【選挙ウォッチャー】 南風原町長選2022・分析レポート。
9月6日告示、9月11日投票で、沖縄県の南風原町議選が行われ、定数16に対し、17人しか立候補しなかったため、落選するのがたったの1人という「ぬるい選挙」になりました。
ここも那覇市に近いとあって、何度か車を走らせたのですが、残念ながら候補者に当たることがありませんでしたので、選挙ポスターの紹介だけになってしまいます。
今日の無料部分では、早くも立ち上がっている新型コロナウイルスの「第8波」について検証するとともに、もし沖縄を取材するとなった場合のリスクについても検証してまいりたいと思います。有料部分では、タクシーの運転手さんに聞いた話をまとめておきます。
■ 沖縄の梅毒の患者が過去最多に
実は今、全国的に「梅毒」が流行しており、11月4日の時点で、沖縄では97人が感染しており、年間の感染者が100人を超えるのはほぼ間違いないのではないかという感じになっています。
全国的には感染者が1万人を超えており、那覇市でも20代から30代の妊婦3人が感染したとの報告があります。「なぜ梅毒が流行るのか」という率直な疑問に、専門家たちは「SNSなどを通じた不特定多数との性行為が原因だ」としています。
これは東京都のグラフですが、2021年から2022年にかけて梅毒が急増しています。新型コロナウイルスが発生したばかりの2020年は、人との交流が途絶えがちになったので減りましたが、この2年は急増し、特に2022年は酷いことになっています。
グラフを見ると分かりますが、20代の女性が圧倒的に多く罹患しています。男性が20代から50代くらいまで、満遍なく感染しているのに、女性は20代の若い女性が圧倒的に多く、10代や30代が多く感染していることからしても、「SNSなどを通じた不特定多数との性行為が原因だ」という説を裏付けているような気がします。
ネトウヨになってしまうような人たちは「パパ活なんかしているから性病になるんだ」ということで終わり、「若い女性たちの自業自得」ということで解決してしまうのですが、社会的に考えれば、「なぜ若い女性たちがパパ活をするのか」からの「若い女性たちの貧困が原因ではないか」ということに辿り着きます。
コロナ禍でますます非正規雇用が広がり、そこに物価高が追い打ちをかけている。そこに来て、自民党政権が考えていることが「増税」だというのですから、脳味噌沸いている以外のナニモノでもありません。が、それでも多くの国民は、そんな自民党に投票するし、それが嫌だという28万人が何を血迷ったのか、「ガーツー」と書いてしまう始末なのです。
さて、沖縄の話に戻りますが、沖縄県ではHIVと梅毒の早期発見を目的に、11月15日から12月15日までの1ヶ月間、自己負担500円かつ匿名で検査をすることができます。受診には事前予約が必要ですが、県内4カ所で実施されるというので、少しでも気になる方は検査をしてみることをオススメします。
ここから先は
¥ 120
いつもサポートをいただき、ありがとうございます。サポートいただいたお金は、衆院選の取材の赤字分の補填に使わせていただきます。