【選挙ウォッチャー】 今さら10連休を作って喜ぶ無能な政治家たち。
この日本という国は「2世議員」や「3世議員」で溢れています。内閣を見れば、総理大臣を筆頭に、ほとんどの大臣がどっかの議員の息子で、どいつもこいつもまともな仕事をした試しがありません。人生の中でいろいろな苦労を重ね、国民や市民のために身を尽くそうという政治家はほんの一握りで、ほとんどの議員がお父さんの地盤を引き継いだだけの無能な2世や3世たちなのです。どうしてこんなことが起こるのかと言えば、それは有名な国会議員の息子だというだけで投票してしまうアホの有権者が大多数を占めているからで、だいたい有名な国会議員の息子は何も苦労せずにぬくぬくと過ごしてしまったために、世間の荒波に揉まれることもなく、世の常識さえ知らないまま、やがて国会議員や大臣になって、めちゃくちゃ偉そうに振る舞うのです。そして、こんなことがずっと繰り返されてきたために、ポンコツの2世や3世で溢れる国会になってしまった日本は今、国会が無能の巣窟と化し、沈没まっしぐらの危機的状況なのです。
■ カレンダーが刷り終わった頃に祝日宣言をする無能
総理大臣は、王様ゲームの王様ではありません。もし国民のために何かをしたいと言うのなら、国民が本当に喜ぶ形でリリースするのが当然の振る舞いですが、僕たちの総理大臣は無能を極めているため、「今さらそんなこと言われても困る」という一切のオペレーションを無視した形で、来年の祝日を発表しました。今になって皇位継承に伴う一連の儀式の詳細を検討する「式典委員会」を設置し、安倍総理が突然、皇太子さまが新天皇に即位される5月1日と、「即位礼正殿の儀」が行われる10月22日を、その年限りの祝日にしようと言い出したのです。新年度が始まるという意味では4月1日にした方がスムーズなのに、どうして5月1日という中途半端な時に設定したのだろうと思っていましたが、ゴールデンウィークを10連休にしたら国民が喜ぶから支持率も上がるだろうという浅はか極まりないゲス心が原因だったのかと思うと、ぶん殴りたい気持ちでいっぱいです。だいたい、もっと早く言ってくれれば、ゴールデンウィークが10連休だと喜ぶ人もいたかもしれませんが、おそらく正式に決まるのは10月も下旬に差し掛かろうという頃です。印刷業者はとっくに来年のカレンダーを刷り終わり、ノベルティーとして配ろうという企業に納入が始まっています。今さらになって来年の祝日を増やすと言われても対応できないのです。全国カレンダー出版協同組合連合会は、今年4月の時点で祝日が決定していないものについては、平日と同じように「黒」で表記するとしており、今から対応しないことを宣言していますが、もっと早くから休日を明言していた方が経済効果が高かったことは間違いありません。つまり、日本経済にプラスの影響を作りだそうという気も感じられないというわけです。まるで社会経験があったとは思えない無能を極めたオペレーション。国内向けにも配慮できない人間が、高度を要求される外交なんて無理に決まっています。だから、どう考えても日本に不利だとしか言えない「日米FTA」を平気で結んで帰ってくるのです。
■ 消費税を10%にすることだけは早いという無能
安倍晋三総理は来年10月の消費増税を15日にも明言するとしています。かなり早めに10%にすることを明言することで、混乱を避けようというのです。消費税を10%にすることは、日本経済にとって大打撃になることは間違いありません。デフレがさらに悪化して、いよいよ日本人が中国に出稼ぎに出て行く時代に突入することでしょう。日本の経済にとってプラスになることは段取りが悪く、日本の経済にとってマイナスになることだけは段取りが良いというクソ加減。しかし、毎度毎度のキャバ嬢の話で申し訳ないですが、実は、松山のキャバ嬢に消費税の話も聞いているのですが、「消費税が10%になったらイヤでしょ?」と質問したら、「いきなり30%とか言われたら無理だけど、10%なら余裕。たぶん、20%ぐらいまでなら大丈夫!」と言っていました。本当は大丈夫とか大丈夫じゃないとかの問題ではないのですが、日本人は完全に脳味噌がやられていて、消費税を取られることが「前提」になっています。本当は消費税は常識ではないし、消費税が導入される以前の日本は経済が順調に推移していたのに、おそらく数値が改竄されているであろう状況にあっても伸び悩んでいるということは、めちゃくちゃ停滞しているのだと思います。いいところの大学を卒業して大手企業で働くサラリーマンですら「10%になるのは仕方がない」とか言っているのですから、北朝鮮の国民が金正恩大将様をマンセーしているのを笑える状況ではありません。日本国民は一人の将軍を神のように崇拝することはないけれど、アホみたいに税金を払い、その税金が無駄なものに使われていても、日本のあらゆる財産が外国に譲られていても「安倍政権マンセー」なのです。最後には「どうしたらいいですかね」と言ったまま何もしない。どうしたらいいかと思うなら、一人でも多くの何もわかっちゃいない人たちに日本の現状を伝えなさいって話です。すべてはコミュニケーションから始まり、政治の話を当たり前にしなければならないのです。
■ 10連休のデメリットを完全に無視している
でっかい方針さえ決めれば、あとは現場の人たちがどうにかしてくれる。そう甘えているから、こんなことになるのだと思います。ゴールデンウィークを10連休にするというのは、メリットとデメリットがあります。お金も時間もある大手企業や公務員としてお勤めの皆さんは、せっかくの長いゴールデンウィークだから普段行かないようなヨーロッパ旅行に出かけようなんて言うかもしれませんが、貧困層であればあるほど10連休は生活に関わってきます。もし10連休が実現した日には、休みがあろうとなかろうと月給でもらっている人はいいけれど、出勤日数で決まる契約をしている人たちは給料が安定しなくなります。休日こそ稼ぎ時だという仕事をしている人たちは10連勤になる可能性があり、保育園や託児所に子どもを預けられないかもしれないし、ATMの手数料はかかるし、病院に行きたくなっても10日間は病院に行けない、もしくは病院に行ったとしても休日診療のお金を取られるで、あんまり良いことがありません。メリットとデメリットを天秤にかけて、本当に考えたのでしょうか。10連休を喜べるのはブルジョワ以上の生活をしている人たちだけなので、そんなことよりも混乱を招かない方法を選んでほしいものです。でっかい方針を決めるにしても、せめてその先に懸念される数々の問題について、ある程度の解決策を示してからにしてほしいのですが、そんなことを考えられる人間であれば、「背後」を「せいご」とは読まないのだと思います。
■ いまだ新しい元号を発表しない無能
とっとと新しい元号を決めてもらわないと、いろいろなものが間に合わなくなってしまうため、各所で辻褄を合わせるために、本来は存在しない「平成31年5月以降」が存在しています。あとで修正するのかもしれませんが、そんな無駄な作業をさせるくらいなら最初から元号を発表して、少しでも混乱を避けていただきたいのですが、おそらく今秋の国会で水道民営化法案、消費税増税などを決め、国民が内閣に対して不信感を覚えた矢先、ズドンと元号を発表して、国民のマイナス感情を取り払う計算になっているのでしょう。安倍政権はずっとこの方法で国民を騙し続けていますが、騙される国民も国民です。こうして新元号が発表されない今もどれだけの損失が生まれているのかを考えていません。これだけ国民のことを思わない政権も珍しいと思うのですが、タイミングを見計らっているうちに、かなりギリギリになって、国民を混乱に落とし込むのではないかと心配でなりません。
■ 国民の時間を勝手に操作することを喜ぶ安倍政権
一時期は、IT業界の損失も考えずに「サマータイムを導入する」という暴論を振るい、国民を震撼させましたが、企業の損失があまりに大きすぎるため、経済界からも反対の声が出て、サマータイムの導入は断念されることになりました。しかし、安倍政権は「国民の時間を操作したい」という願望が強いようで、自分の命令で国民が動かされることに快感を覚えているようです。なので、勝手に連休を作ったり、勝手に祝日を作ったりして、「ほら、僕のおかげで祝日が増えたよ!」と言いたいのです。昔だったら、それで喜んだ国民は多かったかもしれませんが、時代は変わり、カレンダー通りの生活をしている正社員のサラリーマンは少数派となり、シフト制で働く非正規のアルバイトで溢れる今、祝日を作られたところでまったく嬉しくないという人が増えているのです。自分たちが国民の生活環境を変えてしまっていることに自覚すらない安倍政権は、昭和の価値観をそのまま踏襲し、「祝日が増えたら国民が喜ぶ=支持率が上がる」と思っているのです。こんな時代遅れな人たちを総理大臣にしているのですから、そりゃ日本が発展しないわけですが、実は、こういう政権を喜んで支持している国民が多いので、この国は自業自得で発展しないのです。
■ 祝日が増えても選挙には影響がない
他人の心配をしている暇があったら、まずは自分の心配をしたらどうなんだと言われそうなので、もし5月1日と10月22日が祝日になったら、「選挙ウォッチャー」として暮らしている僕にはどんな影響があるのかを考えてみました。まず、ゴールデンウィークが10連休になっても、僕にはまったく関係ありません。そもそも僕は土日祝日も休まず原稿を書いているので、ゴールデンウィークもひたすら原稿を書いているに違いなく、平日も休日もあったもんじゃないからです。せいぜいあるとしたら、土日祝日にATMを利用したら手数料がもったいないので、ちょっとお金を多く下ろしておくぐらいのものでしょう。一般的に外出する人の多いゴールデンウィークに選挙をすることはないので、基本的には原稿を書いているだけです。10月22日は火曜日で、やはり僕にはまったく関係ありません。10月27日に投開票のある選挙を追いかけていると思うのですが、その選挙が大きいのか小さいのかの方が重要です。なので、僕には嬉しくも悲しくもないということです。
■ 選挙ウォッチャーの分析&考察
どうしてネトウヨは、安倍政権に賛成し、基地に賛成し、原発に賛成し、消費税が上がることに文句を言わず、豊洲問題にも肯定的なのか。それは「政府が進めようとしていることに反対している人たちは特殊な人たちであり、政府が進めようとしていることが間違えているはずがない」と考えているからです。なので、政府を批判する人たちは「イチャモンをつけている」としか思わず、最初から「イチャモンだ」と思っているので、その意見のどこが正しくてどこが正しくないかを見極めるのではなく、最初から聞く耳を持たないのです。こうしている間に、僕たちの社会保障はどんどん削られ、本当はそんなに必要ではないはずの防衛費ばかりが青天井で増やされ、消費税は10%にされ、当初の話では「食品は8%に据え置く」と言っていたはずなのに、いつしか検討するのが面倒臭くなって、食品まで10%に値上がることになり、貧困であればあるほど国によって苦しめられるという世界が実現しているのです。僕はまだ貧困ではありませんが、いつ何があって貧困に陥るかは分かりません。そんな時に国が助けてくれるのではなく、追い打ちをかけるように「貧乏人は早く死ねばいい」という世界が作られているのです。こんな国で子どもを産もうなんて思わないので、少子高齢化はますます加速し、子どもがジジィやババァの負担をするだけで人生を終えることになる。何もない時代から高度経済成長を作り出し、日本を豊かにしてきた先人たちの財産を、まさに今、ボンクラの2世議員や3世議員が海外に売り込み、ますます貧乏国家に拍車をかけている。早くこの現実に気付いて、地元の街から政治を変えていかなければならないのです。あなたの街の議員はまったく仕事をしていません。[了]
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