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【選挙ウォッチャー】 三原市長選2020・分析レポート。

8月2日告示、8月9日投開票のスケジュールで、全国的に注目度の高い三原市長選が行われることになりました。そもそも三原市長選は来年4月頃に行われる予定でしたが、現職の天満祥典市長が2019年の参院選で河井案里さんを当選させるために現金150万円を受け取っていたことが発覚。これまで一貫して「身に覚えがない」などと否定してきたのに、全部嘘だったことがわかり、とうとう辞職を迫られることになりました。あとで「預かりのつもりだった」とか「時期が来れば返却したい」などとホザいていましたが、溝手顕正さんを応援していると見せかけて、その裏では金をもらっていたのですから、ただの裏切り野郎だったこともバレてしまい、政治家生命は完全に終わってしまったと言えます。

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角広 寛  61 新 農業(元消防署員)
岡田 吉弘 35 新 自民党推薦(溝手顕正推薦)
荒井 静彦 68 新 元市議(無所属市民派)
藤岡 輝久 50 新 イベント会社社長

藤岡輝久さんは、金曜日の段階で市内の中心部にしかポスターを貼れておらず、かなり厳しい展開。元消防署員の角広寛さんも応援される組織を持っている雰囲気ではないため、事実上、元市議の荒井静彦さんと自民党の岡田吉弘さんの一騎打ちであると考えていいと思います。岡田吉弘さんは、溝手顕正さんに応援されており、自民党の中でも河井案里&克行側の人間ではありません。なので、自民党推薦ではありますが、あまりダメージはないのではないかと思われ、かなり白熱した戦いになると見られます。


■ 角広寛候補の主張

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角広寛さんは、三原市消防職員として勤続38年、定年退職を迎え、現在は農業を営んでおられます。オオムラサキを守る会会長、びんご薪割り倶楽部会長など、地域の町おこしにも従事。オオムラサキとは紫色の美しい蝶々のことです。西日本豪雨災害や新型コロナウイルスで大変な時なので、不要不急の大型工事は凍結するべきだと語り、特に、産業廃棄物問題にも取り組んで、水源保全条例を作ることで、これ以上の環境破壊が起こらないようにしたいと考えていました。かなりまともな人で、おっしゃっていることはド正論だと思いますが、どんなに真っ当な考えの持ち主でも、組織を持たない人はなかなか勝てません。


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