隠そう、黒田成彦さんは「市長室の朝日新聞は解約する」ということを実現した人物です。これだけ「DAPPI」「アノニマスポスト」などの偏ったネトウヨ情報をリツイートしていたら、朝日新聞が嫌いになるのかもしれませんが、朝日新聞が嫌いな理由も、沖縄タイムスや琉球新報が偏っていると感じる理由も、すべては「ネトウヨだから」です。そりゃ朝日新聞と産経新聞では報道の仕方が全然違いますが、両方読むからこそバランスが保てるのに、両方読まないからどんどんバランスが崩れ、ネトウヨ化が深刻さを増して、とうとうWikipediaのコピペ本を何の恥じらいもなく大絶賛できる人間になってしまうのです。長崎県平戸市は、こんな人が市長をやっていて本当に大丈夫なのでしょうか。

■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

黒田成彦さんは麗澤大学の出身だそうで、麗澤大学は千葉県柏市にある私立大学です。つまり、USBやハッカーを知らずに世界を驚愕させたサイバーセキュリティ担当大臣の桜田義孝先生を生み出した街は、空前のネトウヨこじらせ市長を育ててもいたということになります。千葉県柏市、どんな魔境なのでしょうか。ネトウヨウォッチャーたちの間では、かなり前からたびたび話題になっていたようなのですが、今回の『日本国紀』の大絶賛ツイートにより、今度は僕に見つかってしまいました。僕に見つかってしまったということは、これからどんな小さな発言もチェックされ、ネタとしてお届けされる運命を背負ってしまったことになります。こんなに恥ずかしいオジサンが堂々と市長をしている世の中は、けっして健全と言うことはできないし、ジェネリック薬のツイートを見ても分かるように、大人になって勉強しないタイプのオジサンたちの手にかかると、ガチで市民の生命が危ぶまれる可能性が出てきます。日本は今、TPPやRCEPなどに参加し、次々に知的財産権が狙われて、ジェネリック薬が作りにくい世の中になろうとしているのに、治せる薬が存在すると分かっていながら、ジェネリック薬以外は与えられないというルールを作り、貧しい人を殺す政策を進めています。こんなことになってしまうのはすべて「政治家がアホだから」なのですが、アホを政治家にしているのは有権者なので、有権者を目覚めさせるためにも「ネトウヨの可視化」は必要なことだと思っています。長崎県平戸市がとんでもないことになっていることは、多くの方に伝えた方がいいと思いました。[了]

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