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【選挙ウォッチャー】 佐野市長選2021・分析レポート。

4月4日告示、4月11日投開票で、「佐野ラーメン」でお馴染みの栃木県佐野市で市長選が行われました。立候補したのは82歳で5期目を目指す現職を含む4人。本当は単品で販売したいぐらい面白い選挙で、写真もそこそこ撮れているので、200円のレポートになっているのですが、このレポートはなまはげパックに組み込まれているので、1本あたり100円で読むことができます。ぜひお得にお楽しみください。

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岡部 正英 82 現 5期目を目指す
金子 裕  58 新 元県議
高際 弘幸 64 新 行政書士
井川 克彦 64 新 元市議

何と言っても注目は、82歳と高齢で5期目を目指す多選ぶりの岡部正英さんが当選できるのかどうかです。佐野市は台風19号による被害を受け、復興の道を歩んでいる最中に新型コロナウイルスに見舞われ、大変なことになっています。大将の首を取るには今が最大のチャンスとばかりに、県議の金子裕さんをはじめ、3人の新人が乱立。構図を見ただけでも面白そうなのが伝わると思います。


■ 7月末までに高齢者のワクチン接種完了へ

このニュースは、ぜひ皆さんに覚えておいていただきたいと思います。政府が全国の市区町村に調査したところ、全体の86%にあたり1490の自治体が、政府が目指している7月末までにワクチン接種を終えられると回答していたことが明らかになりました。7月までに間に合わないと回答した自治体は251で、終了時期の見込みについて、185の自治体が8月中、66の自治体は9月以降と回答しているといいます。どの自治体の市長たちもワクチン戦略だけは一生懸命だったので、全国の86%もの自治体が7月末までにワクチン接種を終えられる体制を整えていると回答しているのは非常に心強いです。あとは「ワクチンを輸入できるのか」ということと、「ワクチンを各自治体に届けられるのか」ということがクリアになれば良いわけなのですが、こうなると市区町村の仕事はほとんど終わっていて、あとは政府がきちんと仕事をしてくれれば解決する可能性があります。次期総理大臣と目されている河野太郎ワクチン担当大臣が、7月末に終わるようにワクチンを供給できればハッピーエンドです。果たして、日本政府が本領を発揮するでしょうか。


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