【選挙ウォッチャー】 NHK党・ガーシー参議院議員によるYouTuber女性に対する暴露と名誉毀損の事件について。
本来であれば、「ガーシー」こと東谷義和が出席しなければならないはずの臨時国会が行われた8月3日、23歳の女性YouTuberが「ガーシー砲」などと呼ばれる東谷義和による暴露を受け、加えてN国信者たちによる容赦ない誹謗中傷を受けたことで、突発性難聴を患ってしまい、YouTubeやモデルとしての活動を休止に追い込まれるという事件が起こりました。
このクソみたいな事件については、「『NHKから国民を守る党』とは何だったのか?」という本を書いている僕だからこそ、ぜひとも言っておかなければならないということで、急遽、筆を執っています。
まず、この事件は、さまざまな角度から見て、最低最悪です。少なくとも国民を守るべき国会議員がやるべきことではないし、それ以前に「人間としてどうなのか?」という話なので、先日の参院選で「ガーシー」とか「ガーツー」などと書いてしまった全国の情弱のオッサンたちには、マントルより深く反省してもらいたいと思っておるところです。
■ 民間の女性を傷つけることが議員の仕事か
そもそも「ガーシー」こと東谷義和は、「国会議員になって、巨大な権力の闇を全部めくったる!」ということで、全国にいるダチョウ並みの脳味噌しか持っていないN国信者たちの脳味噌を揺らし、「アハッ!」と言わせて議員になったはずです。もちろん、全国にいるダチョウ並みの脳味噌しか持っていないN国信者たちは、「ガーシーが日本の闇を暴いてくれる!」と期待をして、1票を入れました。
ところがどっこい、「ガーシー」こと東谷義和が最初に放った「ガーシー砲」とやらは、政治とはまったく関係なく、「きりたんぽ」という名前で活動していた23歳の女性YouTuberが、どこぞの男とキスをしたという話でした。動画を見る限り、「キスをした」というより「キスをされた」と言った方が近そうですが、とにかく「キスをした」と言われ、その瞬間の動画を勝手に流出されてしまったのです。
そもそも、若い男女がキスをしたところで、何か法に触れるわけでもありませんし、道徳的に悪いことをしているわけでもありません。仮に、「きりたんぽ」さんに彼氏がいたり、旦那がいたりしたとしても、「カラオケのノリでキスをしたぐらいでは、いちいち気にしないよ」という彼氏かもしれないし、「うら若き女性が唇を奪われるとは、言語道断!」なんてキレているオッサンがいたら、そいつはマジで超キモいです。
ただ、こうした動画を東谷義和がアップし、犬笛を吹いたことで、きりたんぽさんには「この尻軽女!」みたいな誹謗中傷が殺到。中には殺害予告まであったといいます。キスをした男性のファンの女性による妬みもあるかもしれませんが、それでも、ずいぶん昔の動画を勝手に出されて、あらぬ誤解が生まれ、説明や謝罪に追われてしまうなんて可哀想すぎます。
だいたい、東谷義和は「俺にあまりかまわうな」と言っていますが、何度やってもBANされるオワコンの女衒オジサンのことなんぞ、最初から誰もかまっていません。
そもそも立場をよく考えてほしいのです。もし東谷義和が、ただの暴露系YouTuberとして生きている、そこらへんにいるヤバいだけのアホのオッサンだったら、わざわざ僕がしゃしゃり出てくることもありません。きりたんぽさんには同情するけれど、僕だって平場のアホを追いかけているほど暇ではないので、この問題は、三度のメシより「きりたんぽ」さんが大好きだというパッキパキの目をした本気のお兄様たちにお任せします。しかし、東谷義和は今、全国のアホと情弱をこじらせた総勢28万人の鬱屈したオッサンたちの夢と希望を乗せて議席を得てしまった参議院議員です。
どこぞの警察官が警察手帳を見せながら女性の部屋に侵入し、「このパンティーは怪しいので押収します」と言いながら持ち帰ることがあれば、平場の下着泥棒よりもヤバさが増してくるわけですが、まさに今、参議院議員という立場の人間が、何の罪を犯したわけでもない一般人の暴露をして、犬笛を吹いてアホのN国信者たちに誹謗中傷させ、多くのストレスや負担をかけた結果、突発性難聴を患い、生業であるYouTuberとしての活動を休止せざるを得ないところまで追い込んでいるのです。これは、「へずまりゅう」とはケタ違いのヤバさがあります。
そもそも東谷義和の仕事は、「国会に行って、さまざまな審議に参加をすること」です。詐欺をして逃亡中のドバイから、普通に頑張っている23歳の女の子を精神的に追い込むことではありません。そんな当たり前のことを根本から間違えてしまう「極限の無能」に、一体、何を期待できると言うのでしょうか。
■ 東谷義和が国会に出席しないことについて
勝手に話をすり替えられていますが、そもそも尊師・立花孝志は「国会議員には不逮捕特権がある」として、東谷義和を帰国させられると豪語していました。それに対して、僕たちは「不逮捕特権なんて国会会期中しか使えないんだから、帰国したところで逮捕は不可避。バカなんじゃねぇの?」と批判をしてきました。
しかし、東谷義和に熱狂していたのは、40代・50代のうだつの上がらないオジサンたちで、その歳まで生きてきて、今まで一度も選挙に行ったことがなかったという、およそ社会人としてまともに生きてきたとは思えないようなオジサンたちが「不逮捕特権? やっぱり立花さんは天才や!」と言い出し、こぞって投票してしまったのです。
ところが、いざ蓋を開けてみると、やっぱり不逮捕特権を使って帰国するのは難しかったらしく、「最初から帰国をしないと言っていた」と言い出して、「帰国しないことを了承して投票されたのだから問題がない」と、思いっきり話をすり替えました。「不逮捕特権を使って帰国させると言うてたやんけ!」なんですが、ド泡沫のNHK党の発言なんて、マスコミでさえ、いちいちチェックしていなかったので、「最初から帰国させないって言っていたのかな?」となってしまい、記者会見で追及することもなく、すごすごと帰ってきて、尊師・立花孝志の主張をそのまま記事にしていたのでした。
NHK党は、まるで自分たちが新しいことを言っているかのように、「このご時世にリモートワークができない国会は時代遅れ」と言い出しておりますが、これはコンビニの面接を受けて合格し、「それでは3日から出勤してください」と言われた奴が、いざ3日になったら、「きょうび、ネットショップで何でも買えるわけだし、わざわざコンビニで働かなくても良くないですか?」と言い出して出勤をサボるようなもので、いくらリモートワークが推進される世の中だからって、医者は病院に行くし、警察官は警察署に行くし、国会議員は国会に行くのが当たり前です。どこぞの会合にリモートワークで出席したとしても、臨時国会はたった3日しかないわけですし、百歩譲って「コロナに感染したので行けません」だったら認められるかもしれませんが、いたって健康で、今日もYouTubeで暴れてBANされている奴は、国会議員としての職責をまっとうしなければなりません。それが「社会人」としての当たり前ですし、そうやって世の中は成り立っています。
もっと言えば、リモートワークをするにしても、「今回はリモートでいいですか?」「いいですよ」の会話の後に初めてリモートワークです。何の連絡もなく、いきなり「今はリモートの時代っしょ!」と言い出し、会議に出席しないなんていう頭の悪いことが許されるはずもありません。それは今の国会が時代に遅れているのではなく、オマエが大人として社会を生きられないレベルの「社会不適合者」だというだけです。
■ 無断欠席扱いに対する東谷義和の声明
現在、東谷義和は参議院の議員運営委員会の理事会で「無断欠席をしている」として扱われているのですが、それに対し、東谷義和が以下のような声明を発表していましたので、記録として残しておきます。
そもそも、東谷義和が臨時国会を欠席している理由は、ファンの女性たちに「BTSに会わせてあげる」と嘘の話を持ち掛け、巨額の現金を騙し取った詐欺の疑いで逮捕されるかもしれないので、「逮捕されるのは嫌なので国会には行きません」というものです。
しかし、大人の世界では、こんなもの「知らんがな!」の一言で片付けられてしまう案件なので、シンプルに「そんなのは理由にならないので、ちゃんと国会に出席してください」と言われてしまいました。東谷義和は非常に頭が悪く被害者意識が強いので、これを「攻撃されている」と認識しているのですが、こんなものは「攻撃」でも何でもなく、単なる「手続き」です。
ぶっちゃけ、どれくらい痛いことになっているかと言うと、コンビニのレジで「お弁当温めますか?」と聞かれて、「うわ、この子、お弁当温めるかどうかを聞くだけなのに、めっちゃ俺のこと見てくるやん。めっちゃグイグイ来るタイプやん。お弁当温めるフリして、俺の心をめっちゃ温めようとしてくるやん。もしここで俺が意地悪をして、ちょっと答えなかったらどうするん? うわ、俺が答えるの、めっちゃ待ってるやん。それはもう胸に『ゼクシィ』抱きしめながら、『ねぇ、どうする?』って、俺の口からプロポーズの言葉を言わせようとする女の子の『それ』やん。おい、そこでヤンジャン立ち読みしているチー牛顔の陰キャ、よう見とけよ。あ、俺が彼女と結婚したあかつきには、クラッカー鳴らす用意しとってくださいw 古い時代を踏み台に、新しい時代に足跡つける。オレの好きなミュージシャンの言葉。そのお弁当温める40秒が、俺と彼女のこれからの40年に、KA・WA・RU!」です。
きょうび50歳にもなって、ステージ4の中二病をこじらせ、「日本にいても何もせん、人の粗さがしてる老害ども!」とホザきながらアラブで荒ぶっている東谷義和ですが、「今日まで人の粗さがしでメシを食ってきた暴露系YouTuberとかいうテメエが、どの口でホザいてんだよ!」なのです。
■ 選挙ウォッチャーの分析&考察
そんなわけで、このたび「巨大な権力の闇を全部めくったるからな!」と宣言していた国会議員から、違法でもなければ、巨大な権力でもないのにキス動画を流出されてしまった「きりたんぽ」さんが気の毒でしょうがありませんが、そもそも東谷義和をはじめ、NHK党の議席は「公選法違反によって獲得されている」という疑惑があります。
このことを追及した証拠資料を、一部マスコミの皆様向けにも販売しております。尊師・立花孝志は自分から何でもゲロるタイプなので、決定的な証言を記録しております。明日にもスクープをお届けいたしますので、お楽しみに! きりたんぽさんの仇は、必ず取ります!
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