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【選挙ウォッチャー】 半田市長選2021・分析レポート。

5月30日告示、6月6日投開票で、愛知県の半田市長選が行われました。半田市は、知多半島にある自治体で、お酢でお馴染みの「ミツカン」のある所として知られています。いわゆる「保守分裂選挙」となり、ゴリゴリに自民党の国会議員や県議会議員に推されているグループと、地元の自民党市議団に推されているグループで分裂し、どちらが勝つのかが注目されていたのですが、これがまた下馬評を覆すような結果になったものですから、大変面白い選挙だったと思います。なんと、全候補の写真を撮ることに成功しているため、なかなか充実した選挙レポートになりそうです。

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堀崎 純一 66 新 愛知県議(自民・公明推薦)
久世 孝宏 47 新 半田市議(自民の一部が応援)
山本 博信 72 新 半田市議(無所属)

おそらく真剣に投票先を選ぼうとする有権者にとっては、それぞれに一長一短あって、非常に悩ましい選挙になったのではないかと思います。病院を守ることを考えればゴミ袋が高くなり、ゴミ袋が高くなることを考えれば病院が民営化されるし、だからと言って、リベラルの候補がちゃんとしている感じでもない。それでも最もマシな選択をしなければならないのだから、すごく悩まされたのではないかと思います。僕が有権者だったら、もっともっと悩んでいるに違いありません。


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