【選挙ウォッチャー】 ２０１８年１０月の総括と１１月の計画。

１０月末から１１月初旬にかけ、「ＮＨＫから国民を守る党」から訴えられた時に備えて準備をした関係で、あまり儲からない「Ｎ国マガジン」の記事を連続してお届けした影響で、「総括と計画」をお届けするタイミングを失っていたのですが、うるま市議選など一部の選挙レポートをボツにした関係で、これまで取材してきた選挙はすべてお届けし終わりました。なので、本日はお届けできる選挙レポートがありませんので、１０月の総括と１１月の計画について、皆様にご報告したいと思います。

■ １１月は初めて目標未達となる見込み

今日まで順調に成長してきた「選挙ウォッチャー」のプロジェクトですが、キャバクラ記事が炎上して以降、選挙レポートの売上は全体的に落ち込むようになり、１１月の選挙レポートはキャバクラ記事以前と比べると売れていません。これは、キャバクラ記事の炎上に関わらず、そもそも読者の皆様が僕のレポートに満足していない可能性もあるので、さらなる改善も必要だと思いますが、あまり話題性のない選挙が続いていることも影響していると思います。１１月１８日には福岡市長選や松戸市議選といった選挙もあるので、少しは売上の改善が見込めると思いますが、それでも目標には届かない計算です。目標を達成するためには新規顧客の獲得が一つのカギを握ることになりますが、今月は前半から「ＮＨＫから国民を守る党」の有料マガジンの記事を書いてしまったため、新規獲得のチャンスを失いました。１１月は後半にもＮ国マガジンを発行する計画を立てているので、ますます新規顧客を獲得できない見込みです。しかし、この件に関しては「儲かる」とか「儲からない」とかの次元で考えてはならないと思いますので、徹底的に掘り下げてまいります。１１月中は１日たりとも休むことなく、新しいレポートを続々と公開いたします。なお、過去最高益を更新し続けることを目標としているため、１２月も目標金額を達成できない場合には３１日まで休みなしです。

■ ＮＨＫから国民を守る党の裁判について

現在、ＮＨＫから国民を守る党の立花孝志代表より「スラップ裁判を仕掛ける」と宣言され、まだ裁判を起こされていない段階から「被告」と呼ばれる印象操作を受けています。もし裁判を起こされた場合には応じることになりますが、しっかり弁護士を立て、裁判の上で正当性を主張したいと考えております。裁判にかかる費用は最低でも約２００万円を見積もっており、こちらの正当性が認められれば返ってくるものの、まずは立て替える必要があります。「選挙ウォッチャー」はベンチャー企業であり、現状、２００万円という費用を立て替えるだけの資金力がないため、何らかの支援を必要とする可能性があります。僕個人の思いとしては、ご支援をお願いする金額を最小限に留めたいと考えており、今から可能な限りの蓄えをしていこうと考えております。そのためにはレポートが売れなければならないのですが、僕にできることはクオリティーを高めることだけです。そして、まったく休まないこと。記事の正当性については、僕がどれだけ記事や口頭で説明しても話が通じないと思いますので、しっかりと証拠を持って裁判で証明したいと考えております。とにかく立花孝志代表は「会って話がしたい」と主張していますが、僕はこれに応じるつもりはまったくありません。理由は裁判で明らかにするのが最も適切かつ信頼されると考えているからです。手間と時間を取られることには非常に憤りを感じますが、まるで裁判を起こされた悪者であるかのような印象操作で人を追い詰めるやり方を「政治家」がやっていることについては徹底的に追及する必要がありますし、その責任を取っていただくべきだと考えております。こちらは正当な主張をしておりますので、裁判で堂々と主張して、これまでに受けている数々の威力業務妨害についても明らかにしていこうと考えております。なお、裁判の結果については僕が勝とうが負けようが必ず可視化します。裁判で認定された事実に基づいて話をしていきたいと考えておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

■ キートスを開始し、順調に目標を達成している

肝心の選挙レポートの売上は伸び悩んでおりますが、ツイキャスで展開されている投げ銭型支援システム「キートス」では、順調にサポートしてくださる方が増えております。現時点では遠方の取材はすべて赤字になってしまうため、キートスでのご支援に頼らざるを得ないのですが、レポートは買わないけどツイキャスを楽しんでいるという方々を中心にご支援いただいており、これまで川西市議選、福岡市長選、愛媛県知事選と３つの募集に対し、即日満額を達成するほどのご支援をいただいております。今週は和歌山県知事選と犬山市長選を見込んでいますが、この２つはどうにか黒字にする計画を立てているため、キートスの募集をしない計画を立てています。１２月には佐賀県知事選と宮崎県知事選が控えており、こちらはいずれも赤字になる可能性が非常に高いため、キートスを募集させていただく計画ですが、今年は遠征の計画が以上となりますので、皆様には１２月中旬のご支援をお願いしたいと考えております。

■ 新規顧客の開拓のために必要なこと

有料の記事を販売しなければ売上は伸びないわけですが、無料の記事を公開しなければ新規顧客が開拓できません。なので、現時点では２日に１回のペースで有料記事をお届けし、２日に１回は無料記事をお届けするというバランスになっています。１１月前半はＮ国マガジンが入ったためにバランスが崩れ、「ＮＨＫから国民を守る党」の勢力が拡大傾向にあることから、１１月後半にもＮ国マガジンを発行する計画のため、今月は新規顧客を伸ばすことができないのですが、新規の読者を増やすためには話題性のある無料記事の提供が不可欠のため、話題になったタイミングで水道民営化などの問題にも切り込んでいこうと考えております。

■ １１月後半のスケジュール

「ＮＨＫから国民を守る党」の立花孝志代表に扶桑社が訴えられている裁判で、立花孝志代表が動画を公開し、扶桑社の信用をなくすような発言を繰り返しています。こうした問題に加え、僕個人に対して裁判を仕掛けてくる計画を立てているので、今からしっかり裁判の準備をしておく必要があります。これこそまさに「時間の無駄」なのですが、巻き込まれてしまったものは仕方がありません。徹底的に戦うだけです。

１７日（土）：１０月の総括と１１月の計画
１８日（日）：Ｎ国マガジン（＃１５）
１９日（月）：福岡市長選
２０日（火）：Ｎ国マガジン（＃１６）
２１日（水）：熊本市長選
２２日（木）：Ｎ国マガジン（＃１７）
２３日（金）：松戸市議選
２４日（土）：大阪万博の検証
２５日（日）：愛媛県知事選
２６日（月）：Ｎ国マガジン（＃１８）
２７日（火）：松山市長選
２８日（水）：Ｎ国マガジン（＃１９）
２９日（木）：茅ヶ崎市長選
３０日（金）：桜田義孝劇場

僕は今、「ＮＨＫから国民を守る党」から完全にターゲットにされています。なので、僕が松戸市議選を取材するとトラブルに発展する可能性があり、他の候補者に迷惑がかかる可能性があります。僕個人の願いとしては、なるべく穏便に松戸市議選を過ごしたいと考えておりますので、松戸市議選の取材については自粛させていただく状態が続いております。その代わりに、茅ヶ崎市長選、茅ヶ崎市議補選、二宮町長選、二宮町議選を取材することができましたので、お届けできるレポートが増えました。

■ 「裁判してこい」と言われても裁判をしない理由

葛飾区議で「ＮＨＫから国民を守る党」の立花孝志代表や朝霞市議の大橋昌信議員から「文句があるなら訴えてこい」と言われても訴えない理由は、裁判を起こすほど暇ではないこと、裁判を起こしたところで金銭的メリットが何もないこと、こちらは「選挙ウォッチャー」として仕事がたくさんあり、ＮＨＫから国民を守る党がどれだけ社会的常識に欠如した人たちによって構成されているのかを可視化する作業は、さまざま可視化しなければならない問題の中の一つであり、ＮＨＫから国民を守る党ばかりを構っていられないことがあります。しかし、裁判を起こされてしまった場合には応じないわけにはいきません。先日、松戸市議選を取材していたところ、大橋昌信市議から突然カラまれ、立花孝志代表からも突然カラまれました。こちらは通行していただけなのに、突然話しかけられ、勝手に動画を撮影され、それを許可なくネットに上げられました。すべて「ＮＨＫから国民を守る党」が一方的に仕掛けてきたことであり、今回の裁判も、名誉毀損でお困りであればすぐに抗議して裁判するべきところを、「我々に謝らないから」という意味のわからない理屈で裁判を起こそうというのです。しかも、これをご本人は「スラップ裁判だ」と宣言しております。こうした嫌がらせを頻繁に受けているせいで、満足な取材ができない事態に陥っております。精神的に耐えかねるものはあり、むしろこちらが裁判を起こしたい気持ちでいっぱいですが、今のところ、金銭的な理由で断念せざるを得ません。僕にも生活がありますので、いくら勝てる可能性が高いとはいえ、借金というリスクを背負ってまで裁判を起こすのは難しいです。なので、やむを得ず裁判を起こされた場合には借金をしてでも裁判に臨まないといけないと思いますが、そうでない限りはなるべく関わりたいと考えておりません。ただし、社会的公益性を鑑みて、ＮＨＫから国民を守る党の極めて非常識な言動の数々は可視化してお届けするのが職業上の責任だと考えておりますので、その手を緩めるつもりはございません。

■ これから取材予定の選挙リスト

現時点で取材する予定の選挙を並べてみました。（キ）というマークがついているのは、取材費の一部をキートスで皆様にご支援いただこうと考えている遠方取材になります。最も好ましいのはキートスでのご支援をいただかずに地方取材をすることですが、現状、収益が大きく落ち込んでいることを考えると、なかなか厳しいものがあると思います。

１１月２５日：和歌山県知事選
１１月２５日：犬山市長選
１２月　９日：茨城県議選
１２月１６日：佐賀県知事選（キ）
１２月１６日：三島市長選
１２月１６日：逗子市長選
１２月１６日：八千代市議選
１２月２３日：成田市長選
１２月２３日：西東京市議選
１２月２３日：宮崎県知事選（キ）
　１月１３日：恩納村長選（キ）
　１月２０日：かすみがうら市議選
　１月２０日：我孫子市長選
　１月２７日：山梨県知事選
　１月２７日：北九州市長選（キ）
　２月１７日：厚木市長選
　２月１７日：吉川市長選
　３月１７日：台東区長選
　３月１７日：台東区議選

ここからしばらくは厳しい運営が続くと考えています。というのも、それほど大きな注目や関心を集める選挙が存在していないからです。１２月１６日の三島市長選、１月２７日の北九州市長選が少し面白いくらいで、全国的な話題になるような選挙ではありません。こうなってしまうと収益を確保するための何らかの動きをしなければならなくなるので、さらに貧乏暇なしで動かなければなりません。なるべく起きている時間はガッツリとポメラにかじりついているぐらいの勢いが必要です。

■ 選挙ウォッチャーの分析＆考察

現在、この「選挙ウォッチャー」のプロジェクトは初となる前月比マイナス経常となる見込みなので、本格的な立て直しが必要となっています。これを打破する方法は「さらなる量産」だと考えています。「疲れた時に筆を止める」ということがないように、どんな状況でも筆を前に進めるだけの精神力により、圧倒的なコンテンツ量をもって、皆様を楽しませることができればと考えております。過去最高益を更新していれば、基本的に休む時間を作ることができますので、それまでは１分１秒を惜しんで原稿を書く必要があるのだと考えています。何事も気合いが入っていれば前に進めることができるので、今月は少し気合いが足りなかったのだと思います。今を乗り切れば、きっと明るい未来が開けてくると思います。さまざまな環境に対して言い訳をするのではなく、自分の生産力を高める努力をしたいと思います。［了］