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【選挙ウォッチャー】 NHKから国民を守る党・動向チェック(#398)。

 3月8日午前10時から参議院本会議で、海外逃亡中の詐欺師でNHK党のガーシーこと東谷義和の「懲罰」が行われる予定となっていましたが、あろうことか、参議院には出席すると通達していたのに、前日にドタキャンをかましていたことが明らかになりました。
 フジテレビのインタビューには「チケットは仮押さえしてある」などとホザいて、ギリのギリまで悩んでいる素振りを見せていましたが、整形外科医の麻生泰氏には早々に「日本には帰らない」とメッセージを送っており、本当は最初から帰るつもりがなかったのではないかと疑われています。
 何はともあれ、東谷義和に課せられていた「議場での陳謝」が実行されなかったことで、さらなる懲罰に進むことは確実で、今度という今度は除名になるのではないかとみられています。

大人の社会ではまったく通用しない「陳謝動画」を出す東谷義和(引用元リンク

 東谷義和は51歳、立花孝志は55歳。
 いい歳こいたオッサンたちが、今日の今日まで、まともに社会人として生活してこなかったばっかりに、「議場での陳謝」という懲罰に対し、勝手な都合で「陳謝動画」なるものを撮影し、参議院に提出しようとしました。もちろん、参議院は「こんなもの受け取れるか、ボケ!」ということで受け取りを拒否。中卒で社会人3年目のティーンエイジャーの方が、よっぽど社会の常識というものを身につけていると思います。
 どこの世界に、正式な謝罪をオンラインでするアホがいるのでしょう。例えば、自分がバス会社の社長で、そのバスが事故を起こし、通行人を殺してしまったとして、「えー、この動画をご覧の遺族の皆様、このたびは事故を起こしてしまい、申し訳ございませんでしたーっ!」なんて言われて、遺族が「誠意ある対応だ、許してあげよう!」と思うでしょうか。「ナメとんのか!」となるに決まっていると思うのです。
 東谷義和は今、この国の「政治」を冒涜しまくって、今、陳謝をしなければならなくなっているのに、いきなり「謝罪動画」なるものを出そうとしてきて、何を言い出すのかと思えば、冒頭から失礼極まりないバカ丸出しの動画をかましていました。

「えー、皆さん。このたびは、『私事(わたくしごと)』のために集まっていただき、誠に申し訳なく思っております。この動画を皆さんが見ておられるということは、僕は日本に帰国できてないということになります。えー、このようなリモートでの動画謝罪が許されるべきではないとは分かっておりますが、とりあえず、私の中で何か形にして皆さんにお届けすることがまず先決だと思い、この陳謝動画を撮らせていただきました」

 東谷義和と同じ周波数のバカは、これでOKだと思っているかもしれませんが、大人の社会では、こんなことは認められません。社会人として、今日の今日までまともに働いたことがない、バカでポンコツで無能なところが全面に出ていますので、一つ一つ指摘していくことにしましょう。
 まず、自分のやらかしのためにご迷惑をかけている議員の皆様に、よりによって「皆さん」呼ばわりは、頭がイカれています。最初の一言目で「皆さん」なので、この時点で「解散」です。大人の社会では、「皆さん」と言った瞬間に、ここで停止をして、もう帰ってよろしいです。会社であれば、この冒頭の単語で「クビ」です。正解は「皆様」です。
 さらに、リモートでの謝罪動画が許されるべきではないと分かっていると言いながら、「とりあえず」と言っています。これも大人の社会では「とりあえずって何やねん!」ということになります。国会という神聖な仕事の場に「とりあえず」という単語はありません。さらには「私の中で何か形にして皆さんにお届けすることがまず先決だと思い」と述べていますが、「テメエの中の話なんぞ知らん!」です。しょせんは「詐欺師」なので、こんなものなのかもしれませんが、51歳にもなって、ここまで社会性に欠けた言動しかできないのであれば、「偉そうな態度を取るな!」という話に尽きると思います。はよ辞職しろ、そんで、はよ逮捕されろ!

「それでは、お預かりした陳謝文を読み上げさせていただきます」

 なお、「陳謝文」というのは「読まされているもの」ではなく、用意こそされているものの、大人の社会では、それはあくまでテメエの言葉として語られるものであるため、「お預かりした」と言っている時点で台無しで、それはイコール、自分の陳謝文ではないという意味になってしまうため、この陳謝文が効力を発揮しなくなってしまいます。

誰に対して謝っているのかわからないが、頭を下げている東谷義和(引用元リンク

「あと幾ばくかの猶予をいただけたら、これ幸いと思っております。必ず日本には帰国いたします。もう一度陳謝をしろと言うのであれば、国会会議場で、もちろん陳謝の方をさせていただきます。今できる精一杯のこととしてこの動画を撮らせていただきました。この動画を撮る前に僕は立花党首と秘書の文久さんにお伝えし、僕がいただいた歳費、およそ1800万円ぐらいになるのですが、こちらはN党にお渡しします。よって、僕は歳費を1円たりともいただこうとは思っておりません。それが当たり前だと思います。その歳費の使い道に関しては、立花党首にお任せしております。今後入って来る歳費に関してですが、そちらはN党、もしくは僕の顧問弁護士である高橋先生の方にお預けしてしようと思っております。これから入って来る歳費に関して、私は帰国して国会で議員たる仕事をするまでは1円も受け取る気はございません。なので、歳費の返納というわけではないのですが、まず今までいただいた歳費をN党に納め、そのお金でN党からトルコへの支援なり、NHKと裁判する時の費用なりに充てていただけたらなと思っております。今後の費用も、僕は日本に帰国することが確定し、日本で働くことが確定するまでは1円も自分のお金にするつもりはございません。その旨をこの場をお借りしてお伝えさせていただきます」

 そもそも謝罪とは、申し訳ないという気持ちを自ら表明するもので、いくら「陳謝」という懲罰とはいえ、「陳謝しろと言うなら陳謝しますよ」という性質のものではありません。なので、「もう一度陳謝しろと言うなら」と言っていること自体がおかしいし、おそらく「もう一回陳謝しろ」と言われることはありません。大人の社会では、既に今回のドタキャンで、その信用は100%失われてしまったので、「もう一度チャンスがもらえるかもしれない」なんていう甘ったれた考えをしていること自体が間違いです。
 なんなら、このアホアホ陳謝動画をもって、「クビでよかろう」という話にしかならないと思いますし、ウダウダと「1円ももらわない」という話をしていますが、今回、東谷義和が陳謝しなければならない内容は「国会に出席していないのに歳費をもらっていること」ではなく、「国会に召集されているのに、正当な理由もなく欠席し続けていること」なので、お金の話は完全に「時間の無駄」です。
 しかも、そのお金の話をするならば、当選したのに国会に行かない東谷義和というアホを生み出した責任はNHK党にあるため、東谷義和が受け取らなくてもNHK党が受け取っている時点で、何ら変わりがないという話になってしまい、「税金泥棒」であることに変わりがありません。ましてや、NHK党に使ってほしいから議員報酬が支払われているわけではなく、これが本当の「公金チューチュー」です。

令和3年度・政治資金収支報告書(32ページ)[引用元リンク

 ましてや、これは最新のNHK党の政治資金収支報告書ですが、こんなに堂々とキャバクラやゴルフのお金が計上されている政党です。こんな政党にお金を横流ししたところで、ちゃんと使われるはずがなく、尊師・立花孝志がキャバクラやゴルフに行って楽しんで終わりです。
 また、自分の秘書に「文久さん」などと敬称をつけていますが、通常、自分の会社を「弊社」と呼んだりするように、テメエの所で勝手につけている秘書に敬称をつけて他人に出す奴はおらんのです。「今のご時世、そんな堅苦しいことを言うなよ!」という大人の社会の一般常識の欠片も身についていないN国信者のバカもいるかもしれませんが、大人たちが当たり前のようにやっているお作法さえできない人間が、今、勝手に日本を代表してトルコの被災地に行って、被災地の前でポーズをキメて写真を撮ってくるようなことをかましているのです。これで海外に行って「国会議員でござい!」をかましているのですから、「日本の恥」でしかありません。国益を損なうので議員バッヂは今すぐ外してもらわないと困る勢いです。

「えー、今日お集まりになっていただいた参議院の皆様、お忙しい中、大変申し訳ございません。できればこの若輩者に、もう一度だけチャンスを、猶予をいただけたらなと思います。何卒よろしくお願いします」

 最後の締めくくりが、この「陳謝動画」のシメに相応しいレベルで、バカでマヌケです。東谷義和は「できればこの若輩者に、もう一度だけチャンスを、猶予をいただければなと思います」と述べていますが、まさに今、この陳謝というワンクッションがテメエに与えられたチャンスでした。いきなり除名にしてもいいのではないかという声もある中、「しっかりと手続きを踏んで除名にしましょう」という中で、参議院に「陳謝を受け入れます」と通達をしておきながら、前日にドタキャンをかまし、謎の「陳謝動画」なるものを提出し、「チャンスをください」なんて言っているのです。こんなバカな話が通用するはずがありません。どれだけ大人の社会をナメているのでしょうか。
 だいたい「3月上旬に帰ります」と約束しておいて、それを反故にしてしまうような海外逃亡中の詐欺師の言葉を、どうやったらストレートに信じられると思っているのでしょうか。ええ加減にせぇよ!


■ 東谷義和に待ち受ける過酷な運命

 東谷義和の話を聞く限り、東谷義和が恐れているのは「警察」「反社的な組織」の2つです。このうち、「反社的な組織」に関しては、これだけ注目されてしまった東谷義和を、メディアや国会が大注目している中で命を狙うというのは、まったくメリットがありません。帰国して注目されたタイミングで、さらに「ひと稼ぎ」してもらい、お金を納めてもらった方が圧倒的に得だからです。この部分は「金」で解決できるはずです。
 しかし、警察に関しては、東谷義和にはどうすることもできません。もし警察の捜査がしっかり進んでいて、東谷義和に後ろ暗い何かがあるのだとすれば、帰国した瞬間に動き出すということにはなろうかと思います。これもまた東谷義和が「国会議員」である間は、警察もクラウチングスタートのポーズをとりながらジッとしていると思いますが、晴れて国会議員でなくなった瞬間に「よーい、ドン!」をする可能性があります。
 実は、東谷義和の正解は「帰国する」の一択でしたが、東谷義和のまわりにいる人間たちがチキン過ぎて、判断を誤ったのかもしれません。なにしろ国会を欠席するより、警視庁との「3月上旬に帰国して任意の事情聴取に応じます」という約束を破る方が、よっぽどヤバいと思うので。
 この後、東谷義和が除名されることは確実で、「国会議員」という身分を失い、一般ピープルになってしまった東谷義和には、暴露をして生き残ることもできず、いよいよ本格的に警視庁の皆さんとの「リアル鬼ごっこ」が始まるのみとなっております。そして、僕たちはそれを「ニヤニヤしながら見守るだけ」になりましたので、自らチャンスを手放したマヌケな男の末路を見物することにいたしましょう。


■ 選挙ウォッチャーの分析&考察

 今月はまったく選挙がないこともありまして、売上が全然見込めない月なのに、このような無料記事を書いてしまいました。もし、この記事が少しでも良いと思っていただけましたが、今度の統一地方選を目いっぱいに楽しんでいただける「統一地方選2023・事前予測レポート」を辛口レポートながらリリースしておりますので、ぜひ読んでみてください。

 4月22日まで、現地で見た情報をもとに最新情報を更新してまいりますので、長くお楽しみいただけるレポートとなっております。また、僕のレポートは「1000文字10円・写真1枚10円」の明朗会計となっておりますので、文字や写真が追加されると値段が上がります。が、先に買っておくと、追加料金は発生しませんので、早めに買っておいた方がお得です。どうぞよろしくお願いいたします。

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