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【選挙ウォッチャー】 新座市長選2020・分析レポート。

6月28日告示、7月5日投開票で、新座市長選が行われました。東京都知事選や都議補選と同じスケジュールで行われていたこともあり、新型コロナウイルス感染防止のために車移動だったこともあって、ポスターの写真ぐらいしか撮ってくることができなかったのですが、新座市と隣の志木市は、ともにNHKから国民を守る党の議員が生まれている深刻なエリアで、今後もこのような自治体を生まないために、今回は市長選を軽くチェックしながらも、NHKから国民を守る党の動向チェック、新型コロナウイルスに対する意識の違いについて真剣に考えたいと思います。

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並木 傑  61 現 自民・公明推薦
朝賀 英義 70 新 共産推薦

今回の新座市長選は、非常に盛り上がりに欠けた選挙だったと言えます。というのも、既に4年前に決着がついているにもかかわらず、まったく同じ顔ぶれで戦うことになったからです。ギリギリの票差だったらともかく、かなり差がついた結果だったのに、何の上積みがあるわけでもなく、今年も同じメンバーで選挙をやっても、結果が変わるはずがない。ということで、多くの人が投票にさえ行かなくなってしまいました。面白いことは何もありません。


■ N国議員は新座市と志木市を最後にしたい

今年に入って、NHKから国民を守る党の議員が誕生してしまった自治体は2つしかありません。それが新座市と志木市です。このうち、志木市は無投票当選が決まってしまったため、そもそも落選させることができなかったのですが、新座市は選挙があったにもかかわらず、普通に当選してしまうという恥ずかしい自治体になってしまいました。以前と比べると、NHKから国民を守る党の勢力は著しく減退しており、今も熱心に支持しているのは強烈に脳味噌がアハっているN国信者だけ。かつてはN国信者だった人も立花孝志がアホであることに気づき、先日の京丹後市議選では供託金さえ没収される始末。こうしている今も、立花孝志の秘書を始めたという新藤加菜さんが印西市長選に立候補しているのですが、落選はほぼ確実で、あとは供託金が没収されるかどうかの戦いになっています。これから3ヶ月以内に行われる選挙で、NHKから国民を守る党の関係者が立候補してくることがほぼ確実であると言われる自治体は、以下の通りです。

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ほぼすべての選挙が落選確実のため、今回から供託金が没収されるかどうかも予想することにしました。市長選の供託金没収ラインは、有効投票数の10分の1なので、かなりの確率で供託金が没収されることになります。印西市はかなりギリギリの戦いになりそうですが、箕面市はほぼ確実に没収されることになるでしょう。市議選は有効投票数を定数で割り、そこからの10分の1なので、よほどのことがない限りは供託金没収にはなりません。今のところ、ほぼすべての市議選で供託金の没収は免れるのではないかと予想されています。現状としては、大阪府和泉市の多田ひとみさんがデータの上では落選なのですが、かなり地道に活動をしており、当選の可能性が出てきております。現時点では「50/50」という表示になっていますが、現地を視察の上、予想が「当選」に格上げになる可能性があります。いくら駅前で頑張っていたとしても、多田ひとみさんはカルトの一員です。どれだけ良い人でもオウム真理教に入信しているのと同じなので、無所属で立候補するというのなら応援しても良いのかもしれませんが、NHKから国民を守る党から立候補するのであれば、カルトを議会に入れることになります。和泉市の皆さんにはくれぐれも騙されないようにお気をつけいただきたいと願うばかりです。座間市から立候補する予定の林大祐さんは、現在は離党しており、もしかしたら別の人になる可能性があります。ただ、この座間市議選にはNHKから国民を守る党以外に、オリーブの木、国民主権党、しょぼい政党などが候補者を擁立する計画で、かなりカルトなニオイがプンプンしています。東京都知事選に次ぐ「魑魅魍魎祭」になりそうなので、2日以上にわたって取材を計画しています。そして、多田ひとみさんのツイートによって発覚したのですが、10月18日に行われる岡崎市議選にもNHKから国民を守る党の候補者が出てきます。こちらも今のところは落選濃厚なのですが、まだ時間がありますので、しばらく様子を見守りたいところです。


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