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【選挙ウォッチャー】 茨城県議選2022・東海村選挙区レポート。

 12月2日告示、12月11日投票で、茨城県議選が行われました。
 今年の茨城県議選は、全32選挙区のうち、6選挙区で無投票当選となりましたので、26選挙区で選挙が成立しました。
 取材時間に限りがあるため、ポスターの紹介だけになってしまう選挙区もありますが、選挙が行われた26選挙区すべての結果や分析をまとめ、「茨城県議選2022マガジン」も発行することになりました。今日から来年4月まで、じっくり時間をかけてレポートをリリースしてまいりますので、気長にお待ちいただければと思います。
 さて、記念すべき1本目のレポートは、「東海村選挙区」です。
 実は、ガッチリと組織票で固まっているため、選挙の結果そのものは面白くありません。しかし、ここは皆さんもご存知の「原子力ムラ」で、福島第一原発事故後の人々の心理が反映されているため、非常に見逃せない選挙区となっております。「電力が足りない」というプロパガンダが積極的に流される中で、日本国民の理性や知性が試されております。

下地 健次郎 50 現 自民党公認・公明党推薦
川崎 篤子  69 新 日本共産党公認

 今年の東海村選挙区は、自民現職で「原発推進派」の下地健次郎さんに対し、共産党で「原発反対派」の川崎篤子さんが戦いを挑むという構図になっています。
 しかし、「原子力ムラ」と表現しても良いくらいに、この村では非常に多くの人が原子力関連の企業でメシを食っており、原子力ムラの人たちもまた住民とのコミュニケーションを積極的に取り、原発への理解を深めているため、この村では原発に反対する人が少数派となっています。なので、ここでは原発に反対して勝つことは期待できません。
 大量のアホとポンコツが政治をしている日本なので、福島第一原発事故が起こってなお、「原子力は非常に危険である」という認識を体で覚えることができず、不倫がバレて、奥さんにこっぴどく叱られ、離婚届を突き付けられた翌日に、さっそく別の不倫相手とラブホテルに泊まるぐらいには学習能力ゼロのクソ人間になっています。もし東海第二原発が事故を起こした時には、今度の今度こそ日本の首都が放射能に汚染され、ガチで滅びることになります。国家の存亡が、本当はこの小さな村にかかっているのです。


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