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【選挙ウォッチャー】 沖縄県議選2020・島尻&南城市選挙区レポート。

島尻・南城市選挙区は、南城市、与那原町、南風原町、八重瀬町で、定数は4です。ここに6人が立候補していますので、この中の2人が落選するという選挙です。現職全員が立候補しているため、自民党と無所属の新人が食い込めるかどうかという戦いになっています。構図としては、県政与党(オール沖縄)が3人、県政野党(自民・公明)が3人なので、うまいこと2人ずつが当選するのか。それとも、どちら3議席を獲得するようなことになるのか。地味に興味深い戦いであると言えます。

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大城 憲幸 51 へ現 無所属
座波 一  60 へ現 自民党
玉城 武光 71 オ現 日本共産党
石原 朝子 60 へ新 自民党
大城 一馬 72 オ現 沖縄社会大衆党
大城 民夫 55 オ新 無所属

これまで那覇市、豊見城市、宜野湾市、沖縄市と見てまいりましたが、おそらく今回の沖縄県議選を象徴するのは、南城市、与那原町、南風原町、八重瀬町といった沖縄4区にあたる場所ではないかと思います。2017年の衆院選で、沖縄1区から沖縄4区まであるうち、オール沖縄が負けている選挙区は唯一、沖縄4区だけです。そして、この選挙区では県政与党が1議席しか取れず、県政野党が3議席を取りました。この選挙区こそ戦略を見直さなければなりません。


■ 島尻・南城市選挙区は県政野党が大きくリード

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全選挙区でこれほど県政野党が勝っているエリアはありません。宜野湾市のようにテクニカルに勝ったところもあるのですが、ここだけは実力で県政野党が勝っていると言えます。その圧勝の原因を作り出したのは、自民党女性局の全面バックアップを受けて戦った新人の石原朝子さんだと思います。県政与党が勝つためには、宜野湾市のように候補者を絞って2議席の死守を目標とするか、圧倒的に強いタマを用意するしかありません。この数字で見る限り、2議席を死守することを目指すのが現実的だと思います。


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