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【選挙ウォッチャー】 宜野座村議選2022・分析レポート。

 9月6日告示、9月11日投票で、沖縄県の宜野座村議選が行われ、定数12に対して14人が立候補しました。ポスターを見た瞬間に、「この人は当選できるのか?」と思うような人もいますが、ここは辺野古基地に向かう時に通る道だということもあり、非常に馴染み深い自治体です。
 今回は、沖縄県で映像ジャーナリストとして活躍している仁尾淳史(あつし君)にコーディネートしてもらい、沖縄県知事選、沖縄県議補選、宜野湾市議選などの取材を円滑に進めることができました。

 今年は、台風11号と台風12号の間の5日間で取材しなければならなかったため、宜野座村をじっくり取材することができず、ポスターの紹介だけになってしまうので、このレポートでは、今の僕を取り巻く環境について紹介してみようかなと思っています。あんまり語らないことですが、「選挙ウォッチャー」をもっと知りたい人にとっては、なかなか貴重なレポートになるかもしれません。


■ 沖縄の米軍海兵隊がグアムに移転か

 実は今、ネトウヨが大騒ぎをしているところですが、米軍は金武町の「キャンプ・ハンセン」や名護市の「キャンプ・シュワブ」からグアムに移転させる方針であることが明らかになりました。
 現在、沖縄に展開している海兵隊を、小規模で即応力のある「海兵沿岸連隊」に再編し、これらをインド太平洋地域で展開することとし、沖縄には駐留しない方針であることが明らかになりました。金武町の海兵隊は2026年までに、名護市の海兵隊は2030年までに撤退し、戦車大隊などを廃止して、オスプレイや最新鋭のステルス戦闘機なども削減していく方針であるとしています。
 こうしたアメリカの戦術や再編計画に口を挟む余地などないことを考えると、ネトウヨがどれだけ「これからも日本に駐留してくれ!」と言ったところで出て行くでしょうし、これから沖縄の基地も縮小されていくのではないかと考えられます。これはロシアとウクライナの戦争を見れば誰でも分かることですが、戦車や戦闘機よりもドローンの方が使えるため、現代の戦争では基地がそれほど重要ではなくなってきているということがあります。
 よく考えてみれば、ベトナム戦争や湾岸戦争の頃は、今のようなパソコンやスマホはありませんでしたし、通信状況も格段に変わっています。生活さえ大きく変化しているのだから、戦争の戦い方が大きく変化しないはずがありません。パソコンさえあれば、どこかのカフェで仕事をすることだってできるように、より臨機応変に戦わなければならない戦争で、旧来の考え方は通用しません。
 そうなってくると、「時代の流れ」によって基地が縮小されていくことになるのですが、「米軍を撤退させるな!」と大きな声で叫んでいる人たちがいます。それが「ネトウヨ」です。彼らは基本的に頭が悪いし、情報がアップデートされることもないので、「時代に合わせた戦争」を考えることができません。どういう人間が、日本を時代遅れにさせているのかということがわかるのではないでしょうか。このまま行くと、米軍が不必要になった武器の数々を買わされて、現代の戦争ではちっとも使えないお荷物ばっかりが増えて、いざ戦争になったら負けてしまうという「大日本帝国」の再来が起こるのではないかと心配になります。ネトウヨは害悪。アホに大きな声を出させてはいけません。


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